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冒険したくない冒険者〜生涯賃金を稼いだら冒険者辞めてもいいよね?〜  作者: 茄子の皮
第3章ロンダール南東地区の日常
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ミスリルドラゴン

リールはミスリルドラゴンを見据えている。


『反撃しないよな』

ミスリルドラゴンは弱々しく言う。他の4人がいたから強がっていたが正直逃げ出したい。


「大丈夫だ。魔法を試したいんだろ?」

リールは笑顔で答える。自分の実力がどれ程なのか試したいのだ。


リールとミスリルドラゴンは対面に向かい合う。


『よし!いくぞ。』

ミスリルドラゴンは10メートル程飛ぶ。

霊剣十斬レイケンジュウザン

ミスリルドラゴンは翼を広げる羽ばたく。

リールに向かって見えないミスリルの刃が飛んでくる。魔力を感じたため目の前に氷の壁を出現させるが、十の刃が瞬く間に氷の壁を砕く。


「凄いな」

リールは、身体に魔力を巡らせ身体強化魔法を使う。力が50段階上がっていく。


見えない刃がリールの右膝を切る。しかし膝に傷は無く、履いていたズボンが切れただけだ。一つの刃が消えた。


「なるほど。あと9つか。」

リールは無防備に両腕を広げる。


9つの刃がリールを襲う。

両手首、両腕、首、頭、腰、背中、左膝と一斉に切られる。


『やっぱり無理か。』

ミスリルドラゴンは落胆する。霊剣十斬(レイケンジュウザン)は、10の刃が消えるまで切り刻むミスリルの刃で、目視できないほど魔力を込めて隠蔽しているのだ。

リールは肉体だけで消してしまったのだ。不意討ちなら効いたかもしれないが身構えられたら、リールには通用しない。


「凄い魔法だな。風魔法なのか?」


『そうだ。風にミスリルの強度を乗せて刃を飛ばしている。全く効かなかったがな。』

ミスリルドラゴンは地面に座って話す。


「それじゃそこらにあるミスリルは、貰って行くからな。」

リールは、4人を呼びミスリルをマジックバッグに入れていく。大きいものはリールが砕いて入れている。

ミスリルドラゴンは黙って見ている。


「兄ちゃん終わったぜ」

ゴードンは全てのミスリルをマジックバッグに入れたみたいだ。小さな欠片も残っていない。


「そうか。じゃあな。」

リール達は、ミスリルドラゴンに声を掛け出口へ歩く。


『お前!』


「どうしたんだ?」

リールはミスリルドラゴンに呼ばれ振り向く。


『一緒に行っても良いかの?』

ミスリルドラゴンは恥ずかしそうに話す。


「え?一緒に行けるのか?」

リールは怪訝そうな顔で返答する。巨大なドラゴンを王都に連れて行くのは無理がある。


『これなら行けるだろ』

ミスリルドラゴンの身体が光だす。

目の前に180センチ程の銀髪の男性が現れた。鱗もない引き締まった体で全裸だが。

「どうだ?人化の魔法なら見た目も普通だろう。」

ミスリルドラゴンは、普通に話している。


「おおおお!」

ゴードンとザードンは驚き声をあげる。


「人化魔法ね。変身魔法の一つだけど魔力があれば難しいことも無いでしょうね。」

ユキが顔を赤らめて言う。ミスリルドラゴンもリールと戦闘した訳では無いため、魔力を消費していない。


「まずはこれを着ろ。」

リールはマジックバッグから自分の服を渡す。

ミスリルドラゴンは、苦戦しながら服を着ている。上下黒の服だ。


「服なぞ初めて着たぞ。それより我が一緒に行くのは良いのか?」


「それだが、何で一緒に来るんだ?」

リールは意味がわからない。


「久しぶりに話して面白かったからな。それよりもお前の魔力が素晴らしい強さだからな。一緒なら安全だろ?」

ミスリルドラゴンは腕を組んで話す。弱くは無いが、魔族の大群には勝てないらしい。


「う~ん。街の為なら良いが毎日一緒は無理だぞ?」

リールは考える。


「それは大丈夫だ。好きに過ごせる場所を探す。近くの山に住むのも良いからな。」

王都の近くに入れれば良いのだ。安全に過ごせる場所が欲しいだけで。


「なら勝手に付いてきても良いぞ。街に被害が出たらわかってるよな?」

リールは魔力を込めて言う。


「絶対に大丈夫だ。お前を敵に回しても損だからな。」

ミスリルドラゴンは怯えた様に体を震わす。


「と言い訳でドラゴンが一緒に来るんだって。名前無いのか?」


ミスリルドラゴンを見る。


「名前か。ミルスでどうだ?」

ミスリルドラゴンは自分で考えた。


「ミルスか、わかった。帰ろうか。」

リール達6人は出口へ向かう。


帰りにアイアンアントやシルバーリザードを仕留めながら帰る。ミルスは話が出来るのが嬉しいのか、自分の話をしながら魔物を仕留めている。純度の高いミスリル鉱石につられて、この洞窟まできたらしい。ミスリル鉱石を体に取り込むと、力が増加するみたいだ。

もうこの洞窟にミスリル鉱石は無くなってしまった。



リール達は洞窟を出て王都へ帰る。




10月24日の朝7時に次話を投稿します。


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