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暫く空いてしまい申し訳ございません…!
ものすごく閲覧数増えてたんですが何事ですか!?
目を逸らしたくなったけど、離せなかった。
ゆっくり、一歩一歩近付くエリオットは、覚悟を決めたような表情で、少し、いや、かなり神々しく映った。
リュカがいた場所に立つと、あの時のように手を差し伸べる。
私は、それを取った。
手から伝わる、馴染みある、それでいて久しぶりの心地良さに、私は泣きそうになった。
「ごめん、なさい」
大神殿から掛かる橋は、私たちが渡り終わると同時に消滅した。…もう、後戻りはできない。
言葉は交わさなかったけど、繋がれた手は既に必要ないはずなのに未だ強く結ばれたままだ。
大神殿の奥にあるという最後の燭台へ向かう途中、エリオットはぽつりと謝罪の言葉をこぼした。
「ペルラ、前にもちゃんと言ってくれたのに、信じきれなくて…ほんと、やんなっちゃう…」
「え、あの、エリオット?一体、なんの謝罪…?」
「わかってたのに、特訓のためだって。なのに勝手にスーリヤ様に嫉妬して…」
「お、おう…」
「それに、師匠に言われたんだ。このままペルラが女王になったらどうするのって…」
前髪で隠れた表情は読み取れなかったが、声が微かに震えていた。…離れないといけないって、聞いたのかな。
「そうだよね、ちゃんと教えてもらったのに。女王の傍に居られるのは団長と、四聖剣だけだって。今ここにいるのも特例中の特例だって」
元から強かった握る力が、さらに増した。
少し痛いくらいだったけど、エリオットの気持ちが伝わってきて、振りほどくことも、痛いと声を上げることも出来なかった。
「ぼく、ペルラとはなれたくない…っ」
「っ、エリオット…」
ハグなんて軽いものじゃない。
縋るように、きつく抱き締められた。離さないと言わんばかりに。
どくどくと、心音が聴こえる。
「女王、ならないで…っ」
「────ごめん、エリオット。それだけはできない」
「っ…!?」
ばっと顔を上げる。
───やっぱり、彼は泣いていた。
溢れる涙を拭う。こんなこと、いつぶりだろうか。
「なん、で…」
「エリオットと離れたくない。私だって一緒だよ。でも、女王にならないといけないの」
「だったら…!!」
「私の力は既にこの星の半分に馴染んでいるし、さっき女王の力も貰ったし」
受け取った時ほどではないが、まだ馴染みきっていないのか全身に痺れが残ってるくらいだ。エリオットが手を繋いでくれてるおかげで、だいぶ和らいだけどね。
それに…。
「あの娘を女王にさせないために、ね」
「あの娘って、アスカ?」
肯定するように頷く。
時折様子を見ていたが、彼女を女王にするには不安がある。
主星に近い準星の生まれの私たちには想像もつかないけど、エルドラードの話には同情するし、なんとかしたいと思うのも当然。だけど、他の星はどうするつもりなのか。未だにその答えは聞けていない。
これからエリオットが永く暮らしていく宇宙。荒らされる訳にはいかない。
「それに、私は結局死ぬことになるだろうから」
「────え」
「ん?……っ!」
「死ぬって、なに」
エリオットの瞳から、光が消えた。




