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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
Musical in ABYSS

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☣⚣︎༆::::::❮❴❪十三❫❵❯::::::༆⚣︎☣

「はぁ………口は臭いし、情報はマトモなのをよこさねぇ………あんな形骸化した上層部なんて、さっさと撤廃することに越した事ないだろ。ああいうのが上に居るだけで、仕事どころか経済効果の回りまで悪くなる。アイツら、そこそこの金貰ってて溜め込んでんだろ?安い額面を年金代わりにして渡すくらいが丁度良いって。俺が裏で総督府全体を引っ掻き回して上手いこと上層部の給料を一気に減らすとか………出来ると思うから、いつ実行してやろうかと考えている常時NOW」



うわー、うわー、悪い男でちゅねー。美紅さんは。


あっ、今は悪い女か。


前世の時から悪い男の思考回路では無かったか。悪い女の思考回路を持っている男だったね。


現世で思考回路と性別が一致して違和感が無いはずなのに、松岡美紅という男の存在に慣れすぎているせいで、性別と思考回路の仕組みが一致しているのが逆に違和感となってる。


生きる違和感、歩く違和感………それが松岡美紅。



その違和感から繰り出されてる、自分が潰すと決めた人間に対しての徹底した制裁。制裁を下せなさそうだから諦めるなんていうこともしない。限界まで追い詰めないと気が済まないというしつこさまで兼ね備えている。


現世でも赤城佳奈美には喧嘩を売るなと言われる由縁は、前世から綺麗に受け継がれた性。



「そこで浮いた金はどうするの?」


「ん〜、総督府の経費に回せばいいんじゃね?それで給料に不満を持った奴が総督府の経費に手を付けたってなれば、最前線組としてヴァルドヘイムの法に基づいて罰を下さる。遠慮無く殺れる」


「横領させる隙を作られせて、確実に言い逃れが出来ないようにするのは手だね」


「その方が面白い事になるよ。ああいう自分の立場が上だと勘違いしている、無駄に歳食った連中が堕ちていくところを拝むのはテンション上がる」


「人の不幸は蜜の味ってか。いかにもお兄ちゃん(佳奈美)らしい意見で私は好きよ」


綾音(藍華)から好きだの何だのって言われるの、昔からの流れっていうものがあるからな……SHAMPOO事変の事も相まって、背中にゴキブリが10匹くらい這い回ってるんかってくらいのゾクゾクとしたモノがある」


「お前も、これから討伐予定の宗教家の連中と一緒に地獄に叩き落としてやるよ」


「聖書に基づくならば、俺の魂は綾音(藍華)に殺されたら、ガブの部屋に向かって次の輪廻転生を待つことになるのかな?」


「私もガブの部屋に行くから安心して。シェアハウスや」


「そこまで付いてくる執念深いストーカーは、その段階まで逝ったら寧ろ天晴れだよ」



行くとか往くじゃなくて、逝くっていう漢字を当て嵌めるな。


そんなところまでワードセンスを光らせようとしなくていいよ。そこまでは読者も私達も求めてない。綾音ちゃん以外は誰も笑わないよ。


綾音ちゃんは兄贔屓しても、そういうところで笑って美紅さんの機嫌を取るようなことはしない。「はぁ?死ねよ。キモい」って暴言を吐くことはあっても。



誰に何を言われても、物言いを一切変えようとしないのは謎に拘りが強過ぎるという感想を一言添えておく。

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