グランザスの決まり
リール達は、グランザスの街近くに到着し絨毯やテーブルなどをマジックバッグにしまってから、グランザスの街まで徒歩で向かっていく。
グランザスは、魔族領近くのため魔物のランクもBランクを超える強敵ばかりだ。グランザスの冒険者は、それだけレベルの高い人達が集まっている。
「ホワイトペガサスのケインだ。勇者様の応援の為にロンダールより来た。」
門番にケインが依頼書を見せて説明している。
馬もなく手ぶらで来たので、不審がられているが、知らん。
「依頼は、冒険者ギルドへの物資輸送と、ホワイトペガサスが魔族討伐依頼だな。入門を許可する!」
門番に連れられグランザスの街へ入るが、全員部屋に誘導される。
「ここグランザスでは、実力が大切だ。SSランクのホワイトペガサスは、大丈夫だがBランクのザンバードでは、変な奴らに絡まれると思うぞ?」
門番が言うには、グランザスではSランクの冒険者が多数いるが、全員が善良な冒険者とは言えないそうだ。実力はあるが素行の悪い奴もいるらしい。
「ザンバードは、綺麗な女性2人もいるからな。Bランクだと最悪襲われる事もある。」
門番は、深刻そうに話すが俺がいれば問題ないだろう。
「そこでグランザスでは、実力が分かる様に冒険者などの戦力でランキングしているのだ。」
門番が手のひら程のガラス玉と鉄の板を持ってきた。ユキさんがあれは、魔道具と小声で教えてくれる。
「ガラス玉で魔法力を、鉄の板で腕力を測ることができる。全員測ってもらおうか。」
ホワイトペガサス達から測定が始まった。
ケインがガラス玉を握ると、発光している。なるほど簡単なんだな。鉄の板も握るだけで分かるらしい。握力だけでなく、鑑定の魔道具だと門番は話している。
「うん。さすがSSランクのパーティーだな。」
門番がケイン達の順位を紙に記入し見せる。
ケイン 135位
ジュリア 372位
ジュウド 243位
マリオン 457位
グランザスには、5000人を超える冒険者がおり、騎士団も登録しているので、全員で10000人以上がいると考えれば、強い部類になるだろう。
「それではザンバードの皆さんも測定しましょう。ランキングが高いと絡まれにくくなりますよ。逆に強い人と戦いたい人からは狙われますが。」
門番が話す。どっちにしても、絡まれるじゃないか。
俺は、ガラス玉に魔力を込める。ガラス玉が毒々しく紫に発光する。門番が変な顔で見てるが知らん。
鉄の板を握るのは、強化魔法を使い全力で握る。鉄の板をぐにゃぐにゃに握り潰したがちゃんと測定できたみたいだ。
「ザンバード様のランキングは、こちらです。」
門番が震えながら紙を見せてくる。
なぜ震えてるんだ?
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