論点2 「人口削減計画」はあるのか?
※筆者は人口削減計画を推進しているわけでも賛同しているわけでもありません。
しかし、社会学的な分析をした場合に“誰か”が計画することは“あり得る”と思っているということです。
信頼度B ロマン度E(流石に物騒過ぎる)
質問者:人口削減だなんて、2つ目の論点にしてかなり物騒で過激な話題なんですけど……そんなことがあり得るんですか?
筆者:ネットの一部ではまことしやかにささやかれています。
誰が建てたのかは知りませんが「ジョージアガイドストーン」というものがあり、そこには「世界の人口は5億人以下にするべきだ」とあります。
また、誰とは言わないですが世界的な著名人や日本の政治家でも公の場でその類の発言したといったということもネット上においては話題になっていますね。
質問者:そ、そうなんですか……。と、ところでそう言うことはあり得るのでしょうか?
筆者:これは僕なりの考えではありますが、そもそも社会的な状況として現状が人口を減らさなくてはいけない状況にあるのか。
そして、著名人の発言の真意についても考察していきたいと思います。
質問者:よ、よろしくお願いします。
筆者:そもそも人口が増加しすぎるとどう困ったことが起きるのかについて見ていこうと思います。
日本では生産年齢人口が減っていくことによる少子化が叫ばれ、生産年齢人口の減少はそれ以上に問題になっており、如何にして人口を増やしていくかが課題になっています。
ですが、世界の状況は異なります。
まずは食料の問題です。人口が増えるのは右肩上がりの指数関数的な曲線グラフになります。
これは、右肩上がりの1次関数的なグラフよりも速いペースと言うことです。
2050年には世界の総人口は90億人になるとも100億人に到達するとも言われています。
ちなみに世界の人口増加分の50%以上はインド、ナイジェリア、コンゴ(旧ザイール)、パキスタン、エチオピア、タンザニア、アメリカ、ウガンダ、インドネシアの9カ国が占めているようです。
アメリカ以外は発展途上国であるために非常に問題な状況であります。
そんな中、現在においても食料に困った人々がいるわけです。
日本は食料自給率は低いですが、購買能力があります。コンビニの食料廃棄などが問題になっているぐらいですからね。
しかし、生産力も購買能力もない国は困っています。
特に人口が増えているアフリカ地域で食料に困っているのですから厄介です。
耕作できる土地面積は限られますし、技術も乏しいです。
質問者:どうしてアフリカはずっと貧困なんでしょうか……。これはずっと前から言われていますよね?
筆者:それは話が逸れますので少し触れるだけにします。
アフリカのための寄付先がきちんとした場所に使っているのか? と言った問題や、中抜きされているのではないかと言った問題もあるので中々解決しないのです。
質問者:なるほど……他には何が不足するのですか?
筆者:また食料だけでなく水不足についても人口増加に対応しきれていないようです。
そして、世界的にはコンクリート不足にもなっていることから住居も満足なものに住むことが出来なくなる可能性はあります。
質問者:なるほど、人間社会に限界が近づいていっているということなんですね。
こういった問題が積み上がっていることから“持続可能性”について議論されつつあるんですね?
筆者:SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のことですね?
これについても日本にとって相応しいのか? 欧州の基準ではないのか? 電気自動車はそれまでの電気の発電までにかけるコストは大丈夫なのか? “排出権取引”と言った形で本当に削減されるのか? そもそも二酸化炭素を削減することで温暖化は防げるのか? などと言った問題はあります。
まぁ、17項目として掲げられている謳い文句としては立派ですよね。
ですが現実的には全体主義国家は自分勝手に突き進んでいきますし、自由な巨大国家さんは大きな政権交代たびに政策がコロコロ変わっていったりします。
正直なところ世界的に見たら歩調を合わせているところの方が少ないように思えてしまいます。欧州の一部の国だけですよ。
質問者:なるほど……理念が素晴らしくてもそれに付いてきているかどうかは別問題と言うことですか……。
筆者:結局のところは経済成長を停滞させることに繋がりかねませんからね。
日本も適当に“はいはい”と口調だけを合わせてやり過ごせばいいと思うんですけど立ち回りがヘタですよねぇ(笑)。
少なくとも日本らしいやり方、国土面積や状況を鑑みた政策をすればいいのに欧米に倣え! と言うのはあまり気に入りません。
質問者:でも、このままでは足並みがそろわないまま地球の状況はまずいというのも間違いないと思うのですが……。
筆者:まぁ、一応はそれら以外の取り組みについても紹介しておきましょう。
一つは地球以外の星に移住するということを選択する人々です。
イーロン・マスク氏のスペースエックス社では実現可能かどうかは別として火星移住のための計画を建てています。
ですが、大規模な人数が移住できるかと言えばまた違った問題のような気がします。
また、合成肉を使い牛を生産するまでの過程にかかる二酸化炭素の量を減らしつつ、大量生産を行うといった施策も検討されているようです。
質問者:ですが、実現にはどれもまだ道半ばと言う感じがします……。
そこで出てくるのが「人口削減」と言う話になってしまうんですね?
しかし、それにしても削減する人数が極端なような気がしますけど……。
筆者:まぁ、「人口削減」を考えている人から見るとすぐに増えてしまうから5億人ぐらいが望ましいと思ってしまうのでしょうね。あくまでも理論的にはと言うことですが。
質問者:ですが人口削減してしまうとお金持ちからしても売る相手が減ってしまうことは問題のように思えるのですが。
筆者:まぁ、客観的に見たら偉い人も人口が多い方が売る相手が多いという考え方もありますよね。
ただ彼らからしてみると、これからロボットやAIが発展していく世の中が想定される中、代替えが可能な人間は不必要という見方もしているのかなぁとか思ってしまいますね。
また、太陽活動の減退による氷河期の到来、
地軸が変化してしまうポールシフト、
隕石の衝突などのリスクを考えると人口が多いと自分が持つ資源が減ってしまうことや避難先に全員避難できないという考え方もあるようです。
それらの未知ではありますが“人口が多いそのもの”以外のリスクを加味すると“人口が多いと困る”と言う発想が出てきてもおかしくはありません。
質問者:恐ろしいですね……本当にそう言うことを意味して政治家や著名人の方々は発言されているのでしょうか?
筆者:正直なところ、発言している彼らとお友達では無いので分かりません(笑)。
僕が上に挙げたような“社会学的な分析の結果”述べている可能性もあるように感じますし、“本当に言っている”可能性もあります。
質問者:はぁ……結局はそう言う結論になってしまうんですね……。
筆者:逆に言うと、分からないということは、「状況が人口増加を望んでいない」以上は、可能性はゼロではないとも言えます。
僕よりも知識や情報を持っている人かつ超金持ちの中には様々な状況を分析した結果「人口を削減するべき」考えている人もいるかもしれないです。
ですが逆に「人口削減計画」が存在することも完全に証明することは難しいです。
特に、現在人口を減らす要因と言われている○○○○についても、今現在それが「因果関係が証明されていない」ということになっていますからね。
※伏字の○○○○の内容はご想像にお任せします。書いてしまうとこの作品を消さなければいけない無いようになってしまいます。
質問者:実際に自粛生活による運動不足による不調と言う可能性もあり得ますからね
筆者:まぁ、実際に色々な諸条件が重なり合っている状況ですから“超過死亡数”などで見ても中々判断は難しいと思うんですよね。
ただ、各個の政策について効果があったのかどうかについてや、超過死亡数の多さの原因について検証すらろくろく行う気が無い政府の姿勢は疑問を覚えますけどね
話は逸れましたがそこら辺の細かいことが証明できない以上は、あまり「人口削減」について外には言いふらさないほうが良いように思えますね。
あまりにも過激的な事を言い過ぎると相手からの信用を失うばかりか、頭のおかしい人物と思われてしまいますからね。“あるかもしれないな”ぐらいなノリで良いと思います。
質問者:どうして、こんな信用度が低い怖い情報が出回ってしまうのでしょうか?
筆者:これは、日本に関して言えることではありますが、政府に対する信用度が低下しているのもあると思います。
僕の政治エッセイを読んでいただければ分かると思うのですが、政府は全くと言って良い程、日本国民に対して最善を尽くしておらず利益者集団のための活動をしています。
そう言った政治や社会に対する不信を持っている人が有名人・政治家の発言を拡大解釈しているという可能性はありますね。
質問者:なるほど……。
筆者:ただ、もう一つ言えることがあるとするなら、人間の中には“悪意”を持った人物もいるかもしれないということです。
日本人は結構性善説で考えがちですし、確かに日本人ではそう言う人も多いです。ですが、そうでない人も多いということを考慮に入れていくべきなのかなと思いますね。
つまりは、“偉い人が言うから正しい“と言って鵜呑みに信じることはやはり違うように思えるので個々人でしっかり考えることが大事になってくるという風に思えます。
質問者:確かに、日本人の方にはあまり疑わないという方も多いような気がします……。
筆者:そうですよね……と言うことで今回も終わりとさせていただきます。
最後に一つ、僕的には人口削減なんてあってはいけないことだとは思ってはいるのですが“考えている人はいるかもしれない”と言うことをどうぞご理解ください。
次回の項目もよろしくお願いします。もっとも、人口削減があるかどうかについて信じるか信じないかはあなた次第です!