表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最後の項目で、職業選択せず人間のまま異世界転生してしまった俺、ステータスだけはよかったのであきらめずひたすら周囲に媚びてたらいつの間にか成り上がれた件。  作者: 1010
第一章 「雑用編」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/20

第1話「ステータス上げすぎた結果」

光に包まれた瞬間、頭の中にステータス画面が浮かんだ。


text

【転生者ステータス配分】

残り時間:10:00

初期値:全10

自由ポイント:無制限(上限50)

最初は慎重に振り分けた。

でも、すぐに欲が出てきた。

全ステータスを極限まで盛れば最強じゃないか、と。


text

体力:10→30(+20)

筋力:10→25(+15)

敏捷:10→35(+25)

知力:10→40(+40)

運:50(+40)

魅力:45(+35)

【配分完了まで9:58】

(これで基礎は完璧だ。次は職業で最適解を…)


画面が切り替わる。


text

【職業選択画面】

残り時間:00:15

◯剣聖(攻撃特化) ◯魔法帝(魔力無限)

◯聖騎士(防御鉄壁)◯弓神(遠距離支配)

◯召喚王(軍団指揮)◯鍛冶神(装備作成)

(全50種表示中)

(どれが最適か…?魔王出現率、相性、成長曲線を計算して…)


text

残り時間:00:03

慌てて一覧をスクロール。

剣聖は単独戦強いが集団弱い。魔法帝は魔力枯渇リスク。聖騎士は機動力不足…


text

残り時間:00:01

(全解析7秒必要!間に合わ…)


text

【時間切れ】

【職業:人間(無選択)】

【転生実行】

視界が白く染まる。


草原。風が草を揺らす。

周囲に十数人の転生者。皆、目を輝かせている。


「剣聖ゲット!これ最強だろ!」

金髪イケメンが大剣を振り回す。

「魔法帝だよ?火球一発で魔物全滅w」

ローブの女性が炎を放つ。

「聖騎士!不死身パーティ組もうぜ!」

鎧男が盾を掲げる。


華々しいスタート。

対して俺のステータスは…


text

名前:アキラ

職業:人間

体力:30 筋力:25 敏捷:35

知力:40 運:50 魅力:45

スキル:なし

ステータスだけバグってるのに、職業なし。

戦闘力はただの人間。詰んでる。


(いや、待て)

高い知力と魅力。運S。

これ、戦闘以外で活きる。


生存戦略は一つ。


強い奴に媚びて、寄生する。


ゴブリンの群れが現れる。

転生者たちがスキルを競う中、一人目立つ男がいた。


金髪。剣聖。レオンだ。

華麗な剣技でゴブリン3体を瞬殺。

でも…


(隙だらけだな)

ステータス低いゴブリンでも、次の攻撃は読める。

右後方、茂みから一体が飛びかかる。0.8秒後。


「レオンさん!」


自然な距離で声をかける。

驚かせず、信頼感を出す。


「右後ろ、飛びかかります!下がってください!」


レオンが振り向く。

反射的に剣を振る。

ゴブリンの首が飛ぶ。


「…おい、どうやってわかった?」


息を切らさず、笑顔で返す。

「観察してました。レオンさんの剣技、完璧すぎて敵の動きまで読めましたよ」


初媚び。技術的な称賛を混ぜる。


レオンが鼻で笑う。

「戦えねえのか?」


「はい。職業選択で時間切れして、人間のままです」


正直に弱みを出す。

隠すと信用されない。


「バカだな。まあ、雑用なら使ってやるよ。荷物持て」


「ありがとうございます!」


深く頭を下げる。

プライド?そんなもの、生存より軽い。


その夜、野営地。

レオンが火を起こす横で、俺は荷物を整理。

水汲み。薪割り。情報収集。


(これでいい)

戦えないなら、使いたくなる存在になる。

ステータスが高いおかげで、疲れ知らず。魅力で好感度アップ。

運Sで、ピンチは避けられる。


レオンが独り言のように言う。

「職業なしでよく生きてんな」


「レオンさんがいるからです」


自然に媚び。

レオンが少し笑う。


そのとき、確信した。


正しく媚びて、正しく役立てばいい。


この世界、どうにでもなる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ