ホテルの確認 土地屋 へ
見てくれてありがとうございます。
よろしくお願いします。
子供達をホテルに泊めた翌朝。
時刻午前7時。
「おはようございます」
ミウロがリール達の部屋を訪ねてきた。
「おはよう。ご飯食べたか?」
「いいえ食べてません。」
「そうか。なら食べに行くか。」
リールとユリカは準備をして、ミウロ達の部屋に向かう。
子供達を連れて、ホテルのレストランへ向かう。静かなレストランだ。
リール達は個室に案内され、子供達がにぎやかに過ごしても大丈夫な様に配慮してくれた。
注文した料理がテーブルに並んでいく。
「リールさん、凄い所ですね。」ミウロが聞いてくる。
「そうだな。良いホテルでありがたいな。」
「今日は何をするんですか?」
「貧困街のホテルを見に行って、土地屋に行こうと思う。」
「俺も付いていっていいですか?」
「良いぞ。子供達は大丈夫か?」
「はい。私が見ているので大丈夫ですよ。」シュナが答える。
「そうか。ホテルにいるのか?」
「そうですね。他に行く所も無いので。」
「そうか。街で遊んで来ても良いぞ。」
「子供達が迷子になってしまうので難しいですね。一人じゃ見きれません」
「そうか。時間が出来たらまた街を見てまわるか」
「はい。楽しみにしてます。」
「よし。ミウロは一緒に行くか。帰りにホテルで遊べる玩具を買ってくるか。」
「はい。よろしくお願いします。」
リール達は食事を終えて個室を出る。
一人の女性職員が近づいてくる。
「リール様。ミランダ会長からの伝言です。」
「はい。」
「面白いことをやったらしいな。近いうちに本店に来てくれ。損はさせない。だそうです」
「分かりました。今日には向かいます。ごちそうさまでした。」
「ありがとうございます。」女性職員は離れていく。
「行くか」
リール達は、子供達を部屋に戻し、ホテルを出る。
時刻午前9時。
「おはようございます!」ケインが言う。
ホワイトペガサスの4人が見える。
「ああ、おはよう。あのホテルにまずいくぞ。」
リール達7人は貧困街のホテルへと向かう。
「ミウロ。身体強化の魔法はできるか?」
リールは歩きながらミウロへ話かける。
「出来ますがあんまり長い時間は出来ません。」
「そうか。魔法ができなくても身体強化さえあれば、何とかなりそうだがな。」
「そうですね。レベルが上がれば出来るようになりますか?」
「いや、レベルを上げなくても魔法は成長するぞ。筋肉と同じで、鍛えれば強くなるぞ。」
「どうすればいいんですか?」
「寝る前に魔力を全て使いきるイメージで魔法を使えば大丈夫だぞ。」
「大丈夫なんですか?」
「ああ、ただ凄く疲れるがな。」
「ですよね。急に何かあったらどうするんですか?」
「そうだな。今まで無かったからわからないが。言われてみればそうだな。安全な場所なら大丈夫だろう。」
「そうですか。今日からやってみます。」
「ああ、しっかり寝れば魔力は回復するから頑張れよ。魔力量が増えればいろんな魔法が使えるだろうから。」
「はい。頑張ります。」
歩きながらリールはミウロの身体強化について教えている。ミウロは身体強化しながら歩いていく。
貧困街の10階建てのホテルについた。
「うわあ。凄いね!」リールと手を繋いでいるユリカが言う。
「ああ、氷付けにしたからな。ギラン達がいると思う」
「凍ってるの?」
「いたら凍っているだろうな。10階で抵抗されたから10階にいるだろうな。」
「そうだね。どうするの?」
「溶かすか。」
リールはホテルの壁に触り、氷を溶かす。
一面に水が広がる。ホテルの入口から4人の男達が流されて出てきた。
「敵か!」ケインが身構える。
「いや、入口にいた奴らだ。一緒に凍らせていたから、溶かしたら出てきたんだろう。」
「そうですか。よくわかりませんが大丈夫そうですね。」
入口前に死体が並んでいる。
「この調子なら全員死んでいますね。衛兵呼びますか?」
「そうだな。頼む。」
「ジュウド、マリオン頼めるか?」
「おう。任せろ。」
ジュウドとマリオンは街に戻る。
「ミウロ大丈夫か?」
「はい。びっくりしてますが、大丈夫です。」
「そうか。こいつらは犯罪者だ。遠慮してたらお前が、もしくは子供達が殺されていたかもしれないんだ。今回は、仲間のユキさんの店が狙われていた。だから殺したんだ。」
「はい。リールさんが無意味に殺す訳無いですからね。理由を聞いて安心しました。慣れます。」
「慣れるか。慣れて欲しくないが、冒険者になるなら魔物の討伐もあるからしょうがないな。頑張れ。」
「はい!」
「それじゃホテルに入るぞ。」
リール達はホテルへと入っていく。
各階に10人程の人がいたが、全員死んでいた。
「10階だ。広い部屋があるな。」
リール達は部屋に入る。
「全員死んでるな。」
斧を持った男と女性、他に男達が倒れている。
「こいつがギランか?」
「そうですね。」ケインが答える。
「金貨の入った箱があるぞ。」
「依頼金ですかね。」
「だろうな。衛兵がくる前にしまうぞ」
リールはマジックバックに金貨をしまう。
「もう用がないな。出るか。」
「はい」
リール達は1階へ降りていく。
少しして衛兵達が到着した。
「ケインよろしく」
「分かりました。」
ケインが衛兵達にギラン達がいると説明する。
衛兵達を連れてホテルの中に入る。
15分後。
「確かにギラン一味です。賞金首なので討伐金を払います。」
ジュウドとマリオンに任せ、衛兵達は帰っていく。
「よし!次は土地屋だな。」
リール達は土地屋のテルクの家に向かう。
「ここか」
壁にひびもない、普通の一軒家だ。カーテンが閉まり中が見えない。
「分かりやすいな」
「そうですね。ゾロダロン商会の人だからな。」ケインが答える。
「ちょっと皆隠れてくれ」
リール1人残り、皆離れて隠れる。
ドンドン!
リールは扉を叩く。
「すみません!ゾロダロン商会の使いの者ですが!」
2人の武装した男達が出てきた。
「誰だお前は!」
「ゾロダロン商会の使いです」
「お前みたいな奴来たこと無いぞ!」
「新しい使いです」
「そんな知らせ来てない!」
「テルクさんなら知ってると思うぞ。」
「んな訳あるか!俺に会わないでテルクさんに会える訳ないたわろ!」
「誰だお前は!」
「だからお使いだって」
「怪しい奴だ!やるぞ!」
2人はロングソードを抜く。
「何だお前ら死にたいのか?」リールは殺気を込めて見下しながら話す。
2人は動けない。
リールは風魔法で動けなくしている。
「お前らは犯罪者か?」
「いいや、元傭兵だ。ゾロダロン商会に雇われている。」
「そうか。命をかける仕事か?」
「ああ、そうだ。だが力の差がここまであると、命乞いしたいがな。」
「よし!助けてやろう!」風魔法を止め、殺気を消す。
「テルクさんは金があったら従ってくれるか?」
「そうだな。ゾロダロン商会に恩はあるが死ぬまでではないだろう。」
「そうか。案内してくれるか?」
「ああ」
2人は扉を開け入っていく。リールも後ろから入っていく。
「誰だったんだい」
1人の60歳くらいの女性が椅子に座っている。
「テルクさん。この人が話があるらしい。」
「なんだいあんたら2人がビクビクして、それだけの人物なんだろうね。権力者じゃないね。力が強い人かな?」
「はじめまして。テルクさんであってるよな?簡潔に言う。ゾロダロン商会が保有している貧困街の土地を全てくれ。」
「なるほど。力強くで無いのは正しい形式にこだわっているのかい?断って武力をあんたに向けるかもしれないよ?」
「ギラン達なら殺したぞ。他の奴がいるのか?」
「「ギラン一味を!」」男性2人は驚いている。
「そうかい、なら断る理由はないね。あんた達2人でこの人に勝てないだろ?」
2人は頷く。
「なら商売だ。全部欲しいのか?何のために?」
「ここに家を建てる。あと周りの街を全て俺好みに作り変える」
「冗談ではなさそうだね。一つお願いしても良いかい?」
「なんだ?」
「私達はゾロダロン商会を裏切るんだ。この王都で生きていけない。だから街を作り変えたら住む場所が欲しい。」
「そうか。犯罪しないなら良いぞ。2人はどうする?」
男性2人に聞く。
「俺達も出来れば住む場所があればありがたい。仕事も引き受けよう。」
「わかった。それで権利書はいくらだ?」
「貧困街なんて価値無いよ。建て替えるだけで、金が掛かるからね。ゾロダロン商会も建て替えないで、ギラン一味なんて引き入れやがって。あんたに無料で上げるよ。」
「そうか。ありがとう。」
「すぐに名義変更するよ。私の一存で大丈夫だからね。約束忘れないでよ。」
貧困街の土地全ての名義をリールに変更する。
「リールだ。これからよろしく。」
「はいはい、テルクだよ。よろしく。」
「そうだ。お礼を上げよう。」
リールはテーブルに小金貨30枚を置く。
「なんだいこの金貨は。」
「お礼だ。あとゾロダロン商会にはよろしく。」
「口止め料かい。わかったよ。貧困街なんて気にもしてないから確認にも来ないわよ。ありがたく貰っておくよ。」
男性2人も10枚づつ受けとる。リールにお礼を言っている。
「これは貰っていくぞ。」権利書を持ってリールは扉を出ていく。
「ここに居るから用がある時きな。じゃあね。」
「ああ」
バタン!
リールが出て行った、
「まったく恐ろしい男もいたもんだね。」テルクは息を吐きながら言う。
「まったくです。レベル66の俺達がまったく敵わない力を持っています。」
「そうですよ。手も足も出ないとはこの事ですね。ハハ。」
男達は苦笑いしながら話す。
「でもゾロダロン商会よりも信用できそうですよ?」
「そうだね。敵には容赦ないが仲間にはやさしいタイプの人間だね。」
「はい。逆らわなければ大丈夫でしょう。」
「いつか手合わせしてみたいですね。」
「はっ!私はのんびり生きて行けたらいいよ。だいたいね……」
3人はリールの話と自分達の将来について話し始める。
「終わったぞ。」
リールは権利書を見せながらケイン達と合流する。
「出てきた奴ら強いですね。大丈夫でしたか?」ケインが聞く。
「ああ、問題ない。街の住人になる予定だ。」
「そうですか。何を言っても無駄なのでしょうね。次はどうしますか? 」
「そうだな。ミランダレ商会に行こうか。ミランダさんに用があるからな。」
「そうですか。なら俺とジュリアはギラン一味の方に戻ります」
「わかった。よろしく頼む。」
「はい。討伐報酬は後で渡します。」
「ああ」
リール達はミランダレ商会へ向かう。途中でケインとジュリアと別れた。
時刻午前10時。
リール達3人はミランダレ商会本店に着いた。
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