亡国ザガルターン
ついに完結です。d=(^o^)=b
長くてすみません。(゜◇゜)ゞ
「アイリス、ついたよ。」
「うん……凄いことになっているね。」
アイリスの言った通りザガルターンは枯れ果てていてとても凄いことになっていた。
「ねぇ、こっちに王城があったの。行ってみよ。」
アイリスは俺の手を引いて歩き出した。
しばらく歩くとそこにあったのはとても古い城だった。
「昔ね、私ここに住んでたの。一緒に来て。私の部屋に案内してあげる。」
そして俺達は再び歩き始めた。
俺達は螺旋階段を上った。
そしてある部屋の前にたどり着いた。
「ここが私の部屋なの……。」
アイリスはそう言ってドアを開けた。
そこはとても綺麗な部屋だった。俺達はゆっくりと足を入れた。
「ん……?机に何かある。」
アイリスが言う。俺達は机の方へ歩いて行った。
そこには一通の手紙があった。
「……手紙、だな。」
「うん……読んでみるね。」
『アイリスへ
アイリスが今、この手紙を読んでいるということはきっと、俺は俺でなくなっているのだろう。
実は真実を伝えたくてこの手紙を書いたんだ。
俺は家臣のジョワリー・マションダが裏切ることをずっと前から知っていたんだ。でも俺がそのことを知ったときもうすでに遅かったんだ。
だから、せめてアイリスだけでも助けたい、そう思い俺はある方法を思い着いた。
その方法とは魔術師になること。魔術師になればアイリスなら連れて逃げれる。だから俺は条件付きで心臓と交換した。
そしてついにジョワリー・マションダが裏切る日がきた。
俺は急いでアイリスを連れて逃げた。とにかく急いだ。
そして俺はアイリスの記憶を書き換え砂漠に置き去りにした。
なぜ、そんなことをしたかというと、俺はアイリスを危険に巻き込みたくなかったからだ。
本当に申し訳ないと思っている。
だが、俺は追われる身だから君を本当に巻き込みたくなかったんだ。
本当にごめんな。
いつか、いつかこれを、この手紙を読んでくれると信じている。
最後に、アイリー、俺はなにがあっても君の味方でいる。
リオン・ライラ・アミューゼ』
これは……俺が8年前に書いた手紙……まさかこんな風に読まれるとはな。
「ねぇ、ライ……。なんでずっと黙ってたの!?」
俺を見つめるアイリスの目からは涙が出ていた。
「ごめん……俺、アイリスがアイリーだっていうの気づいていた。」
「教えてくれても良かったじゃない!?」
「言えなかったんだよ!!ずっと…ずっと好きだったから。小さい頃から……。」
俺が思わず声をあげていうとアイリスは口を開いた。
「っと、ひくっほんっとバカみたい。……なんで、ひくっ、なんで言ってくれなかったのっ!!私、リオが私のこと好きだなんて思ってなかった。だって、あなたの目、好きな人を見る目じゃなかったじゃない。」
俺はアイリスを精一杯抱きしめた。
アイリスも俺を抱きしめ返した。
「ごめんな。」
「ねぇ、ライ。ここに私達の王国を作らない?魔術師は王国を作ることができるって聞いたわ。」
「あぁ、そうしよう。」
昔々、あるところにとても仲の良い王様と王妃様がいました。
二人は国民に慕われていました。
「ねぇお母様、お父様。どうしたら二人みたいに仲良くなれるの?」
「アイラ、リオン。それはね、深い絆で結ばれること。」
二人の母が言いました。
「おいで、アイラ。君達にもいつかきっといい人が見つかる。たとえ離れていても。俺達もこうしてまた出会えたのだから。……案外近くにいるかもね。」
これはライラという青年とアイリスという少女の過去を見つめたお話。
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