1/5
プロローグ
新連載始めました!!
作者はネーミングセンス無しです!
「やっと見つけたよ、ねえさん」
そういいながら彼は私に向かって歩いてくる。その表情は彼の黒い前髪に隠れて見えなかった。だが、声色からはとても怒っているような気がした。
「ねえさん、僕の愛しい宝石。もう絶対に逃さないからね」
「っっっ、え?どういういみ、あれく?」
そう私が聞いてもアレクシスは義理の弟すは答えてくれなかった。彼はただその赤い、真紅の瞳を三日月型にしてこちらを見るだけだった。
(ああ、私は一体どこで道を違えたんだっ!)
私にはただそう思うことしかできなかった。その、彼の獲物を捉えた捕食者のような眼からは逃れられなかった。




