表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/20

第7話「情報屋の誕生」

ガロス商会での値切りから一週間。

新装備でパーティの実力は別次元に。

レオンは大剣を軽々と振り、ミレイの魔法は街外れの森を一掃、

ルナの回復は即時完治。S級依頼も視野に入った。


だが、ガロス商会に再訪した俺に、

店主ガロスが人目を避けて呼び止めた。


「人間さん、ちょっと話がある」

奥の隠し部屋。酒と書類が散乱。

裏の顔が見えた。


「実はな、お前みたいな『目利き』が必要なんだ」

ガロスが低い声で切り出す。

「この街の情報が欲しい。冒険者の動向、貴族の噂、魔物の異変」


(来た)

値切りで信頼を得た結果、情報屋のスカウト。

戦えない俺にピッタリの副業。


「報酬は?」

ストレートに聞く。商人は損得で動く。


「金貨5枚+装備半額引き。情報1個につき追加ボーナス」

悪くない。月金貨20枚以上の安定収入。


「ただし、機密情報は命がけだ。バレたら貴族の暗殺者よ」

ガロスが警告。リスクも明確。


初仕事:貴族「バロン・クロード」の動向調査。

噂では「魔物大量召喚の準備中」。街の危機に関わる。


ギルドで情報収集開始。

サラに軽く媚びつつ、冒険者の噂を聞き出す。

「クロード卿が森の奥で怪しい動きしてるって話、あります?」


サラが眼鏡を光らせて。

「…知りたがりね。銅貨2枚で教えるわ」


情報1:クロード邸に「怪しい魔術師」出入り。

情報2:武器庫から鉄材大量持ち出し。

情報3:森の祭壇で「満月の儀式」準備。


パーティの戦闘力+俺の観察眼で裏取り。

夜の森に潜入偵察。運Sで敵に見つからず。


決定的証拠:

祭壇に「召喚陣」。オーク王級の魔物を呼ぶ規模。

クロードの印が刻まれている。


ガロス商会に報告書を提出。

「満月まで3日。召喚成功なら街壊滅です」

詳細な地図と証拠写真付き。


ガロスが目を丸くする。

「完璧すぎる…!これなら貴族に高く売れるぜ!」


報酬金貨8枚+装備半額券。

さらに「情報屋正式契約書」を渡される。

「ガロス商会特別協力者:人間(無職)」


その夜、パーティに報告。

レオンが笑う。「情報屋かよ。戦闘以外で稼ぎすぎだろ」

ミレイが感心。「クロードの召喚陣、解析したわ。確かにヤバい規模」

ルナが心配顔。「街が危ないなら、私たちで止めましょう!」


ガロスから追加依頼。

「クロード阻止の英雄パーティに情報流す。報酬は折半な」


三方よし。街救済+金儲け+実績作り。


満月前夜。

俺の情報でギルドがクロード邸を急襲。

召喚陣破壊、オーク王未召喚で大成功。

街中が英雄扱い。


ガロスが耳打ち。

「人間さん、お前がMVPだ。次は王都の情報網だな」


戦えない俺が、街の命運を握った。

ステータス知力40の真価だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ