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新たな時代を歩む日本  作者: 特殊警備隊
9/20

追求

先の戦闘後司令部に戻るが・・・・・・・・

先の戦闘から数ヶ月仮設のベースが出来上がりるが俺は会議室に居た。後ろにMPとその手に手錠を付けられて


「であるからして一ノ瀬二等陸尉の行為は幾ら武器使用許可が出ている中であっても明らかな違法行為当たります」


政府官僚の一人が言い


「意義有り、一ノ瀬二等陸尉の指揮はなんら問題なく武器使用の前に敵勢力に対し警告を発した事は彼の小隊の部下からそれに捕虜からも確認が取れています。」


弁護士は言い


「でしたら、あなた方はこのまま一ノ瀬二等陸尉が武器を使用せず、敵性勢力に殺害されろと言っているのと同義と言うことがわかりますかな?」


弁護士は強気に言うが


「それは極論です、最良の選択は他にもあったはずです。武器を使用せずに敵を退かせる事、戦闘を思いとどまらせること。それも選択として当然指揮官ならあるはずです」


政府官僚の連中に言われるが


「{お前ら政治屋が軍事の何を知ってるんだよ・・・}」


俺は思った。いつもいつも自分のメンツばかり。この戦闘も俺に結局の所責任を押し付けようとしているだけじゃねぇか


思いつつ聞いていたが


「でしたら、貴方方いうその選択のどれもが不可能で戦闘以外の選択肢がなければ彼を含めた小隊の隊員らは死ぬしかありませんよ?それでもそのような事を言いますか?」


弁護士はアタックする。その時ドアが開き


「いい加減にしなさいッ」


中に入ってきたのは全権大使の塚崎氏だった。


「確かに私は必要ならやぶさかでもないと言いましたがいつまでもこのような下らない裁判ごっこに明け暮れているほどの余裕はないのは互いに分かっているはずでしょう」


そう言い


「私の権限でこの査問委員会は終了とする。」


塚原大使は言い、弁護士は不完全燃焼気味で部屋を後にするが



「しかし、規律はしっかりしませんと示しがつきません」


官僚は言い


「君は私の話を全く聞いていないようだね、我々の任務は「日本」と言う国がこれからも存在できるようにする事、最悪は戦争も辞さない覚悟でここに皆来ているんだぞ。貴様はそんな事もわからんのか?それに、一ノ瀬中尉の行動は何ら問題はない、全権大使の私が「難民保護の為の武器使用を許可」し本国からそれに対して何ら言ってこない即ち問題は無かったという事だ。問題があれば私の権限は剥奪と共に本国に帰還せよとの命令が出る。」


塚崎氏はため息をつきつつ言った


「貴様はそんな事もわからないのか、全く貴様のような幼稚で無能な奴が部下と言うのも情けない荷物をまとめて帰還の用意をしとけ」


実質上の死刑宣告を受け官僚は卒倒した。そして


「MP、一ノ瀬中尉の手錠を外しなさい」


指示を出しMPが手錠を外す。手を触りながら


「すみません・・かばっ・・・て頂いたでよろしいですかね」


言いつつ


「一ノ瀬中尉君には通達はまだだったが階級の呼称が旧軍のもに戻った事を通達する」


その時


「コンコン」


ドアをノックする音が聞こえ


「入れ」


そう言うと


「失礼します、特殊作戦群群長岩渕充大佐只今出頭致しました。」


岩渕司令が言い


それと同時に


「一ノ瀬中尉君は今後の対応をどうするかね?」


聞かれ


「私だったらですか?」


聞き返すと


「うむ」


言われ


「私でしたら今回のムダルスカ王国と交戦したため敵に情報が知れ渡るのは時間の問題かと思います。ですのでまず私なら我々と考えが近いラファーティア王国に特使を派遣し時間を稼ぎます。できれば両国を相手取った二面戦闘は避けたいですから」


率直に言うと


「ふむふむ・・・・誤差も許容範囲内です。」


ひとり納得したかのように言い 


「一ノ瀬優希中尉、二階級特進で少佐に昇進を命ずる。並びに特殊作戦群へ復帰せよ。」


塚崎大使に言われ


「・・・・・・・・・・・・」


言葉を失うも


「・・・・了解しました」


敬礼する。そして横にいた岩渕大佐から


「我が家に戻ってきたなお帰り」


握手を求められ、俺も握手に応じた。


一転し


「一ノ瀬優希少佐、特殊作戦群内部に新設された「S特」の指揮官を命ずる」


塚崎大使に言われ


「S特?」


俺は言うと


「特殊作戦群別班通称「S特」だ敵地において調査や、越境偵察・救出作戦・情報収集など特殊作戦関係の任務を行う部隊だ貴官が適任だと岩渕大佐も仰っている。」


説明を受け


「謹んで拝命します」


俺は言った。それと同時に


「実は一ノ瀬少佐、君が保護した難民の中に超VIPがいらっしゃって是非君にお礼を言いたいと仰っている」


塚崎大使は言い


「どうぞ、お入り下さい」


そう言うと女性が入ってきた。女性は、俺と目が合うと


「あの時以来ですね、私の本名はリリィ・エルナン・ラファーテイア。お気づきとは思いますがラファーティア王国の王女です。」


突然の事に岩渕群長・共々敬礼をするが


「私は感謝の意を言いたくここに通して頂きました。我国の国民を守って下さった貴方とそしてその部下の方々に謝意を言わせて頂きたく参りました。」


丁重に言われ


「岩渕大佐・一ノ瀬少佐、ラファーティア王国とは今我国と同盟を結べないかとリリィ女王陛下から申し出があった。」


塚崎大使は言い


「ハイ、詳しい話を聞かせて頂きましたが、にわかには信じられませんでしたがやはり先の戦いを見れば全て納得できます。我々の時代とは遥かに高次元の時代からでなければあのようなものは出ない。そして現状我国をはじめとした国々はラーディア教を唯一絶対と振りかざすムダルスカ王国と対立関係にあります。私は国を、民の自由を守りたいのです。そちらがおっしゃる資源調査・文化の交流・軍事協力など

貴国と良い関係を結べればと思っております。」


リリィ女王陛下は仰った。その関係の話は政治屋の仕事になりそうなので女王陛下の感謝のお言葉を受け俺と大佐は退出


「一ノ瀬、一時帰国しS特のチームに合流しろ副官に高本中尉を付けてある心配はない」


岩渕大佐に言われ


「了解しました」


そう言い俺は特殊作戦群に合流すべく一時本国に帰国する事になった・・・・

次回~帰国と特殊作戦群別班・S特~を予定しています。

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