▩ historia♯ 佰弐拾捌局 ▩ 〈東上線、本当に人身多いし、よう止まる。慣れてきたけど、割とウザい〉
「なんでそんなんと付き合ったんだろうね?」
「さぁ?」
「美紅さんも分かんないって言ってたからね」
「パパの真ん前で最初話したらしいよ。サイゼで」
「弟に元カレの話をする時点でおかしいんだよな……」
「パパも「酒とタバコとギャンブルはクズの象徴!!」とか賛同してたみたいだし」
「美紅さんも乙女だからな………」
「三姉妹」
「美紅さんはシンプルに産まれる性別間違えてるから仕方ない」
「姉の元カレの話に乗っかれる男ってまぁ居ないよね。てか、5000円だけ握りしめて雀荘行くっていうのもショボいなって。その彼氏、親が年収1000万らしいけど。それジミにマウント取ってきたみたいな」
「高いけど、そんなか?てか、希世乃さんの方が金持ってるやろ」
「うん。明らかに希世乃さんの方が上」
「希世乃さんもそんなに好きじゃないでしょって思ったけど、自分の方が元カレよりも稼いでるのに、5000円しか渡さないって」
「1週間どんだけ節約してもキツいよ。何にも買えないで?」
「弟に飯奢られたら「受け取れや。めんどくせぇ」ってポケットに多めに札ぶちこむのに」
「てか、元カレのいつの話?」
「私と憂依が2歳か3歳くらいの時かな?」
「サイゼで何話してんだよ……」
「ゲホッ……!!ん”ん”っ……!!」
「お前、本当に汚ぇな」
「痰が」
「ジジイ」
「せめてババアでおねしゃす。とりま、私は部屋で浦安の方を調べてくるから。今回は何となく下調べとかをちゃんとやった方がいいかなって」
「珍しい」
「ヤバそうな気がするから」
「フラグ立てんなよ」
「うるせぇ、そういうことが言うから本当にフラグになるんだよ」
「そもそもフラグって若干死語に成りつつあるよね?」
「10年くらいしたら終わってる」
「てへぺろ☆のすごさを感じるよ」
「それを考えたのが声優さんっていうね。声豚発狂よ」
「声豚が謎のマウントをそこで取ってくるからね。じゃあ、私はここで」
「ういー」
私は部屋に戻って柊さんとか……現地に既に行っている最前線組のメンツからの情報とかを確認して、そこから何がどうなっているのかを予め予測とかしておこうかなって。
今回ばかりはちゃんとやんないと駄目な気がするから。直感でしかないけど。
そんなところにわざわざ拠点を置いてる……しかも、地上1万メートル以上のとこに。無駄にファンタジーにしてくる辺りが気になるわ。
目立ちたいのか目立ちたくないのかが分からんラインっていうのが怖いところなのよ……
「さてさて、パソコンっと………」
ここ1ヶ月くらい開いていないパソコンを開く。
久し振りにキーボード触った気がするもん。ちなみにAppleです。ちゃんと実費で買いましたよ。一応仕事で使うからってことで佳織さんと相談の元、経費で落としましたけど。
金余ってても一応は節税をするっていう。
いや、節税とかもちゃんと考えてやるから金が余るんだよ。税金で持ってかれるくらいなら、少しでも節税して別なことに使いたいもの。
(さてさて………適当に送られてきたデータはどこかなっと~)




