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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《all green’S》

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▩ historia♯ 佰漆拾捌局 ▩ 〈HEAVEN's four winds〉

《脳の血管、詰まってんだよ》


「それを脳梗塞って言うんだよ」


《嫌、だから。何にもないから》


《ただの痴呆じゃない?》


《カルテナ、今どこ?》


《トイレ終わったとこ》


《そういうことじゃなくて現在地》


《だからトイレ》


《場所の名前じゃなくて地名!!》


《浦安》


《のどこ!?》


《駅周辺》


《移動したんだね》


《地上は平和。何にも無さすぎて鬼ころし買っちゃった》


《仕事中に酒飲まないようにって言ってるよね?》


《佳織が買ってきてくれた》


《安くてすぐ酔える最強のお酒》


《味はビミョー》


《なにしてんの?》


《ちっちゃいパックのをストローで飲んでるから》


《あー、べろんべろんになる奴ー》


《ストゼロストローで何缶いってもシラフみたいなカルテナさんには泥酔は無縁ですよ》


《アルコールとニコチンあれば生きていける》


《お主、仮にもアイドルだよね?》


《アイドルくらい酒くらい飲むわ。酒とタバコと麻雀よ。今の時代》


《昔だわ。昔のアイドルでもしないよ。昭和のギラギラした俳優じゃないんだから》


《雀荘行くと、マジで麻雀打ってる松田優作にしか見えない。1人でブツブツ言いながら手作りしてる》


《カルテナ強いよねー》


《大三元、役牌全部ポンしたのにしっかりツモるから》


《それで責任払いする身にもなりなさい》


《捨てたヤツが悪い》


《そうでもしないと聴牌させてくれないカルテナさんの力が怖い》


《神だから》


《確かに神様だけど》


《楓って神様ポジションが2人、女王が2人って凄いよね。後1人は鵺みたいだし》


《誰が鵺ですか》


「あー、そっかそっか。千明さんは神創種だから神様っすか」


《そんな格式高くないけどね。付喪神みたいな》


「兄さんの疫病神の間違いっすよ」


《そんなことないから》


「ある意味、兄様の付喪神ではありますよ。ずっとくっついてますから」


「確かに」


《隣同士に居るのに、なんでわざわざインカム通すんだよ》


「あっ、兄さん」



急に出てきた兄さん。


ちゃんと私達の同行分かってるんだな………嬉しい反面、全部見透かされてるみたいで怖い。



「兄様。聞いてくださいよ」


《ずっと聞いてて無線捨てたいレベルだけど》


《パパー》



唐突の結憂。


なに?最前線組は全員暇してるのか?


だったら帰ってよくない?



「休みくれないんですよ?柊様」


《あー、うん》



興味無さそうやな。


いつも通りだな。



「酷くないですか?」


《パパ、電池無くなりそう……》


《モバイルバッテリーとか無いの?》


《うーん、無いかも》


《てか、結憂なら雷スキルだし、魔術関連も電気系統得意なんだから上手いことコントロールして充電できるんじゃないの?》


《できなくはないけど……凄い神経使うし》


《柊さん、新しいの持ってきてくれません?》


《そんなすぐに切れるかな……》


「結憂は多分、早く帰りたくて嘘ついてますよ」


《そんなんで帰れたらとっくに帰ってる》



それもそうだ。



《じゃあ、来て》


《アイス持ってきます?》


《要らないわ》


「結憂。オバチャン寒がりだから、アイスあげたら倒れる」


《それな》

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