第三話 初めての魔法、森林探索
結構長めにできました。
父と戦闘訓練をした次の日、俺は母に魔法を教えてもらっていた。
「ハヤテ、まずは魔力を感じてみよう!」
魔力を感じる、か。
正攻法でやるの怠いな。
『スキル創造、魔力操作S』
「できました、これですね」
「なんで1発でできちゃうの!?...まあいいわ、じゃあ次ね、魔力訓練するわよ。とりあえず30分間くらい魔力を動かし続けて」
あれ?この人もスパルタかぁー?
まあきつくはないからいいんだが。
って思ってた時期が私のもありました。
15分経過。
ただただ魔力を体の中で動かしてるだけなのでめちゃめちゃ暇。
なので手の上に丸めてみた。
「ちょっと、なんで教えてないのに魔力放出できるの?...もうハヤテには驚かないことにしようかしら」
あれ?前に父にこんなことを言われたような記憶が...まあ気のせいか。
そんなこんなで30分経った。
「次は実際に魔法を撃ってみようかしらね、~~~~~~~~~~、ファイアアロー!」
そう唱えると、的に向かって火の矢が飛んでいき、的に548と表示された。
多分攻撃力が表示される的なんだろう。
「詠唱は聞こえたかしら?ハヤテもやってみてー。あっ、魔法は想像力が大事だから今の火の矢を思い浮かべながらやってみて」
詠唱とか聞く気ないんだが。
『スキル創造、無詠唱、魔力変換効率上昇S、魔力回復速度上昇S』
地球にいたときに読んだラノベの知識を活用してスキルを創造する。
そして無言で火の矢を高速生成し、的に向かって放つ。
的には1684と表示された。
「え?詠唱はどこ行ったのかしら?それにこの攻撃力は?」
「さっきの火の矢をイメージしながら魔力を練りました。威力は...なぜでしょう?」
っていうかさっき驚かないようにしようって言ってたのに驚いてんのか。
俺ってそんなに異常なのか?まだステータスは一般人にも及ばないぞ?
まあ変換効率のせいだろうな。
っとまあこんな感じで魔法の訓練をした。
今回は初級魔法のアロー系統しか使わなかったけど。
ちなみに訓練終わりに魔力を使うと魔力量が増えるから毎日使うようにと言われた。
なので最後にほぼすべての魔力を注ぎ込んでファイアアローを撃とうとしたら矢というより槍といったほうがいいくらいの大きさになった。
次の日。戦闘訓練のはずなんだが...
「ハヤテ、昨日の見た感じだと剣術EかDくらいありそうだからもう魔物倒せるだろ。森行くぞ」
森に行って実践訓練になった。
って言うか剣術ランクを当ててきやがった。なんで素振りだけでわかるんだよ。
やっとレベル上げ出来るのか。
『スキル創造、取得経験値上昇、ステータス上昇量上昇』
上昇量上昇って言うねw
まあこれでステータスの大幅上昇が見込めるだろう。
「ハヤテ何突っ立ってんだ?はよ行くぞ」
っということで森に行くことになった。
しばらく歩くと森に到着した。
道中で聞いた話ではこの森は奥まで入りすぎなければ基本的にランクG、F、Eランクの魔物が出るらしい。
ただし集団でいるとランクが1つ上がることがあるので注意ともいわれた。
「よし、到着だ。夜になったら帰って来い。剣はこれをやる。倒した魔物はこれに入れてくれ」
そう言って鉄剣、アイテムバッグと思われる袋を渡された。
あれ?これ、俺一人で入るの?
まあそのほうがチートを使いやすいからいいんだが、3歳児にすることじゃないよな。
「えっと、お昼ご飯はどうすれば?」
「昼飯か?その袋に火を焚く魔道具と塩を入れてあるから倒した魔物を料理して食え」
3歳児に火を使わせる親ってどうなんだ?
まあ前世のことがあるから火の扱いは別に問題ないんだが。
本当に神童扱いなんだな。絶対普通の子ども扱いじゃない。
「分かりました、では行ってきます」
「おう、気をつけろよー」
そう思うなら付いて来るなりなんなりすればいいと思うんだが。
そんなことを考えながら俺は森に入っていく。
「さてと、まずは魔物探しか」
人目がなくなったので口調を戻す。この口調で声に出して喋るの久しぶりだな。
『魔法創造、探知魔法。スキル創造、気配隠蔽、魔力隠蔽』
何気に魔法創造使うの初めてだな。万物創造は日本の物が食いたくなった時に使ったりしたが。
まあスキルでいいからわざわざ魔法作らなくてもってとこがあるんだよな。
まあいい、とりあえず魔物を狩ろう。
気配探知魔法を一瞬だけ広げる。
ずっと展開してるといくら変換効率がいいとはいえ3歳児の魔力じゃ尽きちゃうからな。
「一番近いのは右に1体か」
そう言った後、隠蔽を使用しその魔物に忍び寄る。
これは...ゴブリンだな。
まあ一応鑑定しとこう。
『スキル創造、鑑定S』
『鑑定!』
種族:ゴブリン
レベル:13
体力:579
物理攻撃力:248
物理防御力:197
魔力:49
魔法攻撃力:43
魔法防御力:176
速さ:216
魔法適正:特殊
スキル:棍棒術E
うん、雑魚だな。武器さえあればだれでも倒せそう。
俺はゴブリンの背後に忍び寄って剣を構え、振り下ろした。
「ギッ」
不意を突かれたゴブリンは鮮血を噴き出して倒れた。
その瞬間、俺の中に何かが入り込んでくる感覚があった。
「レベルアップかな?」
そう思ったのでステータスを確認する。
名前:ハヤテ
種族:人間族
年齢:3歳
レベル:4
体力:1790
物理攻撃力:1495
物理防御力:1349
魔力:1734
魔法攻撃力:1569
魔法防御力:1370
速さ:1687
魔法適正:火 水 風 土 光 闇 特殊
スキル:翻訳 スキル創造 魔法創造 万物創造 訓練効率上昇S 疲労回復速度上昇S 疲労耐性S 剣術D 魔力操作S 無詠唱 魔力変換効率上昇S 魔力回復速度上昇S 取得経験値上昇 ステータス上昇量上昇 気配隠蔽 魔力隠蔽 鑑定S
結構上がってるな。
特に訓練の効果がありそうな項目が大きく上がってる。
訓練って大事なんだな。
まあ防御力の訓練はやりたくないけど。
そんなことを考えながら探知で見つけた魔物のほうに向かっていると...
いた。またゴブリンだ。今度は3匹。
全員を不意打ちで倒すのは無理そうだ。
まず不意打ちで1匹を処理。
混乱しているゴブリンにライトニングアローを撃ちこむ。
なぜライトニングにしたかというと、周り絵の被害を考えてだ。
ファイアアローなんて撃った日には森林火災が起きるだろう。
そして棍棒を持って殴りかかってきた最後の1匹は剣で棍棒をはじき、そのまま一撃を加える。
不意打ちの効果もあってか、結構あっけなかった。
また経験値が入ってきた感覚があったが、確認は夜帰ってからにしよう。
そう思っていると、
「グルゥ」
「グルルル」
狼型の魔物の群れに囲まれていた。
少しの間睨み合っていると、群れのリーダーと思われる狼が合図を出したように見えた。
すると全員が一斉に襲い掛かってきた。
俺は少し引きながら、敵の攻撃を剣で捌いていくが、結構ギリギリだ。
「っち、しゃあないな。スキル創造、剣術C」
スキルのランクを1つ上げた。
すると明らかに捌きやすくなった。
ランク一つでここまで変わるのか。
そこからはこっちのペースだった。
敵の攻撃を捌きつつ、隙があったら反撃できるようになったからだ。
これにより徐々に敵の数が減っていき...
「ラースト!」
ザシュッ
狼型魔物が全滅した。
アイテムバッグに仕舞って置く。
「そうだ、まともな昼飯を探さないとな」
そう言って俺は、昼飯を探しに行った。
~~~の部分は詠唱です。




