086_下ネタしかない世界。
シーン:その概念しかない世界であるならばそれは際立つものではなく普通に漫然と蔓延している常識であり区分するべき言葉もまた生まれないわけであるからして性的な言葉と言うものがなくなるのではなかろうか少なくともそれに付随する負の連想、恥辱というか嗜みというか秘するものという意識がなくなるのではなかろうかなとか思うわけであり羞恥心のない露出は快楽たり得るのかという崇高な疑問が立ち上ってくるわけではあるのですがそこのところどう思うかを絡めて話を進めて欲しい。
「要望が丸投げなのはどうなのかな?いやまあ方向性が分かるという点では助かるのでしょうか?そうでもないですね、話題の中心がどうにも表現し辛いですええそれなりに羞恥心はあるものですからというか乙女なんですよ私」見た目は幼女ではあるものの心は結構大人の女性、探索者にして武芸者の斧野小町、おん年二十歳、非処女、受胎済み。
「時と場合、時代と環境によって常識は変化する、変質するものではあるものの、一様にのっぺりと全ての場面で須く同じものであるというわけではなく地域性やら細々とした文化圏の断絶、各家庭環境なども含めてあるわけですから、どこに恥を感じるかもさまざまではないですかね?」冷静沈着客観視、あなたは本当に11歳ですかの、見た目は妖艶豊満な大人の女性其の実態は街に潜む、潜んではない、ニンジャにして小学5年生、斧野向日葵。小町の妹。
「迷宮怪異の淫魔その生息地であるところの里では、外界の常識を学ぶ施設のような場所もありまして、意外と恥を感じる場面は知識として知ってたりします。まあ淫魔そのものはそのような成り行きになっても本当に羞恥心で身動きが取れなくなったりはしませんが、稀によく恥ずかしいという気持ちを心地よく感じるように変換するので、結果として身悶えて行動不能になることはありますね」迷宮怪異、淫魔、田沼イチローが述べる。
「へえーもっと非常識なまでに破廉恥極まりない行動を普通に行う種族だと思っていました」じっとりとした目で見つつ小町。
「破廉恥極まりない行動は普通に行います、ただそれを破廉恥であると知った上で快楽に変換しているのが淫魔という怪異なのですよ」胸を張り突き進む、黄金の獅子的な笑みを浮かべるイチロー。
「確信犯?」尋ねる向日葵。
「悪いと知っていてそう行動しているというならそうではないですね、結果として幸せになれると知っているからこその淫魔的行動なわけですし。法律やら統治側が間違っているので信念を持ってそう行動しているというなら、部分的にそうではありますね、人権を無視していますから。ただ、迷宮怪異にそもそも人権がないので法に触れているかどうかと言われると、まあ、関係ない、干渉できないですよね、という建前があります」しれしれぺらぺら淫魔のイチロー。
「自我や自己や観測できて、意思の疎通も見た目にはできている生命体に人権を認めない方が無理があるのでそのうちに、新しい迷宮怪異にも人に準ずるとか人と変わりないとか、其のような仕組みができそうではありますが」政治の話はちょっと分からないけれども道理的にはそうなるのではと小町。
「それはそうですね、実際に歴史を積み重ねてきた在野の怪異にはすでに人権が与えられているというか、人としてみなして社会に組み込んできているわけでありますし、開国の衝撃で生まれたもしくは生まれつつある迷宮新怪異群にも適応されるという流れはそれほど不自然ではないですよね、本来ならば」ちょっと含むところがある点を隠さない斧野家諜報部ニンジャ頭の向日葵。
「現状人権のあるなしをあやふやにしておいた方が運用が便利と考えている方々とか、迷宮怪異の色々な勢力があったりしますから。まあ混迷期が終わったら上の方で調整されるのではないですかね?」私も知っているのですよ、という雰囲気で話す迷宮怪異淫魔のイチロー。
「で、迷宮保険その行為を実行するための処置ですが、対象者の卵巣か精巣に淫魔術を施す必要があります。で、ここで選択肢がいくつかあるのですが」条件提示保険外交員のイチロー。
「それはどんなものなのですか?そしてどの選択肢を選ぶかによって利点やら欠点やらあるのでしょうか?」商売相手にして施術のお試しを行うので確認する向日葵。
「それはずばり施術に性的な快楽を伴うかどうかという選択肢でして」にやりにこやかすけべえな笑みの淫魔。
「うん、知ってた、さすが淫魔、ぶれない」納得呆れの小町。
「利点と欠点は?」さらりと冷静向日葵。
「利点は気持ち良いです、欠点は気持ち良すぎることです。
続けてと目線で促す向日葵。
ヤリ方は簡単です普通に性行為を施術者、この場合は男性淫魔の私が対象女性に行います。陰茎から精子に似せた質量を持たせた術式を子宮に注ぎ込んで卵巣へと届けます、それだけで淫魔術、位置確認と状態記録の印を刻むことができます。とても気持ち良いですよ?癖になるかもしれませんし癖にすることもできます、ええ、懇切丁寧に感じるところを開発して愛欲性欲に溺れさせるようにもできます、この辺りは選択しだいといいますかその場の勢いに任せてとかになったりもします。ああ、安心してください、望まなければ妊娠しません」立板に水のごとく語る語る語る、淫魔。
「うん、なんとも詐欺っぽい」諦めつつ指摘する小町。
「つまり施術中に快楽に溺れると色々後がまずいことになるけれども、気持ち良いと。ちょっと試してみたい気はしますが、それ以外の選択肢を聞きましょう」やっぱり冷静向日葵。
「いくつか段階がありますが、基本相手の肉体に対して接触を重ねていくことで淫魔術を定着させます。膣内に手を差し入れて術式を刻むとか、卵巣のあるお腹側の肌に直接触れて術をかけるとか、裸になって抱き合って呼吸を合わせて、魂魄の方から術を回すとか、この場合は結構深い接吻とかもしますかね?いわゆる前戯のような行為ですね」にったり淫魔。
「あーさすが淫魔、やり口がイヤラシイ」ちょっと内股になってもじもじしているのは抱かれた時のことを思い出しているからな、小町。
「そういう性的な接触がない術式の施術はできるのですか?」確認向日葵。
「できますね。ただ、性的な接触という状態から遠ざかれば遠ざかるほど施術に時間がかかります。精神的な恋愛みたいな環境の施術だと数ヶ月単位見た方が良いでしょうね。陰茎を膣に差し込むやり方なら一晩もかかりません、ご休息の一時間くらいでしょうかね?まあ別の要素で長引く可能性はありますが」笑みが崩れない淫魔のイチロー。
「ではお腹の上から卵巣への術式付与でお願いします」向日葵。
「おや、抱かれないので?」不思議不思議と淫魔のイチロー。
「それはまあ、姉様がやきもちを焼くので」ちらりと目線を姉に向ける妹。
「あー、それはうん、ちょっと焼くかもしれない?」内省中の姉。
「なるほど、姉妹丼はまた今度にお預けですね」爽やか淫魔。
「承りました、では肌と肉を通しての施術ですね、行為を何回かに分けて三日ほど施術します。一日食間に、日に二、三度で、三日です。あと一応快楽ましましでやることもできますが?いかがです?ちなみに途中で膣への挿入形式に変更すpdfこともできますよ?」ご一緒に快楽もいかがですかと只の笑顔をつけて淫魔。
「いらないです」目は笑ってない笑顔な向日葵。
「そういえば、男性への施術ってどうやるんですか?」気になる小町。
「一番早いのは、女性型淫魔が、踵の尖った靴を履いて、被術者の陰嚢を踏みつけて、淫魔術の刺青のようなものを刻みつけるやり方ですね。結構確実に新しい扉が開きます」笑顔なのが怖い淫魔。




