犯罪奴隷 デルモンド2
「ちょっと待ってくれ!」
中にいた男に声を掛けられる。
スーツの男が話掛けてきた。ゾロダロン商会の幹部の男だった。
「どうかしたか?」
リールが答える。
「俺も連れてってくれ!」
「なぜ?」
「俺は力になれるぞ!」
「いや。いらないな。」
ゾロダロン商会の裏で違法奴隷商人なんかしていた人なんて害以外ない。
「なぜだ!この街で生きて行くならゾロダロン商会の名前は絶大だろ!」
王都一番の商会のゾロダロン商会の名前は魅力的だが、リールの企みによって今後は変わっていくだろう。
「ああ。」
リールは興味無さそうに答える。
「俺が手を貸せば金なんて一生遊ぶだけ手に入るぞ!どうだ!」
必死に話す。
ゾロダロン商会は、この男を助けようとはしていない。違法行為をゾロダロン商会に伝えたら、すぐに切り捨てられたのだ。
「お前には価値がない。」
リールは話している男を無視して、出口へ歩いて行く。
「くそ!俺の価値をわからない奴ばっかり!お前程度に俺の価値何て分かるわけねー!」
男は騒いでいる。
リール達は、牢屋を出た。
受付前で話している。
「それではこちらの書類に記入お願いします。これで正式にデルモンドの所有者となります。」
レンタルスは話す。
「はい。」
リールは記入した書類を渡す。
「ありがとうございました。これにて完了です。今後も奴隷が必要ならまた来て下さい」
レンタルスは頭を下げる。
「分かりました。ありがとうございます。」
リール達はギルド内を歩いて行く。
時刻午前11時30分。
リール達は街のミランダレ商会運営の食事所で食事する。
デルモンドはリール達の倍以上食べていた。牢屋生活のせいで満足に食事も出来ていない。
「どうだ?体力は戻りそうか?」
リールがデルモンドに聞く。
「大丈夫だ。まだ本調子ではないがそこらの冒険者に負けねぇよ。」
デルモンドが答える。
「そうか。後は住む部屋は、ホテルで良いだろうな。仕事はロンダール南東地区の護衛と手伝いを頼もうか。何か質問あるか?」
「そうだな。特に無いな。」
デルモンドは考える。
「こっちから質問いいか?」
リールが聞く。
デルモンドは頷く。
「何で犯罪者になったんだ?」
「俺はもともと雇われの傭兵業をやっていてな、いろんな依頼を受けていたんだ。その依頼人の中に真っ当な商人だと思ったら、違法な商品も扱っていやがって、あろうことか俺達傭兵のせいにされたんだ。そのせいで捕まった仲間は処刑されて、俺は指名手配犯罪者になったんだ。」
デルモンドは悲しそうに話す。
仕事がないと食べていけないため、ゾロダロン商会に雇われれていた。
「奪って生きて行けるが、そんな真似はしたくねぇからな。盗賊を潰して稼いだりはしたがな。」
人を襲えば生きて行けるが、デルモンド自身の良し悪しで決めてきたのだ。
「なら誰でも襲っている訳じゃないんだな。働けば給金も出すからまともな人生にしてくれ。」
「ありがとうな。仕事の無い傭兵仲間がいるんだが、この街で雇ってもらえないか。」
デルモンドが頭を下げる。
「犯罪行為はしないよな?」
「しない!絶対とは言えないが俺が責任を取るから頼む!」
デルモンドがリーダーの為、他の傭兵達は指名手配されていない。
「ああ、わかった。護衛の任務に付いて貰うがいいか?」
「それでいい。ありがとう。」
「後は必要な物でも買って行くか。」
リール達は食事を済ませ店を出る。
街でデルモンドの服や大量の食料を買い、ホテルを案内する。お金も銀貨10枚を渡す。マジックバックも渡しているので、買った物全て入れている。
買い物を終わらせ南東地区を案内し、デルモンドの仕事を大工達に探してもらった。明日からここで働いて貰うのだ。
夕方になりリール達は、帰路についた。デルモンドは自由に行動させている。
「明日の朝までには帰る」
そう話しデルモンドは街を出て傭兵仲間の元へ走って向かって行った。
翌日 午前8時。
デルモンドは戻って来なかった。
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