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第十六話 魔法試験、結果発表


「あとは魔法試験ね!」


一つ目の実技試験を終えた俺達は、最後の一つの試験である魔法試験の会場に向かっていた。


「テンション高いな」


「一応、私たち魔法は得意...なはずです」


「こっちは自信微妙だな」


こんな会話をしていると、魔法試験の会場に到着した。

しばらく待っていると、試験官の女性が声を上げた。


「これから魔法試験を始めます。試験内容はここにある的に1分間で何発魔法を当てられるか、となっています。また、奥の的ほど点が高いです。的に当てた回数だけでなく他にも観点があるので注意してください。では最初の人どうぞ」


そんな感じで魔法試験が始まった。

みんなファイアアローとかしか使ってないんだけど。

マジか、レベルひっくくね?

そんなことを考えながら見ていると、リリーも番が来たようだ。

リリーはちゃんとある程度高レベルの範囲魔法や回転の速い魔法を使っている。

これは高得点だろう。

そして少しするとミリアの番になった。

ミリアは回転は遅いもののでかい魔法を放っていた。

こっちも、かなりの得点が期待できるだろう。

そしてそれからしばらくすると、俺の番になった。


「それでは、始め!」


そう言われたので最大威力広範囲の火属性魔法を1秒に3発のペースでぶっ放す。

結構魔力持ってかれるな。

こんなに魔力使うのは久しぶりな気がする。


「しゅ、終了です」


火属性魔法の爆発で見えなかったがどうなっているかな?

そう思って的に目を向ける。

そこには的はなかった。

全部壊しちゃったようだ。

周辺には被害が無いように撃ったので的以外は傷ひとつついていない。

まあ、特に問題なかったので二人の所に帰る。


「な、なんだったのあれ...」


「す、凄かったです」


なんかめっちゃ驚かれた。

まあ本当にファイアアローとか撃ってるのが普通の子供レベルならこれは明らかにおかしいか。


「まあ終わったんだし帰ろ」


そう、終わった人から帰っていいらしいのだ。

別にわざわざここ似る必要もないし宿に戻ろうかなと思う。

ちなみになんと二人と宿同じらしい。

そう言うわけで俺達は宿に帰るのであった。




次の日。

今日は入試の結果発表の日。

採点早くね?筆記もあるのにこの速さはすごいと思う。

採点用の魔法でもあるのかな?

そんなことを考えながら、二人を待っていた。

昨日に一緒に行こうって言われたのでここで待っている。


「ハヤテおはよー」


「ハヤテくん、おはようございます!」


二人が来たようだ。


「おはよう、じゃあ行くか」


そう言って俺達は魔法学校に向けて歩き出した。

歩いている最中二人は少し心配そうな感じだった。

あれなら絶対受かってると思うんだけどな。

自分でも主席筆頭候補って言うくらいだし。

筆記試験が心配なのかな?

そんなことを思っていると、魔法学校に到着した。

魔法学校には喜んでいる人、大泣きしている人などが大勢いた。

結果発表の結果を見たのだろう。

あと、胴上げされている奴もいる。

胴上げは異世界共通なんだろうか。


「私は高得点だろうから多分右のほうにあるわね」


自信満々のミリア。

この学校は日本とは違い、順位順で並んでるっぽい。

点数も表示されている。

今更感あるが、点数は筆記、模擬戦、魔法それぞれ100点満点で、合計300点だ。


「私のありました!3位です!やったー」

リリーは3位らしい。


「私は2位ね。悔しいわね」


ミリアは2位か。

1位誰だよって思ったんだが、


「俺1位かよ」


そう、俺が1位だったのだ。

まあ筆記全部埋めたしも模擬戦勝ったし魔法は的全部ぶっ壊したしそりゃそうっちゃそりゃそうなんだが点数がおかしいことになってる。

筆記350/100

模擬戦500/100

魔法1000/100

計1850/300

何これ。全部限界突破してる。

いや、他の生徒の見れば模擬戦と魔法が限界突破するのはまだわかるが筆記なんで突破してるんだ?


「筆記に限界突破とかあるのか?」


「解けない前提の問題を解いたのが原因だと思うわよ」


そんな問題があったのか。

まあ確かに全部解けたが。

ちなみに受かった人は今日入学式とかするらしい。

魔法学校、行動早いな。

というわけで俺達は入学式の会場に移動した。

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