▩ historia♯ 佰捌拾伍局 ▩ 〈コメダ珈琲のシロノワール、旨いわ~〉
(そんなエピソードあったら、誰でも近寄りがたくるわな……特に半ば当事者ともなれば)
「理論とかは置いといてさ。そもそも私達の世代は色々と無法地帯だったからね」
「してたの、主に綾姉さんだろ」
「えっ?違うよ」
「立場とかを利用しているつもりはないだろうけど、結果としてそうなってるんだよ」
「…………あー、確かに。なんだかんだで私は何でも揉み消されてたな。でも、それは兄さんに危害を加える輩が悪い。特に糞雌豚共」
「雌豚言うな」
「陽キャの彼氏作ってイキッてる女が悪い。よくババアでも居んじゃん。旦那ハイスペだけど、それに縋ってる雌狐」
虎の威を借る狐は確かに居るけど。
雌狐って言い方は…………うん。コンプラとか気にしないのかな?作者って。事実でも問題発言と見なされれば色々アウトになってしまうんだよ。
表現の自由とは言えども、行き過ぎると駄目なの。
「まぁ、旦那自慢でマウント取ってるオバサンは居るけどさ………」
「旦那良いかもしれないけど、お前ポンコツじゃんってなる」
「大体旦那も蓋開けたらポンコツだけどね。そういうのって。外面しか良くないから」
「言えてる、言えてる。だから兄さんみたいに本当に裏表無い人を見ちゃってると、どうしても他の男は信用ならん」
「分かるけど、パパ基準に男判断すんのもおかしいと思う」
「俺を男の基準にしないでくれる?俺がマトモだったら世の中の九割九分の男がキチガイになる」
「私からはそうとしか見えない」
「それは綾音のフィルターがおかしい」
「レッツ・フィルタリング!」
「はぁ?」
「(ᐛ)パァ」
「ぱぁじゃねぇよ。ブラコンDQNが」
「流石にストレート過ぎない……?」
「綾音がDQNだったのは、メンヘラ最高潮の高校の時だけ。後はそうでもない。本当にヤバかったんだから。俺まで火消し手伝わされた」
「それはごめん」
「面白いエピソードいっぱい出来たから、まぁいいかってくらいになってる。別に俺自身がやらかしたわけでもないし」
「パパってそういうところあるよね」
「他人事には変わんない」
「希世姉と私のエピソード、そこら辺で話しすぎなのは困るんだけど」
「希世姉は元カレボコボコにしたとかね。浮気して土下座してるところに後頭部に踵落としかまして気絶させたのもヤバい」
「私も無理矢理キスされそうになったから、本気で元カレの顔を殴ったら気絶した」
「なに?私のオバコンビは元カレを気絶させるのが趣味なの?」
「オバコンビでフルコンボ」
「綾姉さんは気絶というよりかは半殺しだよね」
「顔近付けられて膝を股の間に入れられたから、これは襲われるというヤツだな?というのを察したから、腹蹴ってから思い切り顔蹴り飛ばしたら動かなくなった」
「えっ、殺してない?」
「大丈夫。ギリギリ生きてたからオジサン(サージェス)呼んだ」
「万能だもんね。オジサン」
「そういう時にしか使えないオジサン」
うちの父方の伯母と叔母がヤバいですよ。
特に叔母の方がアカンですね。思い切り顔蹴り飛ばして元カレ病院送りは………よく警察沙汰にならなかったと思う。そのために総督府が火消しに動くんだけど。
その元カレの件は、明らか過剰防衛だったらしいけど……女が男に、っていうことで正当防衛になったみたい。特に総督府は動かずに済んだらしい。
元カレが綾姉さん襲ったことには変わりはないけどね。流石に本当に死にかけるまではやりすぎだとしても。
ちなみに、綾姉さんに半殺しにされた元カレ……後何センチくらいズレてたら半身不随だったらしい。金属バットで思い切り頭ぶっ叩かれたくらいの衝撃が脊髄に来ていたとか何とか。
今、パパが平然と当時の事を話してるけど………平然と話すことではない。
元カレ、代償が大きすぎた。




