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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《all green’S》

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▩ historia♯ 佰玖拾弐局 ▩ 〈ぎみっくげーむっ!〉

(早く、オジサン来ないかな)


「すまない、待たせた」


「おせぇよ、ジジイ」



綾姉さん。


オジサンが遅いんじゃなくて私達が早すぎただけだから。そんなに怒ることじゃない。どんだけオジサンの事を冷遇してるんだよ。


何か恨みでもあるのかな?っていうくらいに冷遇してんじゃん。



「す、すまない……」


「早くしてくださいよ。シャゼラだって良祐さんに美奈子任せたままになってるんだから。そういうのを考えてくださいよ」



希世乃さんも当たりが強い。



「サージェスさん、班編成とかの話ですか?」


「そ、そうだが……」



そして、何も知らないはずなのにオジサンの話を先に当てて話してしまう。第六感マイペースパパ。


揃いも揃って我が強すぎる兄弟。



「そしたら、5班編成で……第一班が綾音、第二班が千明、第三班がシャゼラ、第四班が佳織、第五班がカルテナで良いんじゃないんすか?綾音のとこに結憂を入れて……俺が総班長、姉ちゃんが副総班長でやります」


「あっ……そうなるな」



サージェスさん、要らんかったやん。


なんでサージェスさんが来たんだろ?建前っていうことなのかな?



「じゃあ、そういうことで。解散しましょ」


「……………………あぁ」


「えっ、良いの?流石にちょっと勝手にまとめすぎじゃない?」



綾姉さんもビックリ。


私もビックリ。皆ビックリだよ。



「綾音がそんなの気にするなんて珍しい」


「流石にオジサン可哀想」


「良いんだよ。オジサンはだらだらと話すでしょ。美紅がちゃんと要約してくれたって思えば」


「……………兄さんも人が悪いなぁ~」


「昔からだもん」


「そういうブレないところが大好きなんだけどね」



兄嫁の前で平気でブラコン貫いて遠回しに兄嫁煽るような発言をするような事を平然とするパパ………


本当にメンタルイカれてるわ。



「明日からだから……まぁ、今日は適当に時間潰してていいんじゃない?後、今日から戦争の指揮とか采配は全部俺がやっちゃうから。柊さんとサージェスさんには任せられないから」


「おっ、ホント?」


「あんな1日にダラダラやってたら疲れるだけだから。動きがあったらサクッと終わらせて、また動きがあったら合わせていっての繰り返しで。それまでは適当に暇してて。俺が転移しやすいように結界とか術式とか張っておいたから」


「いつやってたの……?」


「昨日」


「瑠々と一緒に居たよね?」


「別に戦いながらでもイケるから」



………………色々無茶苦茶だな。やりたい放題すぎるでしょ。良くも悪くも。



話がすぐに終わって、全員はそれぞれ解散した。シャゼラさんは真っ先に目の前から転移した。早く家に帰りたかったんだな。



「てか、サージェスさんも1時間前って………いつも、早かったっけ?」


「俺が呼び出した。皆集まってるっつって」



パパってたまに人としての優しさをどっか捨て去る時が本当に怖いよね。


相手が誰であろうと何かの優先順位があって……優先することがあるなら、相手の事情とか老若男女とかお構いなしに進めるからね。


恐ろしいわ。

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