「122」:イナバコウシ♀を手持ちに入れて、323番道路でレベルアップすると、マツオカミサトに進化する。
フリーレンさんが綾姉に「メタ発言多い」と説教垂れながら、休憩室に置いてある大きめの冷蔵庫の中にある、冷やし始めたから時間が経っていない2リットルの大容量ペットボトルのアクエリアスを取り出して、自分の手に氷の魔術を纏いながら、一気に中身のアクエリアスを冷やして、そのまま喇叭飲みをする。
勢いよく飲み過ぎたのか、口の端からアクエリアスが少しだけ零れていた。意外とフリーレンさんもガサツなところがあって、抜けているところがあるよね。
女神というか、とても人間らしいところがあるんよ。少なくとも、ツイフェミよりも遥かに人間らしく生きている。
口から少しだけアクエリアスを溢れさせたフリーレンさんが「ゔ」という汚い鳴き声を発した後、それを見逃しはしなかった綾姉と手越ちゃんが「うぇ!汚っ!」、「零してんの幼稚園児ですか!」と、明らかに馬鹿にしような高笑いをしながら煽り文句をそれぞれ並べていた。
フリーレンさんは姉妹の言葉には気にも留めずに、これといった反応をすることもなく、私に話し掛けてきた。口を袖で拭きながら話し掛けてきたよ。
………なんか、本当に女神なのかな?私のイメージしている女神って、もっと綺麗なイメージなんだけど。良くも悪くも人間らしさが強くてアレだな………流石に溢れてきた口周りのアクエリアスを袖で何の躊躇も無く拭う女神は嫌だな……
顔は良いし、女神ならではの華とオーラがあるだけに、あまりにも「ガサツな、そういう女」という部分が真っ直ぐに出てきて、「やっぱり、綺麗な女神というものは、アニメやゲーム、漫画やラノベだけの話なんだな」って思った。
王道を貫くファンタジーにしか居ないモノだと思ったよ。誰もがイメージするような「神々しく綺麗な女神」という存在は。
アル中ヤニカスの太陽神と、パチンカスヤニカスの水の神しか関わってないから、まだ希望はあると思いたいけど……臨界の事もあるし、他にも「神様は思ったよりも大した存在じゃないな」って思わせられるような事ばかりが現実として起こり続けているのだから、私の中の「神」という存在の認識が、「何となく人間よりは偉いのかもしれない、人間とほぼ変わらない存在」くらいにしか思えていないよ。
もう、神様っていうカテゴリーを無くしてもいいんじゃねぇの?って言いたくなるくらいに、だいぶ変な奴ばっかりが多いよ。本当に浮世離れした感覚っていうかさ……世間知らずまではいかなくとも、俗世の感覚にマトモに適合していないし、適合する気も感じられないし……それなのに、普通に人間社会で生きていこうとするのが多いのが、現代における神様って存在であるのは、アル中太陽神さんとパチンカス水の神さんで何となく察しは付いている。
何なら、この2人が結構適合している方なのがビックリなくらいなもんだよ。臨界創ったアホとか、絶対に何処の人間社会にも溶け込めない気がするもん。絶対に無理。社会不適合っていうのを通り越した何かだと勝手に決め付けてるけど、別に決めつけられる方が悪いくらいには開き直って断定してやるよ。




