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創造の魔女に転生したのでのんびり異世界で生活したいと思います  作者: 鏡のひかり
2章 闇深き森と魔女

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55話 不思議な仮面の男

試合が終わったあの後ヴェルヘルミナと話していたが…名前が長いのでルミナと呼べと言われたので今後はルミナと呼ぶ事にした。あの後使っていた魔法についても何となく教えてもらえたが私では発動できそうにないかもしれない。私とルミナが話しているとザクロさんが仮面を空中にプカプカ浮かせていた…驚きすぎて二度見してしまいました。


「えっ!?うっ浮いてる!?」


私が大きな声で驚くとザクロが驚いたように振り返った。


「うぉっ!そんな大声出してどうしたんだ?俺の顔になんかついてるか?あ…仮面がついてるか!なんてな」


最後の言葉で冷ややかな目がザクロに向けられた…。


「そうだけどそうじゃなくて…仮面…なんで浮いてるの!!」

「ん?これか?そりゃ魔力で浮かせてんだから浮くに決まってるだろ?」


ん???どういう事?魔力で浮かせるってそんなことできるの?……私の頭では理解が追い付かない。そもそも物を浮遊させる魔法や飛行魔法は存在しないはず…。ミシュラに聞けば答えてくれそうだけどもしわからないって言われたらと思うと…。

私が困惑してるとルミナが簡単に教えてくれた。…私が理解できるかは別…。


「ザクロは魔力を糸状にしてそれを仮面に付けて浮かせているの、糸で吊り上げてるイメージで伝わる?」


糸で吊り上げる…吊り上げる…?ずっと維持してるのかな…。


「な、何となくわ…まだまだ知らない事だらけだけどね」

「それと、今の所あれが出来る者はザクロ以外知らないわ、魔力制御を極めでもしなきゃ出来なさそうだしね」


私も操れて魔法の軌道を動かして相手に当てる事ができるようになったばかりだし、あれはまだまだ無理ね。って事はミシュラに聞いても無理だった可能性…。


「まぁなんだ、俺は覚えるしか道がなかったからなぁ…普通はこんなめんどい事しねぇな」

「私も時間をかければ出来るかもしれないけどどれくらいの年月が必要なのか…考えるだけでもいやね」


今のザクロさんを見ると自由自在に操っているのがわかる、でも……かなり不気味で気持ち悪い仮面…マスクが多い…。

そんな事を思っているとザクロさんが私に聞いてきた。


「っにしてもこのマスクや仮面を見ても怯えないって事は俺の二つ名は知らなそうだな、それならそれでいいんだがな」

「私はそこまで興味は無いわね、もし危害が加わるなら別だけど…正直言うと…気持ち悪い仮面とマスク…」

こいつ(ザクロ)は普段は優しいが自分の物に手を出されたら死の果まで追われるぞ」

「それは何となくわかる、ルミナの事も大切にしてるし」

「姫さんは大事だが色々大変なんだぜ?男一人に他女なんだからよっ。誰かこの苦労わからねぇかなぁ」

「……ごめんなさいよくわからないわ」

「そうか…他に男がいりゃ話しわかんのになぁ…」


なんか色々大変そう…?なザクロさんをルミナとベロニカさんが何とも言えない眼差しを向けていた。たぶんいつもの事なのだろうか?


「ザクロの()()()が反応するのは悪い事とは言いませんが姫様の前では慎んでください!」

「ベロニカよ…我も何となくはわかるから平気だ…見たくも触りたくもないがな?そもそも我はかわいらしい子にしか興味は……今のは忘れてくれ」

「……」

「姫さんは相変わらずで…何故か俺の評価どんどん下がってないか?」

「気のせいです」

「ザクロさん…頑張って?」

「なぜ疑問形なんだ……っとそろそろ閉まっておくか、度々綺麗にしておかないと仮面やマスクに嫌われちまうよ」


あの仮面たち意志あるんだぁと少し思ったけどそう言えば呪われているんだっけ…。


謎のバッグに仮面やマスクがどんどん吸い込まれていった…。ザクロさんいわくマスク専用のバッグらしいです、すごいけど…すごいけどいらない…。だって私には使い道がないもの…。


話して色々わかったことがザクロさんは優しそうなお兄さ……おじさん?かな、本人に言ったら出来たらお兄さんの方がいいみたい。それといっぱい仮面やマスクを持っている怪しい人ってイメージ!ベロニカさんはまだ少ししか話せてないけどすごい美人さんでお姉さんメイドって感じかな!私が作ったお酒もすごく気に入ってくれているので嬉しい。

最後にヴェルヘルミナ…ルミナは最初喋り方が硬いなぁって思ったけど素はかなり可愛い子って感じでこれからも仲良くしていきたいと思う。年齢では私の方が一番年下なのでなぜか色々心配されます。


「皆さん今日は泊まっていかれます?」

「そちらが良ければ泊まるが迷惑でないか?」

「大丈夫ですよ、それに魔物も滅多に近寄っては来ないので」

「そうみたいですね、ここに来る間ずっと気配を探っておりましたが脅威にならない魔物が数匹いる程度でしたし」

「それに空にはあやつ(アルゲン)の眷属が無数にいる、弱い魔物では近付かんであろうな」


確かにアルゲンとその眷属が入れば馬鹿でない限り入ってくる事は無い、それに闇深き森(ダークフォレスト)の周辺しかアルゲンの眷属はいないし近づけば警告するようにしてる。


「そう言えばあの人間たちどうなったかな」

「あの人間たちとは?」


前に私達を捕まえに来た冒険者達の事を話したら憐れむような眼で見られてしまった。


「なるほど、人間は何を考えているかわからないがミラを探していたと…面倒くさい事に巻き込まれているな。どうせミラの力でも利用しようとしているのだろうな。人間の考えそうなことだ」

「たぶんね、人間は強欲で力の差すらわからない者も多いし…例外も居るけど心の奥底は違うかもしれない」


ミラは私と同じで昔人間から何かされたのか?警戒心がかなり高く表面上は信用してる雰囲気を出しているが心の底では完全に信用しきれず裏切られたらすぐに消し去るタイプだ。このタイプは昔いたが仲良く接すれば繁栄を生み反逆や敵対や裏切りは死を意味する。今もどこかで生きているならミラと相性は…たぶんいいか。


「もしその冒険者共が攻めて来たらどうするのだ?」

「当分は無視するかな、闇深き森(ダークフォレスト)の中に入っていればそもそも何も出来ないし」

「確かに中には入る事が出来ないが強力な魔法で砲撃されたらどうするのだ?」

「えっ!そんな魔法もあるの?」

「数百人の魔法師で行える大魔法の儀式でようやっと撃てる魔法で撃たれるまでどの属性魔法が発動するかわからない。一応魔力媒体を用意すれば一人でも撃つことは可能ではある…だがたかが一人に大魔法を撃つバカはそうそういないぞ?強力な魔物や攻城に対して使う魔法だからな」


まさかそんな魔法があるなんて…図書館で調べた本には書かれていなかったから禁書庫ではなく普通の書庫にあったのかも。こんな事なら全部の本読んでおけばよかった…。


「もしそんな魔法を撃たれたらこの森がどうなるかわからないし、ここに居られなくなったらどこかに行くしかないかな…」

「その時は我に頼っても構わん」

「もしその時が来たら頼るかもしれない…ない事を祈りたいけどね」

「一応言っておくが魔力触媒で撃てる魔法は一度のみの使い捨てだ、理由はわかるか?」

「う~ん…魔力が無くなるからとか?」

「近いが違う、魔力が無くなるのと同時にその触媒が耐え切れず砕け散るのだ」


なるほど、触媒にもよりそうだけど撃つ魔法によっては限界まで触媒の魔力を消費してその触媒の形が保てなくなるって事かな。この世界にある物ほとんどに魔力が含まれているからね。もちろん含まれていない物も存在するみたいだけど。


「たまに術者本人が触媒になっていることもあるが極めてまれだ」

「頭のおかしな人も居るのね…」

「だがその頭がおかしい奴らが一番厄介なんだ、何をしでかすか本当にわからんからな…」


ザクロさんの顔が少しだげ暗くなったような気がしたけど気のせいだったのだろうか?もしかして昔なにかあったのだろうか。さすがに聞く事は出来ないので心の中にとどめておいた。


「さて、あとは自由に過ごしてもよいか?」

「ルミナの好きにしてていいけど迷惑な事だけは…」

「そのようなことすると思われているのか」

「お嬢様はお転婆な所もありますからね」

「心配せんでも迷惑になるようなことはせん」


まぁルミナが迷惑なことをしてたらザクロさんとベロニカさんが止めてくれるよね…?止めてくれなかったら…出来るだけ頑張ろう。たぶんだけど普通に戦ったら負けるのは私の方だろう。

あけましておめでとうございます。相変わらず投稿が遅くすみません…今年は出来るだけ投稿していきたいなと思います。

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