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20/20

今日もなんとなく妄想が浮かんできたので、エッセイを少し書いてみた。


 どうも、またまた飛狼の妄想エッセイにお越しいただき、ありがとうございます。

 さて今回のお題は。


『表現力としての効果音について』


 まあ、今更ながらなのですけどね。

 表現力とは何かと考えたら、やはり重要なのは描写力ですね。

 以前のエッセイで、地の文や描写はいらないなどと、馬鹿みたいな事を言ってた私ですが……色々と私も進歩をしているという事で、ご容赦を。

 昨今では、ライトノベルなどで、読者にストレスを感じさせず読みやすくするためか、出来るだけ描写を抑えているように感じます。しかし、なろう以外では一般書籍しか読まない私は、やはり一般書籍を視野に入れて小説を書いてしまいます。


 そこで私は実家に帰ると、かつての私の部屋で眠る蔵書と格闘しています。以前は何も考えずに読んでいたのですが、改めて読んでみると作家さんによって様々な表現の仕方、描写などが書かれていて驚いています。

 今の私にとっては、正に宝の山ですね。


 そこで気付いたのですが、プロの作家さん達は巧に様々な擬音や効果音を取り入れてます。

 以前、なろう内の小説の書き方で読んだのか、それとも他の書籍で読んだのか判然としませんが、擬音は小説を駄目にするみたいな事が書かれていたので、私も多用しないように心掛けていました。

 しかしそれは、私の勘違いだったようで、擬音で描写を表すのはだめですが、効果音或いは感覚として書くのは有りかなと。当然、多用すれば作品が安っぽくなるので駄目ですけどね。

 ですが、要所で上手く使えば、身近に感じる事が出来ます。

 以前テレビで見たのですが、あの稲川淳二さんが恐い話をするコツを語ってました。

 それは要所で、的確に効果音を使うといったものでした。それによって怖さが倍増するらしいです。

 例えば、背筋にゾゾゾッと寒気が上がってくるとか、背後からヒタヒタと誰かがついてくるといった感じでしょうか。実際に検証実験をやってみると、やはり効果音があるほうが恐いようでした。

 私もうろ覚えなので、ちょっと違っていたらご容赦を。


 私は現在、剣豪が異世界に行くといったファンタジーを書いています。

 そこで、実家の蔵書にある時代小説、その中でも剣豪物といった小説を読みあさってみました。

 すると、結構皆さん効果音を使っていますね。どうやら、バトルと効果音は切っても切り離せない関係のようです。

 するりと刀を抜いたとか、さっと身を翻したとかいった感じです。

 そこで私も最近は、効果音を考えながら使っています。


『最後に残った狼が牙を突き立てようと口を開けた口中に、太刀をずぶりと突き入れた。狼がビクンと体を震わせ、動かなくなったのを確認すると、ズルリと引き抜き血振れをくれる』


 これは拙作からの引用ですが、“ずぶり”“ビクン”“ズルリ”といった三つの効果音を使っています。

 どうですか。効果音があるほうが、臨場感が増したような気がしませんか。


 最近はこんなことを考えて書いてます。

 今更何を言ってるのと思った貴方、文章が素人だった私ですのでお許しを。


 ざっと今回はこんな感じです。それではまた次回の妄想エッセイにて。



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