21話 不滅〜eternal
一人の男がタクシーの後部座席で、スキットルボトルをあおる。
男は、白髪混じりの髪を掻き上げ、外の景色をみている。
「お客様、この先は何が事件があったようで、虎ノ門までは行けそうにありませんが‥」と恐る恐る運転手は進言する。
「そうなんだ‥いいよ‥行けるとこまでで‥」と白髪混じりの男は、また一口ウイスキーを口に含む。
〝E今何処?〟
白髪混じりの男の携帯にショートメールが入る。
「楓ちゃん‥急かさないでよ‥向かってるって‥」と独り言を呟く。
東京タワー近辺まで〝E〟宮里地紋は到着した。
その辺りは、逃げ惑う人々とアンダルカン帝国の警備の車両が、所狭しとひしめいていた。
〝E〟は、タクシー代をポケットから出した、紙幣で払う。
「ありがとう、お互い大変だね‥夜勤は」
そう言ってタクシーを見送った。
〝E〟は、フラフラと規制線のある所まで歩みゆる。
「お前!この先は立ち入り禁止だ!すぐこの場から離れろ!」と兵隊に銃を向けられる。
〝E〟は「俺がいかないと、収まらないよ‥このぐらいになると‥」と兵隊を無視して、規制線の中に入る。
「止まれ!と言っているのが、分からないのか!連行するぞ!」と複数の兵隊が〝E〟を取り囲む!
「仕方ないか‥」とスキットボトルをコートに仕舞い、右拳を構える。
右拳は、黄色の光を帯びる!
側にいた兵隊の胸に一撃を入れた!
その兵隊は、10メートルは吹き飛んだ!
「こいつ!POSWか⁈構わん撃て!」と周りの兵隊が一斉に射撃する!
〝E〟は銃弾を多数浴びる!
〝E〟は、跪いたが何事も無かった様に立ち上がり、コートからスキットボトルを出して、ウイスキーを口にした。
〝E〟の身体から、撃ち込まれた銃弾が、ポロポロと落ちる。
「化け物!」と兵隊達は腰を抜かしその場に座り込んでしまった。
〝E〟地紋は「あ〜痛かった、酒ないとこれだから困るよ‥」と火柱の上がる方を目指した。




