登場人物紹介 その③
間章になります。
間章其の参から四章にて活躍のあった登場人物紹介です。
参考にしてください。
このキャラが好き。
このキャラの活躍が見たい。
など御座いましたら、お気軽に感想にて教えてくださいませ。
評価やブクマもお待ちしております。
m(*_ _)m
ダンジョン【惑わしの揺籃】
【六合真日】
お馴染み本作の主人公。
前世にて、スナックで酔っ払いの諍いを止めようとして殴られ、当たり所悪く死亡した。
転生神ククルシュカーによって新たな生を与えられ、アークデーモン種のダンジョンマスターとして、剣と魔法の世界【アストラーゼ】に転生する。
この世界では、ステータスに則り、【マナカ=リクゴウ】と名乗っている。
ダンジョン内に創った都市【幸福の揺籃】に、さらなる住人を集めようと鋭意努力中。
目標のひとつである身寄りの無い子供達を保護するため、偽名である【クレイ】を名乗り、ギルド支部長の助力を得てCランク冒険者となり、パーティー【揺籃の守り人】を結成した。
【アネモネ】
真日の補佐のため、転生神ククルシュカーによって創造されたホムンクルス。
容姿端麗、家事万能、戦闘能力高し(敏捷特化型)。
【叡智】という固有スキルにより、世界のアーカイブに接続し、過去世界で起きた全ての情報を閲覧出来るという、主人公以上のチートキャラ。
真日の突拍子の無い行動に振り回され、いつもお説教をさせられる苦労人体質。
真日のことを『マスター』と呼ぶ、頼れる配下筆頭。
フリオール王女や騎士レティシアらと同居が始まり、かなり仲良くなっている。
【マナエ】
真日と共同体として誕生したダンジョンの核である、ダンジョンコアの化身。
マスター登録の際に、予期せず真日に名付けをされ、自我を獲得した。
本来の個体名は、【第1986番ダンジョンコア マナエルウ】。
依代となる肉体を生成し、人格はそちらに移植されたため、本体のダンジョンコアとは別個の存在を確立した。
天真爛漫な幼女の姿だが、ステータスは真日準拠の下位互換となるため、真日が強くなればなるほど、マナエの能力も上がる。
真日に非常に懐いており、『お兄ちゃん』と呼ぶ。
皆に愛される天使系妹キャラ。
某王女にしょっちゅう身柄を狙われており、兄と姉の戦争が頻発している。
アネモネにお菓子作りを師事しており、日々腕を上げている。六合家のお菓子は、最近ではマナエが担当するほどだ。
【アザミ】
真日の固有スキル【魔物創造】により産み出された、初めての配下。
創造のイメージに用いられたのは、大妖怪【九尾の狐】である。
普段は固有スキル【人化】により、美しい着物の獣人女性という姿で真日らと生活しているが、本来の姿は白銀の毛並みと9本の尾を持つ巨大な狐である。
また、知識にある生物なら何にでも姿を変えられる【変幻】という固有スキルも持つ。
戦闘の際は、狐の姿と人の姿を使い分け、相手を翻弄し隙を作り出す盤石な戦い方を好むが、実質は万能型なオールラウンダー。
真日の第一の従僕を自負している。
真日のことは『マナカ様』と呼び、自身は『アザミ』と呼ぶ。
騎士のような実直な性格をしている。
真日を補佐するため【タマモ】としてCランク冒険者となった。
腐女子疑惑が浮上中である。
【シュラ】
真日の固有スキル【魔物創造】により産み出された、長身ナイスバディな鬼娘。
イメージに用いられたのは、【大江山の酒呑童子】という有名な鬼の大妖怪。
戦闘狂で近接格闘戦を好む、膂力特化型。
さらに魔力を収束させることも可能で、魔力を纏った状態ならば物理耐性のある相手にも通用する、非常識な存在。
不殺戦闘の際は、両手両足に【猫パンチグローブ】と【猫キックブーツ】(致命傷を与えないようにダメージを減衰する。衝撃を与えるとプニッ♪と鳴る)を強制的に装備させられる。
イメージが忠実に再現されており、うわばみと評したくなるほど酒好きの、大酒飲み。
古風な老人のような口調で、真日のことを『主様』と呼ぶ。
真日を補佐するため、【ウズメ】を名乗りCランク冒険者となった。
【イチ】
真日の固有スキル【魔物創造】により産み出された。
創造のイメージは、日本神話の女神【天逆毎】の子である、【天魔雄】。
刈り上げた黒い短髪にサングラス、白スーツに黒いシャツと、大柄な体格とも相まって見た目は完全に極道の若頭。
白木拵えの長刀(長ドスとも言う)を用いた近接戦闘型。
その漢気溢れる気性と口調、そして卓越した刀術から、真日が座頭市を連想したのが名前の由来。
真日のことを『頭』と呼ぶ、シュラに次ぐ戦闘狂。
ユーフェミア王国
【フリオール=エスピリス=ユーフェミア】
ユーフェミア王国の第1王女で、継承権は持たない。
政略結婚を嫌い、剣の腕を磨き軍の門を叩いたが、身分差による上官や周囲との軋轢により、訓練兵時代に意気投合した現在の部下と共に、軍籍を残したまま部隊として独立。
惑わしの森の魔物減少の原因を探っていた際、真日のダンジョンを発見し調査するが、罠に掛かり部下達と共に捕まる。
そして真日と対面し、彼の王国との友好策に同意。
以降は協力者となり、辺境伯や国王との橋渡し役を熟す。
元王太子である兄の謀反を鎮圧した功績で、真日が創ったダンジョン都市【幸福の揺籃】の統括代官となる。
最初は真日のことを『マナカ』と名前で呼ぶ。
近衛騎士から転向した新しい部下、レティシアに乗っかって、共に真日の邸宅へと押し掛け、一緒に暮らし始めたが、元々馴染みがあったため、今では家長である真日を押し退けるほどの権力を有する。
【フューレンス=ラインハルト=ユーフェミア】
ユーフェミア王国国王。
減らない仕事とは裏腹に、日々減っていく髪の毛に戦慄を覚えている。
厳正な施政と厳格な人柄に、諸外国にも【名君】とその名を轟かせている。
元王太子の謀反により王女共々幽閉されたが、無事救出され、真日との交友、盟約を締結した。
対外的には厳格だが、プライベートでは家族を大切にしている。
特に長女のフリオール王女を溺愛している。
真日と共謀を図ったり、一緒に娘に説教されたりと、お茶目な面も垣間見えるが、良好な関係を築いている。
【ウィリアム=ユーフェミア】
国王の第1子。元王太子。
名実共に次期国王候補筆頭だったが、妹であるフリオール王女の迷宮発見、真日との計画を、間者として彼女の隊に潜り込ませていたキースから齎された情報により察知。
国王と王女を幽閉し、自らが迷宮を支配せんと兵を挙げ辺境へと出征したが、真日やその仲間達により妨害され、王女と辺境伯の軍により制圧される。
国家反逆罪として廃嫡され、死罪を問われていたが、真日による顔面整形のみで命は助けられ、現在は未だ拘束されている。
今回の移民団の中には、彼に手を付けられ、弄ばれた被害女性が多く居り、その数は200人ほどに登る。
彼の廃嫡を喜ぶ声は、寧ろ市井には非常に多かったと云う。
【ユリウス=ユーフェミア】
国王の第4子で、ユーフェミア王国第3王子。
優秀な兄、姉達と常に比較され、努力することを放棄し荒んだ学生生活を送っていた。
常に取り巻きを侍らせ、街に繰り出しては問題行動を起こしていた。
しかし根は素直で、晩餐会の席で真日に諭され、強くなりたいと弟子入りを志願。
弟子入りの条件を達成するため、現在奮闘中。
学園にて、名誉騎士の子であるミハエルとミカエラ、商人の子であるモリナと出会い、距離を縮め始める。
【マクレーン=ブリンクス】
ユーフェミア王国のブリンクス辺境領を治める領主で、爵位は辺境伯。
貴族らしからぬ筋骨隆々とした偉丈夫で、戦場では鎧に身を包み、身の丈ほどの大剣を振り回す。
惑わしの森の魔物と、魔界からの魔族を一家で封じ込め、その勇猛さと常勝ぶりから、周囲に【軍神】と謳われ、諸外国にも恐れられている。
国王であるフューレンスとは旧知の仲で、歳も同じことから連るむことが多かった。
戦場を共にすることもあり、臣下であると同時に、親友であることを許された稀有な人材。
真日の都市と冒険者ギルドの橋渡しをしたりと、何かと協力してくれる良いおっさん。
【レティシア=リッテンバウワー】
元ユーフェミア王国近衛騎士。
19歳という若さ、更に女性で近衛騎士に抜擢された、実は剣の天才。
幼い頃は【神童】と持て囃されていた。
悪を憎む実直な性格で、王国貴族達の欲に塗れた姿に嫌気が差していた。
そんな折に、真日が貴族達を捩じ伏せ、移民計画を遂行する姿を見て憧れを抱き、近衛騎士の立場を返上。
移民団の軍務統括として、共にダンジョン都市へと移住する。
その際起きた悲しい事故の責任追及により、真日の自宅へと押し掛け入門を果たす。
フリオール王女も共に暮らすことになったが、歳が近いこともありすんなり打ち解けた。
実は一部の兵士達の間で【剣姫】と呼ばれており、そこそこの数のファンが存在する。
真日のみならず、六合家の面々に稽古をつけてもらっているため、メキメキと腕を上げている。
【メイソン】
元ユーフェミア王国王宮内務官。
平民から才覚のみで成り上がった文官。
デキる男。
出自故に周囲に疎まれ、不当な扱いを受けていたが、宰相の鶴の一声にて移民団へと参加。
フリオール王女の政務補佐官として、辣腕を振るう。
定時退勤がモットーの、ホワイトサラリーマン。
平民出身であり、自身も孤児院に寄付をしてきたことから、真日の保護計画に賛同。
何かと相談に乗ってくれる。
【ミハエル】
ユーフェミア王国の王都に在る【ブリガント王立学園】に通う3回生の男子。
名誉騎士爵を得た、元冒険者の父親の計らいにより、正式な貴族身分である国家騎士を目指して入学した。
双子の妹が居り、その妹と共に日々勉学に励んでいる。
ある日学園にて、出会い頭にユリウス第3王子とぶつかってしまい、その取り巻きの貴族子息らに責められていたが、そんな身を救ったのは、あまり良い評判を聞かないユリウス王子本人だった。
そのまま王子と2人きりで話をし、王子が本当の仲間を欲していることを知る。
騎士を志望しているが気弱で、よく妹のミカエラに振り回されている。
【ミカエラ】
双子の兄であるミハエルと共に、【ブリガント王立学園】に3回生として通う。
魔法の素養が有り、兄と違って魔法使いとしての士官を目指して勉強している。
同じ平民出身であり、商人の娘のモリナと意気投合し、兄共々常に一緒に行動している。
気の強い性格で思い込みも強く、よく暴走しては兄とモリナに止められている。
その気の強さは、悪名高いユリウス第3王子が兄を連れ去ったと聞き、制止するモリナを振り切ってまで怒鳴り込み、罵声を浴びせるほど。
その後誤解は解けたらしいが、ユリウスに対する警戒心はまだ持っている様子。
【モリナ】
王都の【ブリガント王立学園】に通う3回生。
王都に店を構える【オードル商会】の会頭の一人娘で、跡を継ぐにしろ婿を取るにしろ、と、箔付けとして入学した。
同じ平民であるミカエラと、半ば押し切られる形で友人となり、その双子の兄であるミハエルとも行動を共にする。
王子の元へ怒鳴り込もうとするミカエラに引き摺られ、なし崩し的にユリウスと知り合う羽目になった。
経営学と地政学を主に専攻しているが、魔法の素養も有るらしい。
冒険者ギルド関係
【ダージル】
Aランク冒険者パーティー【火竜の逆鱗】のリーダーで、自身もAランクの冒険者。
元傭兵で、その頃に傭兵団の仲間と共に火竜の討伐に成功する。
それ以降、【竜殺し】と呼ばれる。
真面目な性格だが少々不器用で、人付き合いは苦手な方。
王国移民団の護衛依頼を受けた折、真日と出会う。
普段軽く見られがちな冒険者という立場だが、この移民団で王女や辺境伯、真日に認められ、更に酒の席で散々弄られたことで、彼らと意気投合。
真日の都市に訪れ迷宮に挑戦したが、途中で瀕死の重傷を負い、脱出して療養中。
パーティーメンバーのシェリーに告白され、付き合い始めた。
【ロイド】
【火竜の逆鱗】で魔法使いをしているAランク冒険者。
物言いは軽いが、ダージルの1歳年上ということもあり、良き相談相手。
魔法の腕は確かで、魔力も豊富に持つ。
行軍中のアザミの魔法戦闘の手際と、その戦う姿に一目惚れしたらしいが、一切行動には移せていない実はヘタレ。
仲間達からは無謀な挑戦はよせ、と止められている。
【シェリー】
【火竜の逆鱗】メンバーの弓士。
豹の獣人女性で、落ち着いた物腰から年齢を高く見られることが悩みの種の19歳。
同じメンバーのミュゼとは姉妹のように仲が良く、休養日にはよく2人で街に買い物に出掛けている。
リーダーのダージルにずっと想いを寄せているが気付かれず、かといって自分からも踏み出せない、やきもきする恋する乙女であったが、真日の迷宮でダージルが瀕死となり、目を覚ました際に感極まって押し倒した。
無事告白は受け入れられ、お付き合いを始めた。
【ミュゼ】
【火竜の逆鱗】メンバーで、斥候を務める。
狼の獣人女性で、無尽蔵の体力を誇る。
同メンバーのシェリーの妹分で、よく行儀を注意されたり、服装を整えられたりしているが、本人はそれを心地好く感じている。
獣の本能で真の強さが判るのか、真日ら一行に畏怖の念を抱いている。
しかし、なんだかイチが気になる様子?
長いことシェリーの片想いを見守ってきたが、それがようやく結ばれ、胸を撫で下ろしている。
【コリー】
【火竜の逆鱗】にて僧侶を務める、穏やかなアラサー青年。
パーティーに於ける頭脳労働も担当する。
三十路を目前として、更にはパーティーメンバーが色恋に走り出したのを察し、独りの身の上に焦りを感じる今日この頃。
強力な漢女の出現により、存在感が掻き消される危機に陥っているが、本人はまだそのことを知らない。
【ブライアン】
【火竜の逆鱗】で前衛担当の戦士。
滅多に喋らない男だが、喋らない分、身振り手振りが五月蝿い。
喋れよ、と仲間から1日に1回はツッコまれる。
そして偶に喋ると驚かれる。
かなり脳筋。
尚、浮いた話には口が軽くなる模様。
【リッケルト=クライド】
冒険者ギルド本部長の甥で、ドラゴニス帝国クライド伯爵家の次男。
家督を相続出来ないため、叔父であるギルド本部長のゲルドを頼り、冒険者ギルドへと入った。
本部長の甥としての立場や、帝国伯爵家の権威を振りかざし、数々の不正に手を出して、ギルド本部での立場を確立した。
迷宮内の都市へのギルド誘致の情報を察知し、強権を振りかざして使者となる。
その会談の場で、真日とユーフェミア王国国王の2人の策謀により、間諜の嫌疑を掛けられ、強制送還される。
その後、生家であるクライド伯爵家からも勘当同然の処罰を受け、帝国内の修道院に預けられた。
【ゲルド=ゲーテ】
冒険者ギルド本部長の爺さん。
爺さんとは言っても、まだ65歳だが。
甥であるリッケルトの横暴の証拠だけが掴めず、頭を抱えていたが、真日の都市への誘致話を故意にリッケルトへと漏らし、失態を期待して使者として送り出した。
その後厄介者を排除したことで、暫くの間上機嫌な日が続いたらしい。
各国の重鎮から、【ギルドの古狸】と畏れられている。
かなりスケベジジイらしい。
【フィーア】
冒険者ギルドの、ユーフェミア王国ブリンクス支部所属の受付嬢。
真日達が素行の悪い冒険者達に絡まれている所で目が合い、そのまま知り合う。
真日達の規格外の強さに恐れを抱きつつも、担当官の任に就く。
その後、真日達の正体や目的を知らされ、協力者となる。
真日の都市に誘致される予定のギルドへの転属願を提出したらしい。
腐女子疑惑有り。
アザミと陰で同盟を結んだとか、結ばなかったとか。
【コルソン】
冒険者ギルド、ユーフェミア王国ブリンクス支部の支部長を務める、元Sランク冒険者の漢女。
筋骨隆々なゴリマッチョなのにイケメン。
オネエなのに妻子持ちで、奥さんは元舞台女優の超絶美人で、1人娘は天使。
元Sランク冒険者だけあって強く、真日達にも一目置かれている。
心根は優しく、弱者や正しい者を放っておけない性格。
真日達が身分を偽って冒険者登録したことを見抜き詰問するが、その目的や理由を聞かされ、全面的に協力することを決める。
ギルド支部長の権限で、登録初日に真日達をCランク冒険者とした。
真日の都市に誘致されるギルドへの転属願を提出したらしい。
【クローディア】
コルソンの妻で、元舞台女優の超絶美人。
穏やかで腰の低い性格で、コルソンの為人を理解し、支えている。
六合家での親睦会でアネモネの料理に感銘を受け、弟子入りを希望しているとか。
【クロエ】
コルソンとクローディアの一人娘。
人見知りが激しいが、真日の子供好きオーラに絆され、受け入れた。
真日からプレゼントと称して、お守りである首飾り(魔力を込めると強力な結界を張る)を貰った。
見た目年齢が近いことで、マナエとも仲良しになり、一緒にお菓子作りをする約束をしたらしい。
ダンジョン都市【幸福の揺籃】の住人
【マリーアンナ】
真日が自身の街に招いた、多神教である【ユタ教会】の修道女。
心優しく丁寧な物腰の、子供好きな巨乳美人。
元王太子であるウィリアムとその取り巻きに乱暴され、神に仕える身でありながら純潔を失ってしまった我が身を嘆いていたが、真日によってウィリアムは廃嫡となり、その心は救われた。
真日の都市へ教会を招かれ、彼の街を少しでも良くしようと移民団に志願した。
その後真日と実際に出会い、本当の意味で救われ、教会附属の孤児院にて、寮母の役目を授かる。
更にその後、自身と同じく、ウィリアムの被害者女性達を集め、真日と対面させ、その心の内を吐露させた。
真日とも急速に距離が縮まっている模様。
【ギリアム=カドケウス】
ユタ教会の司教様。
御歳72歳という高齢でありながら、諸国の教会支部を行脚し、往く道々で教えを説いてきた徳の高い御老人。
元は隣国、【スミエニス公国】内に在る教会本部にて、大司教を務めていたほどの御仁。
数多居る弟子の1人に席を譲り引退しようとしたが、懇願され司教として籍を残した。
ユーフェミア王国支部教会に立ち寄っていた際に夢で神託を受け、真日の都市への移民団に志願した。
都市の教会【ククルシュカー大聖堂】にて総責任者を務め、月に一度は司教として説法も演説している。
非常に穏やかで優しい、良いおじいちゃん。
神々
【転生神ククルシュカー】
転生を司る神様で、真日を剣と魔法のファンタジー世界【アストラーゼ】に転生させた。
見た目は幼女、中身はドSの、遊び心溢れる女神であるが、真日の本質を気に入り、何かにつけて気に掛けている。
お気に入りのスナックを自らの神域に常在させ、仕事終わりに1杯とカラオケを楽しむのが、最近のトレンド。
そして連載を読まずにコミックス発売を待つタイプで、ある程度時間を置いて、気になる真日の動向をまとめてテレビで鑑賞するのが趣味。
真日の生き様をもっとよく観ていたいと願うようになり、GPを使って天下り(現世に生を受けること)をしようか悩み始めている。
しかし真日の計らい(?)により、自身の神域を訪れる神が増え、これはこれでと楽しんでいる。
真日の行動により、信仰によるGPを得ることが可能となった。
【イライアメネス】
地球とも、アストラーゼとも異なる世界を管理する女神。
転生神ククルシュカーとは、お互いを『ククル』『ライア』と愛称で呼び合うほど気の知れた仲。
おっとり落ち着いたお姉さんタイプで、ククルシュカーを妹のように可愛がり、時に揶揄っている。
真日へのククルシュカーの入れ込みように、「あらあら、うふふ」と満面の笑みで茶々を入れる。
ククルシュカーが創ったスナック【女神のオアシス】を大層気に入ったらしく、暇さえ有れば入り浸っている模様。
ククルシュカーに天下りを唆したり、一緒に現界して遊びに行こうとしたりと、彼女自身も真日を気に入った様子で、呼び方も『この子』から『真日くん』へと変わった。
【豊穣神ユタ】
真日が転生した世界【アストラーゼ】の管理者で、ユタ教会の主神。
豊穣と出産を司る女神。
ダンジョン都市【幸福の揺籃】の新造教会で真日により建立された御神体が、急激に信者の信仰心を高めたせいで、戸惑った挙句転生神ククルシュカーの神域に突撃した。
スナック【女神のオアシス】で出されるお酒を気に入り、またククルシュカーの為神を知って、以降常連となる。
【運命神イソラ】
豊穣神ユタが世界を管理するために生み出した、世界神の1柱。
運命、縁を司る女神。
人類の間では、良縁を齎してくれると人気の神様。
悪運や悲運も司っているのだが、都合の良い所しか見ないのは人の宿命か……
【火神イグネ】
豊穣神ユタが世界を管理するために生み出した、世界神の1柱。
世界の火の領分を司る女神。
荒々しい性格で闘争も司ると言われており、軍人や傭兵などに信者が多い。
また、ドワーフ族など火を扱う種族からも信仰されている。
酒好きの神様で、ククルシュカーのスナックに、イライアメネスに次いで入り浸っている。
【地神ガイアス】
豊穣神ユタが世界を管理するために生み出した、世界神の1柱。
大地の領分を司る男神。
安寧を象徴し、大工や、地を耕す農民からの信仰が厚い。
本神は、主神である豊穣神と領分が一部被っていることで、肩身を狭く感じているとか。
【水神ウォタルー】
豊穣神ユタが世界を管理するために生み出した、世界神の1柱。
水の領分を司る女神。
止めどなく流れ変化を齎すと、起業する者や、特に商人達から信心を集める。
また、船乗り達からも信仰されている。
大人しく無口な性格だが、お酒と甘味には目がないらしい。
スナック【女神のオアシス】では、彼女に集られる火神イグネの姿がよく見られる。
【風神ウィンダルトス】
豊穣神ユタが世界を管理するために生み出した、世界神の1柱。
世界の風の領分を司る男神。
流れる風の如く、自由を愛する冒険者に信仰する者が多い。
チャラ男。
豊穣神ユタを初めとし、同僚や近しい世界の女神は一通り口説いて撃沈している。
しかし懲りない。
初めてククルシュカーの神域を訪れた際にはイライアメネスを口説こうとしており、ククルシュカーに出禁一歩手前まで、物理的にも精神的にも追い詰められたらしい。
だが懲りない。
真日「なんか、俺に比べてみんなキャラ濃くない?」
フリ「そうか?お前も相当変わってると思うのだがな?」
真日「あんだとこら?どこが変わってるってんだよ?」
フリ「揚げ足取りが大好き」
真日「うっ……」
フリ「弱味を抉るのも大好き」
真日「ぐっ……」
フリ「初対面の女性をほぼ全員泣かす」
真日「あ、あれは……!」
フリ「キレると手が付けられない」
真日「いや、そんなこと……」
フリ「罠の使い方が極悪非道」
真日「いやだって……!!」
フリ「新魔法の発想がエグい」
真日「ちょっ……!?」
フリ「子供にデレデレし過ぎる」
真日「そろそろ泣いてもいいかな……?」
フリ「往く先々で女性を引っ掛けてくるスケコマシ」
真日「最早ただの文句だよね!?」
フリ「我らの誰にも未だに手を出していないヘタレ」
真日「だから…………うん?」
フリ(ぷいっ)




