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キバごん 近況報告  作者: キバごん
28/111

近況報告46

挿絵(By みてみん)


⋯⋯うーん、まぁ、あれですね。 こういった青春を送ってみたかったですね。

 いや、送れなかった、と言う意味ではありませんね。 これくらいのレベルの青春、を送ってみたかったんですね。

 高校生の僕リア充でしたし? めっちゃ友達おりましたし、彼女どころか側室までいましたし。 もうバンバンよ、毎夜ふとんの上賑やかよ、パーリナイよ。


⋯⋯。



 しょうもない人生を送ってきました、キバごんです。


挿絵(By みてみん)


 試験が終わって一週間以上経ちました。 もう県外行きたくないです、腰痛いです。

 この一週間は、勉強と創作が入り混じった時間でした。 前者は言わずもがながんばりましたが、創作の方は、本を読む方を優先させた感じです。 試験に、読解力が試される場面がございますので、えぇ。

 っぱ、獣の奏者おもしろいなァッ!! 僕もこんな物語を書けたらなァッ!!

 読んだことのない方は、ぜひお読みください。 僕の作品読むよりよっぽど良き時間を過ごせると思います。 さっさとこんな近況報告閉じて、最寄りの本屋へGOだよ諸君。


 まだ強く触れてないんですが、上にあるイラスト、気になりますでしょうか。

 近況報告36にて、いずれ書きたいなぁ、と、いくつか候補をあげたのを覚えておりますでしょうか。 5つあげましたね。

 このイラストは、そのうちの1つ、「俺の彼女はへっぽこキューピッド」です。 見ると、女の子のアホ毛の上に、ちっちゃい天使の輪っかがあるのが分かりますでしょうか。 そうです、この子が、へっぽこなキューピッドです。

 主人公とメインヒロインを作ってみて、この2人ならこういう生活を見せてくれるだろうなぁー、と想像して描いてみたのがこれですね。 なんで僕はこの次元に生まれなかったん?


 でもこれ⋯⋯この作品は、漫画でした方がいいなと思ったんですよ。

 だってラブコメとか小説にできる気がせんしぃー、こんな甘酸っぱい恋じゃなく辛酸を舐めて舐めて舐めまくった人生ですしぃー。 まだ漫画形式でした方が、物語を進められるなーと思ったんですわ。

 そんなことやってたらまたもしまおの進行速度が⋯⋯と、お思いの方もいらっしゃるでしょうし、実際僕もそう思ったんですが、メリットもあると思うんですよ。

 それが、画力アップにつながることですよ諸君! がんばって漫画を描けば? 画力も上がり? もしまおのイラスト政策速度もクオリティーも上がると思うんですわ!


 まぁもしまおがひと段落してからだと思うんですけどね、手をつけるのは。


 Twitterとかpixivとかニコニコ静画のマンガコーナーに上げると思いますので、お読みいただけると嬉しいです。

 ほんとキバごんって実力以上のことをやりたがるよな。


 もちろん、もしまおも書いたし描きましたよ。 まずはイラストだ喰らえ。


挿絵(By みてみん)


 は? なんかクオリティ下がってね?

 すみません、これまだ下描き段階のものなんです⋯⋯。 次の章改稿時には、ちゃんとしたものとして投稿しますので、お待ちを⋯⋯。

 どっちのイラストを先に仕上げるか考えろって話やね、キバごんなァ?


 と、いうか、この左にいるキャラって皆様にお見せしたことありますっけ? 二国争闘編の核となる人物ですね。


 そしたらお次は文ですわ! あらァッ!? 今日はイラスト2枚に文章付き!? 勉強しねェでなにやってんだキバごん!! これは落ちたわ!!!



「予定五分過ぎ……初めての遅刻だ。 それ相応の情報か人質でも盗ってきたか」


 森を通り抜ける風が密集する木々を揺らし、さらに月明かりがそれを撫でていた。 中には勝手に育った、なんらかの木の実を生む木が何本かまばらに生え、そのうちの一つを、イタチに似た夜行生物が一つ、登ってかじった。

 それらの木がぽっかりと開いた空間が場所に、所々苔むす小さな小屋が建てられ、中で椅子に座った女が、開けられた扉に向かって口を開いた。

 現れた男は、ひょうひょうとした笑顔で椅子の背もたれを掴んで引いて、

「なにも盗ってこれなかったっていう不名誉は持ってこれたよ」

 と、座った。


 女は額に右手をやってため息を吐いた。


「これで何回目だ。 私は何度それを聞けば良いんだ」


「いや〜、案外防御硬いんだよね〜。 何かとってやろうってなったらすぐに勘付かれたりしてさ〜。 ごめんね、ウルウさん」


 ウルウは腕組み、男を睨みつけた。


「お前もバカではないだろう。 自分の行動の修正くらいはできように。 ……まさか、己の役目と立場を理解できぬバカにはなったりしていまいな」


 男は、テーブルの上のランタンに視線を落とした。


「そこまでじゃないさ。 その役目ってやつも、まだ、チャンスがあるってこともね」


 そして男はニッコリとした笑顔とともに、懐から手のひらサイズのスピーカーがついた赤い機械をウルウに向けた。


「あの人間の魔王の部屋を見つけてさ。 ちょうどよく窓も開いてたから盗聴器仕掛けてきたんだ〜」


 ウルウの視線の鋭さが、幾分か柔らかくなり、

「ならいい。 そのチャンスを明日は活かせるように努めることだ」

と、顎で扉を指した。

 男は、「わかったよ、今夜はじゃあね」と立ち上がって、扉を開けた。


「ところで、サライ」


 ウルウは、そのまま出ていきかけたサライを呼び止めた。

 サライは扉の方に身体を向けたまま、耳を傾けた。


「今日はやけに声に色があったなァ。 前までは、もう少し静かに 『勘付かれた』 と語っていたが……」


 柔らかくなっていた目を、さっきよりも幾分か鋭くさせてサライの背中を射抜いた。


「まさか、今日 『初めて』 本当のことを言ったのではないだろうな」


 サライは薄い月明かりをしばらく顔に浴びてから、にこやかな顔だけをウルウに向けた。


「そんなわけないでしょ。 前からきっちりと勘付かれてたよ」


 そう言って、サライは扉を静かに閉めた。

 閉める直前に部屋に滑り込んできた小さな風が、ウルウの橙色の髪を揺らした。 一人寂しく燃えるランタンの火は、少しずつ弱まりつつも、その様を静かに照らしていた。

 それがもたらす一抹の温かみを感じながら、ウルウは目をゆるやかに閉じた。


 幾たびも優しくかろやかに、風が気を撫でる音を聞きつつ、サライは小屋を背にして歩いていた。 視線はやや下を向き、無意識に雑草を眺めていた。

 そんなサライの背中に男の声がかけられた。


「やっぱり気に食わねェ」


 サライよりも幾分荒っぽく大地を踏み、刀をおさめた鞘を身体につけて掴み持ち、悪態をついた。

 サライはそれがなんだかおかしくなって、口角を上げながら広げた。


「そんなこと言っちゃいけないよトリタカ。 いまの僕らは契約上、下なんだ。 やとわれちゃってるんだよ〜」


 トリタカは眉をよせ、黒く、硬めの単発をかき分けるように掻いた。


「知らねェ、お前が勝手に結んだ契約だろうが」 と言って、サライの横に歩き出て顔を覗かせ睨みつけ、「俺はあんな動物だらけの国なんざ怖かねェッ! 持ってる武力で焼き料理に変えりゃあ良いだろが!」 と続けた。

 サライは尚も、にこやかな表情を崩さないでいた。


「君はそうだろうけど、国民は怖いんだよ。 あっちの動物兵器もたくさんいるし、あの海斗とかいう人間にいくらか兵力を失ったとはいえ国家の力は健在。 僕らのような、同盟国も数多くあるしね」


 トリタカは歩みを遅くし、またさっきのようにサライの後ろについた。

 しばらく無言だったが、トリタカは視線を斜めに落としながら口を開いた。


「あんな奴らと組むんなら、その海斗ってやつと組んだ方がマシだぜ」


 サライは聞き流したかのようになんの反応なく歩き続け、それがトリタカの目を鋭くさせた。


「そっちの方が親父さんにとっても救われる──」


 トリタカは、救われるんじゃないのか、と最後まで言い切るつもりだったが、サライが歩みを止めたことによってこれ以上紡がれることはなかった。

 その分の言葉を奪い取るように、サライはトリタカに半身と、眉を困ったように曲げた顔を向けた。


「それ、国に帰っても僕以外の前では言わないでね。 みんな、僕以上に困っちゃうだろうからさ」


 そう口にして、サライはまた歩き出した。

 トリタカは少しの間サライを見て、唇をきゅっと強くつぐみ、歩き出した。 小屋にやってきたときより空が晴れていて、弱い月の光でもサライの輪郭がぼやっとだが浮かび上がるのを、国に帰るまでの間ずっと見つめていた。



 これ読んで気づいたと思いますが、いま投稿してある二国争闘編には出てきていないキャラがいますね? ウルウ⋯⋯は、新改稿した女王救済編にいるからノーカウントとして、四文字の男がいますね?

 彼がどんな働きをするのか、そして彼らの関係は如何に⋯⋯。


 と、いうところでですね。 新しい報告があります。

 なんとですね、このキバごん、ちょっと前に女王救済編を改稿させたのにですね、また、性懲りも無くですね。


 改稿してしまいました。


 すみません、あの、考えなしにとかじゃなく、あることに必要だったんですね、あの、はい。

 なんとか賞の⋯⋯って、どうでもいいですね。

 とにかく、もう一度改稿してしまいましたので、今週中にそちらをあげたいと思います。 自分がどれだけおかしな行動をしてるかなんて、わかってるんです⋯⋯ごめんなさい。

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