【精霊王】ユンの紹介〜トラブル〜ボーイズラブ(BL)研究のイマ #5-2
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◆はじめに──シルより
これはアナザーストーリー、精霊王さま目線のお話よッ。実際のところ、ワタシもお会いしたことがないわッ。アナタたちはいいわね、構ってもらえて……。
言っておくけど、この話もメインストーリーには関係がないわッ。だから、興味がある人だけ見なさいッ。
主なテーマは、日常的な悩みや問題解決などをしたい人、心理学など科学の深淵をのぞきたい人用になっているわッ。幅広いジャンルを扱うから、そのティップスだけ得たい人にもオススメよッ。あとは自分で考えるといいわッ。
◆本編
──カチッ、カチッ、カチッ──
That’s the spirit.
はじめましての方は、はじめまして。わたしは精霊王。妖精たち、精霊たちを統べる者です。今、皆様がご覧になっている姿は仮の姿──VTuberとして覚醒した姿です。
前回は、シルの生い立ちについて話しましたね。一応、シルについて簡単に触れておくと──シルは四大精霊の1柱で、精神的に病んでいた時期があり、賢者により改善に向かいました。今ではすっかり元気になったため、賢者へ感謝の念に堪えません。
それもこれも、わたしは非力であり、俗人ども……いえ、民衆に対しての影響力など無いに等しいのです。さあ、わたしを愚弄し、批難しなさい!
(クソリプ送ってみろ! 社会的に抹殺してやるからな! あ゛⁉︎
炎上しても揉み消すだけの力はあるんだよ! ばぁか‼︎)
さて、前回は、シルがメンタル改善のために取り組んだ方法をお伝えしたわけですが、本日は四大精霊の1柱である「ユン」の趣味について語っていこうと思います。
シルはご存知の通り、『シルフ』に属する種であり、「風」を司っています。イメージカラーは「緑」です。
一方で、ユンは『ウンディーネ』に属しており、「水」を司っています。イメージカラーは「青」です。
ふふふ──あ、すみません。以前、賢者が『パーソナルカラーなんか、変数が多すぎて役に立たないのに、よくやるのぅ……』と言っていたのを思い出してしまって……失礼しました。たしかに、相対的すぎて役立つレベルではないでしょうね。より固執して、視野を狭めそうです。
(実体がないワイのパーソナルカラーは何ですかー?
教えてくださーーーーい!)
そういえば皆様は、まだユンとお会いしたことはないんでしたね?
ユンを一言で表現するなら──『お嬢様系』です。普段はとても見識が広く、おとなしい性格をしておりますが、推し活に余念がなく、如実に腐っています。つまりは、BLをこよなく愛しているわけですね。それもあってか、サリナとはとても仲が良いようです。
良い機会なので、「ビッグファイブパーソナリティ」に当てはめながら、ユンをご紹介しましょう──。
外向性……そうですね。どちらかといえば、ユンは外向的な方で、周りとのコミュニケーションは好んで行っていますね。
協調性……ユンはとっても優しいです。コミュ力も高く、空気も読めます。愛嬌もありますね。
誠実性……コツコツと努力するタイプですが、空回りすることも多いですね。そうであっても、謙虚さと計画性の高さは目を見張るものがあります。
開放性……これは難しいですが、保守的な方だと思います。好奇心はあまりなく、新しいものより今までやってきたことに重きを置いています。ではありますが、創作活動には積極的に取り組んでいますね。腐っていますが。
神経症傾向……正直、メンタルは弱いですね。メンヘラ──とはいいませんが、些細なことで病んでいることが多々あります。そこがカワイイのですが。──んふ。
以上になりますが、伝わりましたでしょうか? ユンは他の四大精霊と違い、よく人間と交流をしています。先代もそうでしたので、よほど良い記憶があるのでしょうね。うらやましいことです。
さて、話を変えて、そのユンが行っている創作活動ですが──元々はユン1柱で《コミュニティマーケット》に出展していたようです。なぜ、その道に走ったのかは不明ですが、活動を通じてサリナと出会い、今では一緒に出展しているようですよ。
ユンは二次創作をメインにしていて、サリナはオリジナルを製作していますね。もちろん、わたしもふたりの作品は毎年買いに──えー、拝見させてもらっています、えぇ。
あー、ちょっと──キジを摘みに行ってきますね。すぐ戻ってきますので、このままお待ちください──。
〈画面〉
『右手でキジ撃つ
左手で花を摘む
だからすぐ戻る』
──あっぶねー、マジあぶねー。
正当な理由なしに下界に降りてるの、天界に知られたら追放されちゃうよ。あぶねー。
ん? あれ? マイク、あれ?
──プツッ──
◇ ◇ ◇
えー、お待たせしました。無事、キジと花を入手し終えました。
あのー、さっきの話なんですけどぉ──切り抜きとか、やめてもらうことできます?
もしよかったら、皆様に加護をプレゼントさせていただきますので、忘れてもらってもいいですかね?
──え? 加護の種類?
んー、そうですねぇ……。足が少し速くなる加護、なんていかがでしょう?
──あー、ぁあー、嘘です、ウソ。
えーっと……ちょっと頭が良くなる加護、とか?
──あ、あ、いいですか。赤スパ、ありがとうございます。
では、これで取引成立ということで……。
──アーカイブですね。残しますよ。ただ、さっきのところは切りますが。
──ん。どうしてちょっとしか頭良くしてくれないのか、って? それは、めちゃくちゃ良くしちゃうと、友達いなくなりますよ? ほんとに!
過去に、むっちゃ良くしてあげたことがあるんですよ。その人、完全に孤立しちゃって、自分に対して殺傷力の高い魔法を使用しましたね。もちろん、○にましたよ。
いやね、少し考えればわかることなんですが、知能がある程度のところで推移してるから、話が通じ合って仲良くできてるんですよ、あなた達は。それが急に難しい話を、さも当然のように語り出したら、引くでしょう?──そうゆうことです。
はい。それでは、記憶消えまーす。
〈暗転〉
◇ ◇ ◇
はい、それで──あなた達の世界の出版社である『有斐閣』から、面白いデータが公開されていますので、紹介します。
●BL研究のための文献リスト[1]
●なぜ、BLは重要な研究対象となっているのか[2]
──というものです。今では市民権を得ているBLですが、「やおい」と自重しているような時代もありました。現代では、むしろ「BL」という言葉の方が広く知れ渡っていることでしょう。今や、『ヤマなし、オチなし、イミなし』どころのクオリティではないですからね。
BLは、古くから日本や外国でひっそりと流行っていたものがメジャーになり、さらに派生して多様化してきていますね。それほどに愛されるようになった歴史については割愛します。──どのように愛でられてきたか、については日本語で書かれているため、そちらをご参照くださいませ。
(Wikipediaもあるし、気になるなら自分で調べろぉぉおおお!)
よって今回は──「Journal of Popular Romance Studies(ポピュラーロマンス研究誌)」という、比較的新しいジャーナルから発表された研究をもとに、あれやこれや考察していきたいと思います。
日本の研究が大半ですが、国外の研究なども取り上げながら──
●どんな人がBLを好んでいるのか?
●なぜBLを好むのか?
●社会的に見るとどうなのか?
──というポイントに絞って見ていきます。自分はどうか、周囲の人がなぜハマるのか、アンチから見たBLなど、メタい視点でマウントを取りたい猛者は、ご覧ください。
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◆参考文献
[1]BL研究のための文献リスト
[2]なぜ、BLは重要な研究対象となっているのか
◆参考URL
前回:
https://note.com/otea_stalk/n/na7838dc75bcc
ビッグファイブパーソナリティ:
https://note.com/otea_stalk/n/ne74685b61a16
Journal of Popular Romance Studies:
https://www.jprstudies.org/