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色音  作者: 鈴ほっぽ
11/27

第九話 八坂朱音の見る景色

そろそろ熱い展開になる・・・かも?


同時刻

学校



いつものように、息を吸う。

そして、ゆっくりと、吐く。

もう一度、息を吸う。

フルートを構えて、息を吹く。

私以外、誰もいない教室に、音が響き渡る。

そのまま、指を動かして、音程を変えていく。

うん。良い感じ。

目を閉じて、音に集中。

どの指を、どう動かせば、どんな音が出るかは、もう身体が覚えてる。

あとは、私が、しっかりと表現する。

この音で、今の感情を。

開け放たれた窓からは、心地のいい風が入ってきて、カーテンを揺らしている。

旧校舎の木の香りが、とても落ち着く。

一通り、曲を吹き終わると、フルートから口を離して、ふぅー、と一息。

椅子に座って、スマホを見る。

もう五時半。

そろそろ帰らないと。

荷物をまとめて、楽器をしまう。

音楽室に行って、楽器を返して、今日はもう帰ろう。

なんだか、不思議な気分。

一人で校舎を歩くのも、一人で楽器を吹くのも。

すごく久しぶりな気がした。

音楽室の扉を開け、中に入る。

そこには、まだ吹奏楽部員がいて、各々が練習していた。

その中から、部長を見つける。

長いポニーテールに、赤フレームの眼鏡。

部長はいつもそんな見た目。

あ、いたいた。

楽譜にかぶりついている部長に近付いて、チョンと肩をつつく。

「わっ。なぁんだ。八坂ちゃんか。びっくりした」

【部長いつもびっくりしていますね】

私と部長は仲が良くて、私の少ない大事な友達。

「八坂ちゃん気配ないんだもん。それで、今日はもういいの?」

【はい。今日はもう帰ろうと思って】

「おっけー。これ、準備室の鍵」

【ありがとうございます】

部長が音楽準備室の鍵を手渡す。

それを受け取って、準備室へ。

鍵を開けて中に入ると、色んな楽器が綺麗に並べられていて、お琴や三味線など、和楽器も揃っている。

その中から、「八坂ちゃんの楽器」と書かれた紙が貼り付けられているロッカーを開ける。

・・・わざわざ、私の為だけに楽器確保しなくてもいいのになぁ。

部長の好意だけど、さすがに少し申し訳ない。

自分で楽器を買うのが一番だけれど、金管楽器や木管楽器は、学生の身分で買うには少し高い。

家にはアコースティックギターがあるけど、私は苦手。

指が痛くなっちゃって、集中出来ないから。

フルートを入れたケースをロッカーの中に置いて、ロッカーを閉める。

明日はどうしようかな。

詩苑さんに、どんな曲を聞かせてあげようかな・・・

明日は金曜日。

毎週金曜日は、詩苑さんに曲を奏でる日。

ついこの間まで、赤の他人だったのに、気付いたらこんなに仲良くなっていた。

詩苑さんと一緒に帰ったり、詩苑さんのために、楽器を奏でたりするのが、私は楽しくて。

いつの間にか、私は詩苑さんに昔のことを話してて、詩苑さんも、私に昔のことを話してくれた。

今まで、そういうことは他の人に言ったことは無かったのになぁ。

気づけば、私は詩苑さんの事ばっかり考えていた。

「八坂ちゃーん?遅いけどなんかあったー?」

わわっ。

廊下から部長の声が聞こえて、我に返る。

また詩苑さんのこと考えてぼーっとしちゃってた。

どうしたのかなぁ私。

あんまり考え込むことはないって思ってたのに。

何について考えてるのかもわからないや。

・・・とりあえず、部長が心配しちゃうから、早く鍵を返して帰ろっと。

音楽準備室を出ると、すぐそこに部長がいた。

「どーしたの?何かあった?」

【いえ、何も。ただ、明日はどれにしようか悩んじゃって】

「あー、なるほど。八坂ちゃんらしいね」

そうかな?

部長が言うなら多分、そうなんだろうなぁ。

【鍵、返しますね。また明日です。部長】

「うん、また明日ー気を付けて帰ってねぇー」

部長に鍵を渡して、音楽室を出る。

家に帰ったら、何しようかな。

そんなことを考えながら、校舎を出て、なんとなく空を見上げる。

「・・・」

わぁ。と、声に出すつもりで、口を開ける。

でも、音は出ない。けれど、思わずそうやってしまうほど、今日の空は綺麗だった。

夕焼けと、青空の境界線。

雲がその境界線でぷかぷかと浮かんでいて、なんだか幻想的。

詩苑さんは、どんなふうに見えるんだろう。

色がわからないって感覚は、私にはちっとも分からないけど、少し気になる。

詩苑さんは、白と黒の配合色って言ってたけれど、どんな感じなんだろう。

不思議と、興味が湧いている。

あっ、そうだ。

明日はピアノを弾こうかなぁ。

確か、最近空をテーマにした楽曲を見つけて、楽譜を調べたんだった。

そう思いついて、明日は部長に許可を取って音楽室を借りようと思っていたところ、

「っ・・・?」

と、ポケットの携帯が震え、少し驚く。

メールだ。

伏見さんから?

【突然ごめんね!もし用事終わってたら、林堂先生のお友達のカフェに来ない?場所は駅まで来てくれたらわかると思うから!】

今日話してたとこかな?

んーどうしようかな。

時間が・・・

でも、家に帰っても暇だから、いっか。

【今から行きますね】

とだけメールで返して、私は駅に向かって歩くことにした。



「いらっしゃい八坂」

【あれ、林堂先生が経営してるんですか?】

伏見さんに言われた通り、駅に着くと、直ぐにわかった。

明らかにカフェです。という店があったから。

でも、扉には準備中の札があったから、入れないと思ったんだけど、林堂先生がお店の中から出てきて、びっくりした。

「いや、桜木・・・店主は取り込み中なんだ。まあ、とりあえず入ってくれ」

あーそういうこと。

納得の意思を込めて、頷いて、お邪魔する。

「・・・」

コーヒーのいい香り。

カウンターの横に飾ってある絵はなんだろう?

風景画みたいだけど、詩苑さんが描いたものとは全く違う。

木の色がピンクなんて、すごく不思議。

空は紫色だし、雲はオレンジ色。

一見すると気持ち悪い色合いに見えるけど、よくよく見たら、不思議と綺麗に見える。

「八坂も気になるか?この絵」

林堂先生が私の様子に気付いたのか、聞いてきた。

【不思議な絵だなと思いました。詩苑さんが描いてるものとは、全然ちがくて、驚きました】

「これは、ここの店主が描いた絵だ」

【すごい独特な絵を描く人なんですね】

・・・あれ?もしかして、林堂先生が詩苑さんをここに連れてきた理由って・・・

「まっ、とりあえず座ってくれ」

あ、はい。

林堂先生に言われるがまま、椅子に座る。

「来てくれてよかったよ八坂さん」

伏見さんがニッコリとした笑顔で言う。

【ちょうど用事が終わったところなので】

「なにか飲みたいものはあるか?桜木から何がどこにあるかは聞いてるから、言ってくれたら淹れてくるぞ」

【ありがとうございます】

さっとメニューに目を通す。

・・・個性的なメニュー表なのかな?

パンパンパンケーキって、インパクトしかない名前・・・あっ、三段になってるから三回パンって言うのね。なるほど・・・

わあ。このサンドイッチすごく美味しそう。

名前がサンドラブイッチなのは不思議だけど。

「八坂さん。メニュー名はあまり気にしなくていいと思うよ」

伏見さんが私の様子を見て言ってくれた。

多分すごい悩ましい顔をしてたんだと思う。

でも、すごいたくさんメニューがあって、なかなか決められない。

【色々あって悩んじゃいますね】

私がそう言うと、伏見さんはなにか思いついたような様子で、

「あっ、じゃあ詩苑と同じのにしたら?詩苑はオリジナルブレンドのコーヒー飲んでたよ」

と、勧めてきてくれた。

【悩んでるのもあれですし、それでお願いします。先生】

「おう。わかったよ」

先生にコーヒーを淹れてもらうのを頼むなんて、変な気分。

「詩苑が絶賛してたよ。ここのコーヒー」

【そうなんですか?】

「めちゃくちゃうまい!って珍しく子供みたいな笑顔してた」

そんなに美味しいのかな・・・?気になる。

「八坂さんって、コーヒー飲めるの?」

【飲めますよ。ブラックは少し苦手ですけど。砂糖とミルクを一つずつ入れれば全然飲めます】

「へえ、凄いや。僕は甘い物好きすぎてコーヒー飲めないんだよねぇ・・・」

【今飲んでるのはなんですか?】

「これ?これはカフェオレ。すごーく甘くて美味しいよ」

「おまたせ。コーヒーだったよな。これ、ミルクと砂糖な」

と、林堂先生がコーヒーを持ってきてくれた。

【ありがとうございます】

お礼を言って、砂糖に手を伸ばす。

すると、

「あ、それ最初はブラックで飲んでみて」

伏見さんが唐突にそんなことを言い出した。

【え、ブラックでですか?】

「きっとびっくりするよ」

ニコニコと男子にしては可愛い笑顔を浮かべる伏見さん。

んー・・・そう言われちゃうと、気になる。

【わかりました】

意を決して、一口。

・・・っ!

ぶわっとコーヒーの香りが広がって、私の疲れた体を癒してくれる。

程よい苦味と、不思議な甘みが、ブラックを飲んでいるとは思えない味だった。

美味しい。

「詩苑と同じ反応してるよ」

伏見さんがまたニコニコしながら言う。

あ、そういえば。

【シオンさんはどこに?】

ここに来てから、詩苑さんの姿が見えない。

明日の話をしようと思ってたんだけど・・・

「あー。詩苑は今取り込み中だ。奥でな」

・・・何かあったのかな?

「多分もうすぐ戻ってくるから、ゆっくりしてて」

【わかりました】

よくわからないまま、そうはいったけど、頭の中はハテナマークでいっぱいだった。

店主さんがいないのは、今詩苑さんと話しているからなのかな?

なら、何の話をしているのかな?

そういえば、あのカウンターの絵。

店主さんが描いたって言ってた・・・

絵の話をしているのかな・・・でも、詩苑さん大丈夫かな?

絵の話になると、詩苑さんとても悲しい顔するし・・・

「ねえ八坂さん」

「・・・ふひゅっ!?」

突然名前を呼ばれて、驚いて口から変な息が漏れでる。

「あ、驚かせちゃった?ごめん。もしかして、今詩苑の事考えてた?」

【あ、いえ、あの・・・なんでわかったんですか?】

「なんでって・・・んー・・・八坂さん、詩苑のことになると、いつも真剣な目をするからかな?」

・・・そうなんですか?

【そうなんですか?】

「なんとなくだけどね。もしかして、好きなの?」

えっ。

突然、そんなことを言われて、驚く。

私が詩苑さんのことを?

好き?

んーー・・・

お友達として、すごく好きだけど。

伏見さんの言う好きって意味が分からない。

友達としてなのか、異性としてなのか。

【 】

ペンを動かす手が、止まる。

「えーっと・・・ごめん。冗談のつもりだったんだけど・・・」

【え】

率直な感想が、メモ用紙に刻まれる。

「八坂さんすごく考え込んでたから、少しでも和ませようかなぁって・・・」

あー・・・伏見さんの気遣いを私は真に受けてたと・・・?

かぁっと顔が熱くなるのを感じる。

冗談とはいえ、詩苑さんのことが好きかと聞かれて、まともに考え込むなんて、なんか恥ずかしい。

詩苑さんには失礼だけど、そんなことで深く考えるなんて・・・冗談なのに!

「あはは・・・八坂さんって、意外とおちゃめなところもあるんだね」

最近気付いたけど伏見さんってフォローがナイフですよね・・・?

「甘酸っぱいなぁ学生は」

「なんですか先生。羨ましいんですか?」

おどおどする私を見かねたのか、先生がフォローに来てくれた。

「そんなんじゃないさ。こんな時期もあったんだなぁって、感慨に耽ってただけだ」

「何言ってるんですか?先生まだ二十代でしょう・・・?」

「はっは。もうすぐ三十路の人に言うとかいじめか?」

「歳とるって辛いですか?」

「・・・辛いよ?」

あ、辛いんだ。

林堂先生いつも気楽だからそんなに気にしないと思ってた。

「いいかお前ら。歳をとるとな?まず最近のものに疎くなるんだ」

「流行に乗れなくなるみたいな?」

「それもあるが、これで一番傷つくのは時代遅れとか言われることだ。そうだな・・・例えばなんだが、俺が未だにガラケーを使ってると言ったらどう思う?」

それは・・・

別に、そっちの方が使いやすいならそれでいいのでは・・・?

「最近のシニア世代はスマホを持ってもよくわからなくてガラケーに戻す人も多いですし、普通では?」

その言い方は先生にダメージがありませんか!?

「・・・わかった。伏見。お前はドSだな?」

なんで少し傷ついてるんですか例え話ですよね!?

もしかして今の話例えじゃなくて本当にガラケー持ってるんですか!?

どうしよう。二人の会話が面白くて聞き入ってしまう。

「今のが例え話じゃなかったら先生泣いてたぞ全く・・・」

よかった。例え話だった。

「先生が泣いてるところ見たらお構い無しに笑いますよ僕」

伏見さんは先生が嫌いなんですか?

「お前はいつからそんな生徒になったんだ!?」

「もー何言ってるんですか。元からこんな性格ですよー」

今気付いたけど、伏見さん心から笑いながら話してて楽しそう。

これも先生との信頼の証・・・なのかな?

「お前ってやつは・・・・・・お?」

と、林堂先生がお店の奥に目を向ける。

つられて私も目を向けると、そこには詩苑さんがいた。

「あれ、なんで八坂がいるんだ?」

私を見て驚いた様子で、言う。

「用事が終わったからって来てくれたよ」

伏見さんが軽く説明をしてくれて、なるほど。と、納得した詩苑さんは私の隣の席に座った。

「詩苑。どうだった?」

林堂先生は、真面目なトーンで、詩苑さんに話しかける。

詩苑さんも、真面目な様子で、

「・・・いい話を聞けた。と思う。」

とだけ言って、コーヒーを口に含む。

・・・あれ?

詩苑さん?それ私のコーヒーですけど・・・

「あれ?俺砂糖とミルク入れてなかったっけ・・・」

バチッと、隣りの詩苑さんと目が合う。

「・・・もしかしてこれ、八坂の・・・?」

どうやら察してくれたみたい。

こくりとちいさく頷くと、詩苑さんは少し頬を赤くして、コーヒーを置いた。

「すまん。今桜木さんに淹れ直してもらうよ」

えっ、いやそれは勿体ないです!

がしっと詩苑さんの腕を掴んで、プルプルと首をふる。

「えっ?えっ?」

あ、どうしよう。意図が伝わってない。

詩苑さんが困惑してる。

「察してあげなよ詩苑。八坂さんは詩苑と関節キスがしたいんだよ」

!?!?

いきなり何を言うんですか伏見さん!?

「そ、そうなのか八坂!?」

違いますよ!?

ぶんぶんと首を激しく振る。

「違うじゃねえか碧ィ!?」

「あははは!ごめん思いつきで言っただけ」

伏見さん本当は性格悪いですね!?

「あらあら、すっかり元気になったわね。詩苑くん」

と、奥から良い声が聞こえた。

ここの店主さんかな?と思って目をやると

そこにはクリ〇松村とアントニ〇猪木を融合したような人が立っていた。

あまりの情報量の多さに、なんだか目の前がぐるぐるとし始めた。

「あ、さっきはすいません」

「いいのよ。あら?この女の子は?」

ええと・・・・あれ?・・・この人は・・オネエ?オカマ?

「桜木、あまり近付いたら公然わいせつで通報するからな」

「あらやだカズちゃんの娘さん!?」

「んなわけねえだろ」

ええ?・・・・・・・・・私は娘?林堂先生の?

「詩苑!八坂さん固まってるよ!」

「え?うわまじだ!?ポカンとしてる!?」

・・・・・・・・・・・・パパ?林堂先生が?

「戻ってこい八坂!桜木さんのインパクトにやられるな!気持ちはわかるけどーーー!!!」

・・・・・・はっ!?

【す、すいません。ちょっとぼーっとしてました。】

「いや、いいんだ。誰でもそうなるから」

「詩苑くんってば失礼な事言うのね」

「悪い人じゃないんだ。ほんとに。見た目がインパクト強いだけなんだ。」

えっと、理解が追いつかないけど、とりあえず理解しました。

えーっと

【林堂先生は私のパパなんですか?】

「何言ってんの!?!?!?」

「桜木お前変な事言うなよまじでぇぇえ!!!」

「アタシはただ思ったことを口にしただけよぉ!」

「あっはははは!!!!笑いすぎてお腹痛いよ!あははは!」

「碧ィィ!!笑ってないで助けろ!八坂がおかしくなっちまった!」


うん。

・・・・・・コーヒーおいし。

「八坂ァァァ!!!!」



数分後



「桜木ゴンザレスです。よろしくね。朱音ちゃん」

【よろしくお願いします。桜木さん】

正気を取り戻した八坂と、桜木さんが自己紹介し合い、なんとか場は収まった。

・・・それにしても、

「八坂が来てるとは思わなかったよ」

【来ちゃいました】

「ああ。わかったわ。詩苑くんの彼女さんね」

「ちょっと黙ってくださいね桜木さん」

桜木さんは少し遠慮を覚えてください?

「いっそ付き合っちゃえばいいのに」

碧はさっきからどうした?

「生徒の恋愛事情に口出しはしないが、ちゃんと避妊はしろよ」

あんたが一番どうした!?

「殴るぞ!?」

「率直な脅しはさすがに怖いぞ詩苑」

【冗談ですよね。わかってますよ。ええ。私はこの数分で成長しました】

八坂も八坂で普段聞き慣れない冗談のせいでまた頭ぐるぐるしてるよな!?いつもの冷静さはどこに!?

「あーもう。とにかく話を聞いてくれ」


とりあえず、俺はみんなに話すことがある。

桜木さんと話して、俺は決めたんだ。


「体育祭のことだけど」


話し始めると、みんなは真面目な眼差しで、俺を見つめはじめる。

「えーっと・・・下書きだけって話だったよな?」

林堂先生の方を見て、聞く。

「ああ。」

そして、俺は、自分の意思を告げる。

ここから、もう一度、俺は


「それなんだけどさ、その・・・全部。全部俺にやらせてくれないか?」


歩き始める。


どーも鈴ほっぽでございます。

今回は八坂ちゃん主観でやってみましたがいかがでしたでしょうか。

次回は、詩苑くんがゴンザレスとどんなことを話したのか、気になりますよね?

おそらくそのお話になります。

では、また次回をお楽しみに!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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