吹き飛ばされた仲間
「こ、ここは…」
智嬉は敵に吹き飛ばされたようだ
「…俺は…そうだ、司令官を庇って巻き込まれたんだ」
1面、真っ白な霧に包まれている
智嬉は少しずつ起き上がった
「くっ…早いとこ司令官を助けなきゃ…」
"待て!侵入者"!!
「俺が!?」
立ち上がった智嬉が見たのは…
「お…お前は…!!」
姿そっくりの、智嬉だった
そいつは不敵な笑みをしてゆっくり近づく
「なんと…私そっくりの人間がいるとはな。 まあ、無理もない ここは未来の世界だから」
「未来の世界…!?」
智嬉そっくりの人物が智嬉に近寄る
「私は、君と同じ人間だ 未来では…"トモキ・キャドス"」
「トモキ…キャドス…」
智嬉は驚きを隠せない
トモキはくすりと笑い、
「さあ、行こう、司令官…いや、シルヴァ様の元へ」
「なんで、こっちの呼んでる名前を知ってるんだ」
「本人が言ってたからな」
智嬉本人は疑った
(俺は死んだのか!?これはほんとに現実か!? 現実なら通信機が通じるはず!!)
智嬉は通信機を俺に鳴らした
ツー!ツー!
「え!?智嬉さん!?」
俺はベッドから起き上がり、急いで小型通信機を見た
「智嬉さん!?俺だ!!」
『よかった、通じたんだな、陽仁、 よく聞いてくれ、俺は今、異次元に吹き飛ばされた。そして、よく知らないやつに連行されている 司令官もそこにいる』
「…なんですって…」
俺は絶句した
『俺はどうしてもこの事態が信じられなくて、お前に通信をしてみたが、これは現実らしいな…』
「智嬉さん、それで、今はどこに?」
『俺は今司令官がいる城へ向かってる お前は…ちょっと待ってくれ』
智嬉さんは一旦通信を切った
「なあ、俺の仲間は一体、どうすりゃいいんだよ?」
智嬉は姿そっくりの人物に訊ねる
「…この世界でも、リーダー、タキの生まれ変わりトヴァースが能力を消された。変わりに、戦える人物がいるのか?」
智嬉はハッとして、
「…陽仁達を連れていく」
「分かった」




