「174」:小説書いてんなら、俺はこう思うんだよ!っていう気持ちを書けばいいじゃん。何のために場所が提供されていると思ってんだろ。
「………ってなわけなんだけど、環奈。大丈夫かな?初陣こんなんだけど。私と姉様と兄様、佳織様も付けるから」
「変なことをやると思ったよ、どうせ」
「だったら良いじゃん」
「よくは、ない」
「コレ、松岡君が考えたの?」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…いや、綾音。さっきアクロバットの練習している時に何か言ってたから。面白そうだし、最前線組の仕事とアイドルの仕事も同時にできるし、いかにも楓らしいから、普通に採用した…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
・・・・・・私も電流付けるのかよ。しかも、笑ったら電流流れるのか………でも、クソ面白そうだから、不思議とテンションも上がってんだよね。
最前線組に入っていないのに、私の精神も最前線組に随分と汚染されてしまったようだ。けど、総督府の要望にも理想的な形で応えている形だし、最前線組の仕事もアイドルとしての仕事、配信業も同時に全部出来ているから、計画としては滅茶苦茶理に適ってんだよな。
一石二鳥どころじゃないよね。三鳥にも四鳥にもなってるよね。「飛ぶ鳥を落とす勢い」と言わんばかりの影響力を誇る大型新人アイドルユニットというのを、クエストバーサーカーの仕事を同時に行いながらも見せ付けてくるあたりが、本当に表現者としての極地に向かっている感じがあるわ。
極地を通り越して、十一次元くらいにまで脳ミソ吹き飛んでないと、こういうことをしようとは思わないよね。
綾姉、ちゃんと「神の申し子」と呼ばれるだけの仕事をし過ぎてて怖過ぎる。異次元みたいな存在って、思考回路そのものから異次元なモノを持ってんだな。
そんな事をやろうとは思わないでしょ。好きにしていいよって言われて、それを思い付いて「好きにしていい、っていう範囲内だから良いでしょ?」っていう感じでしょ?
それに………電極パッドに関しては、総督府から支給されるものがあって、既にフリーレンさんが転移でテーブルの上に5人分並べられている。N”EVA”RLAND組と私の分って事ですよ。
・・・・・・・だいぶ、面白くなってきたね。コレが私の初陣か。考えてもみれば、私らしい臨界への初陣だよね。
電極パッド付けて笑ったらペナルティとして電流が流れるという……ゴリゴリのバラエティの要素を取り入れながら、ガチの殺しの仕事の最前線に関わるって………アドレナリンが既にドバドバ出てきていますよ。
脳内麻薬がヤバすぎてガンギマリになり過ぎないように、自分の理性をしっかりとコントロールしないとね。
「綾音ちゃんの企画って、松岡君の発想を踏襲してんのは伝わるんだけど………綾音ちゃんならではの、松岡君だったら「ちょっとやり過ぎかも」っていう若干の遠慮している部分を思い切り超えてくるあたりね。そういうところで松岡兄妹の、「兄」と「妹」の思考の違いが分かる」
「K点超え余裕だもん、私」




