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オリジナルスキル:Military baseは強すぎる!  作者: 近衛瑞
世界異変編
34/132

34.ガジス・アルトパキア戦争7

「ガジス王国騎士団がガジス王国側に向かって進み始めました。帝都攻略戦は失敗したかと思われます」

俺は指令基地の使い魔から報告を受ける。

「そうか。そりゃあそうだろうな。武器が違いすぎる」

片方は鉄砲で片方は刀剣である。しかも鉄砲の側に城壁という防御機構付き。

これでガジス王国側に勝利をもたらすことの出来る指揮官などいないだろう。

鼻から負ける戦であった。

ガジス王は国際独立軍が援護してくれると踏んで仕掛けたみたいだが同盟の条文には国が危機に陥ったら援軍派兵という文言しか書かれていない。

ここで大切なのは「陥る」という文言である。

陥るというのは自分の意図していないことで状況が悪化することである。

しかし今回の帝都攻略戦はガジス王国自ら危機的状況に飛び込んだのである。

つまり陥ってはいないので援軍の要件には当てはまらないと国際独立軍として援軍を突っぱねたのである。

「帝国側には講和会議を開催したいと連絡しろ。ついでにガジス王国側にもだ。」

「了解しました」

俺は指示を出す。

このタイミングが講和を行うには絶好のタイミングだからだ。

帝国は国際独立軍の軍事力にそろそろ気づいたことだろう。

つまり帝国は国際独立軍とは戦いたくないと考えているはずだ。

帝国から見てガジス王国はもはや弱小国家だが戦争を継続して同盟相手の国際独立軍が出てくると面倒くさい。

そしてガジス王国はこの帝都攻略戦で騎士団の大部分を失っており帝国と戦争など出来る状態ではない。

つまりもう戦争が起きる確率は限りなく低いのである。

戦争が起きないのにいがみ合っていてもいいことはない。

そう考えての講和である。





~帝国会議室~

「ガジス王国騎士団が撤退していきます」

「そうか。しかしあいつらは何がしたかったんだ?」

「目的はわかりかねますな」

帝国会議室ではガジス王国騎士団の帝都襲撃に関することが話し合われていた。

会議が一旦お開きになったものの帝都の城壁から鉄砲で狙撃しただけでガジス王国騎士団が壊滅的被害を負ったのである。

そのためすぐにまた会議が再開しようとしていた。

「ガジス王国騎士団の事はもはやどうでもよい。目下の問題は国際独立軍である」

皇帝が宣言した。

すると会議室の扉が開かれ治安維持部隊の隊員が入ってきた。

「報告します!国際独立軍から講和の要請が入ってきました!」

この報告で会議室は二つの意見に分かれた。

「国がなくなる前に早々に講和しよう」

という講和賛成派と

「講和して国が乗っ取られたらどうする!」

という講和反対派である。

数は講和賛成派の方が多かった。

「講和会議には出席する」

皇帝が宣言した。

「国際独立軍にそう連絡しといてくれ」

「了解です」

治安維持部隊の隊員が出ていく。

「陛下!お言葉ですが講和なんぞすれば国が乗っ取られますぞ!」

講和反対派の大臣が叫んだ。

「貴殿は兵士を無駄死にさせる気か!兵士がいなくなれば他国にあっという間に侵略されますぞ!」

講和賛成派の大臣が呼応して叫ぶ。

「静まれ!我らは国際独立軍との戦争には負けたのだ。敗戦国として潔くせねばけじめがつかぬ」

皇帝が言うと会議室は静まり返った。

そこに異を唱える大臣はおらず、こうして帝国は国際独立軍とガジス王国との講和会議に出席することになりガジス・アルトパキア戦争は終わりを告げたのである。



お久しぶりです。

近衛瑞です。

やっと戦争が終わりました。

長かった・・・(自分で書いておいてなんですが)


さて、最近たまーに感想をいただきます。

文面でそのことが伝わらないのが非常に残念ですが感想いただくと飛び跳ねるように喜んでます。

さらに作品を書く励みにもなっています!

感想を書いてくれた方にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

今後ともオリミリをよろしくお願いいたします。

近衛瑞

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