8話 俺は賢い
数学むずいよね…………
何気ない数学の時間。
高校数学も始まったばかり、因数分解だ。
畦 (うわぁ、めちゃくちゃ簡単や…)
唯一数学が得意な畦。その理由は中学時代の好きな女の子が超理系で追いつきたいという不純?な動機があったからである。だがこの数学力こそがこの先の畦をいろんな意味で救うのだ。
土岡先生 「ってことで因数分解したらXが6と
2って出てくる~わけ!!」
畦 「数学おもろぉ」
教室はとても静かだ。寝てるやつもいるし、内職(授業外の課題とかをすること)を黙々と行っている者もいる。だが始まったばかりの高校数学、因数分解はこの先一生使うと言っても過言ではない。つまり、睡眠な内職をしている時間などないのである。
畦 (まあでもこの先生の声眠くなるわ。1/f
ゆらぎやわ。俺中学時代も授業中寝たこ
とないんやけどな…。)←マジ
ちょっとうとうとしだした畦の肩に、柔らかい手の感触と爽やかないい匂いが。
松井 「ごめん、ちょっと教えてほしくて」
畦 「どこどこ…」
松井 「ここどう頑張っても3出てくるんやけ
ど。先生ミスってる……?」
畦 「えーーと、問題よく見てみよか」
そう、松井は問題を写し間違えているのだ。数学あるあるの代表格、記号のごちゃ混ぜ。そのトラップにまんまと引っかかったのである。
松井 「えっ………」
松井はこの世のどんな梅干しよりも赤く赤面した。
畦 (全てが可愛い………。感謝感謝。)
松井 「なに顔ジーーっと見てるんよ、畦君は
余裕そうやねー。」
畦 「まあはちゃめちゃに簡単やな」
松井 「えぇすご教えてや」
畦 「今度数学の勉強みたろうか?」
松井 「お願い!てか今日の内容は今日マスタ
ーしたいから今日放課後開けといて
ね?」
畦 「りょーーー、ってえ!」
なんと思わぬ形で今日の放課後、松井と2人でデートをすることになった。勉強会…?それとも………。想像するとにやけがとまらず、ドツきたくなる顔面へと変貌していっている。どうなる……。
エピソード8,終わり
良い感じに進んできたねぇ!次回は、授業外のデート編です!




