第一話 転生
新しいの始めました。
俺は越光 疾風。
21歳の大学生。
友達にめっちゃ速そうってよく言われる。
まあ確かに光を超える疾風だもんな。速そうだ。
しかし現実は平均よりちょっと速いくらい。
まあゲームではスピードタイプのキャラ好きだけどな。
今は大学から帰っているところで、駅から家に歩いているのだが、雨降ってる。めっちゃ雨降ってる。
傘持ってないのでめっちゃ雨に打たれてる。
ゴロロロロ
雷か。はよ帰ろ。
ガシャーーン!!
全身に激痛と強烈な痺れが走る。
...は?
いや住宅街歩いてんのに何で俺に当たるん?おかしいやろ。
なんか微妙な人生だったな。ずっと勉強かゲームかスマホだもんな。
そんなことを考えながら、俺の意識は闇に落ちていくのであった。
気が付くと、真っ白な空間にいた。
ほんとに真っ白で、マジで何もない。
見渡してみても何も...なんかいた。
薄い布を体に巻き付けた女性。
「ここどこだよ、お前誰だよ」
「ここは狭間って呼ばれてるとこよ。私は...まああなたの記憶から言うと女神ってとこかな?」
あー、そういえば死んだんだったな。
にしても女神か、女神が俺に何の用なんだか。
「えーっと、あなたは粛清神のミスで死んじゃったからなんかお詫びしよーってなったから異世界に転生できるの。異世界は、あなたの世界で似てるものは...ゲームね。ゲームの世界に似てる世界だよ。まあそのままあの世に行くこともできるけどどうする?」
異世界転生か、なんかチートとかあんのかな。
まあ、無いにしてもあの世域よりはマシだな。
「じゃあ転生するか」
「おっけー、りょー。あと、チートはなんかつけ放題だからつけたいのがあったら言ってね」
マジかよ。何がいいかな。
定番で行くと鑑定、アイテムボックス、ステータスチートとかかな。
うーん、他は何がいいかな。
「うん、めんどいからスキルとか作れるスキルと魔法作れるスキルと物を作るスキル、この3つと、あとは翻訳系スキルかな」
「じゃ次、転生先の家になんか希望とかあるー?」
転生先もこっちで選べるのか。
「まあ、貧乏じゃなければいいかな」
「おっけー、じゃあ転生させるよ」
「ああ」
そう返事すると、俺の意識はまた闇に落ちていくのであった。
今回は少し短めでしたが次回からは2000~3000文字ほどを目標にして書きます。