備え
ここで仮説の明日を考えてみよう。
USAの東アジアでの影響力低下による航路封鎖。
原油の供給停止。
食料輸入不可。
日本人は何日生き延びれるだろうか。
四季のある日本では、季節毎に優先される対策が変わって行く。災害時の一時的な防災対策では、対応する事は難しい。
最優先されるべきは水と食料だが、都市と農村では生存率にかなり差が出るはずた。
食料が無くなった都市部の人々は、何らかの手段で知人を頼り田舎に移動しなければならない。だが、移動出来ない、又は頼る知人がいない人達も沢山いるだろう。
政府や自治体がどの様な支援をするのかは分からないが、物流が止まれば可能な支援も限られる。
北海道だけ考えても、その地域毎に作られている農作物は違うし、電気を使う冷凍庫が動かなければ、保存出来る期間は限られる。
長期的にはジャガイモにカボチャなどを家庭菜園レベルで全員が作り、機械に頼らず共同で米や大豆を作る。
そして『水』だ。川には水が豊富にある。だが、今の河川の水は肥料と農薬に汚染されていて、そのまま飲むには危険が伴う。それでは井戸を掘れば良いのではないかと考えたが、地下水さえも既に汚染されている。綺麗な水を確保する為には、上流の湧き水を使うか、浄水装置を使うしかない。既にその多くが中国に占領されているのだが…。
しかし、それも最初の一年を生き延びる事が前提だ。
灯油やガスが無い中で、厳しい冬を越さなければならない。恐らく、生存率は3割…程度だろう。
どれだけ地域のコミュニティが機能するかで、生存率は大きく変動する。役割を分担し、信頼して協力出来る人間関係のある無しが生死を分ける。その単位は、精々数十名。
更に、餓死や凍死、病死…そして、余り考えたくはないが争いによって殺された人々の遺体を火葬、又は土葬しなければ、疫病が蔓延するだろう。
備えとは、備蓄や避難所などでは、決してない。
どれだけの人と信頼関係を築いているか、それが最も重要となる。




