②”ビジネス陰謀論”に注意/検証方法
質問者:ですがその“ロマン”である都市伝説に対してどうして真偽について検証する必要があるのでしょうか?
筆者:時に自分の将来のビジョンなどに影響することも含まれるからです。
また、都市伝説や陰謀論を“利用”して“金儲けをしてやろう“と言う悪意のある人間が一定以上存在するためです。
暗いことを強調して人からお金を取ろうとする人たちがいるのでそこを注意していただきたいのです。
質問者:詐欺みたいなことでしょうか?
筆者:詐欺もありますし、何かの団体に入れと言ってきたり、宗教勧誘に使われるケースもあります。
仮にマスコミに報道されない正しい情報だとしても、主張している人が凄いということは無いですからね。それらを祀り上げたり神のように扱うということはまた別問題のように思えます。
質問者:実際に都市伝説をきっかけにそんなことがあるんですね……。何だか信じられないのですが……。
筆者:実際に僕の所に“この団体はどうなんですか?”と問い合わせがあった怪しい団体がありました。
その団体は、都市伝説を利用して恐怖を煽ってお守りなどの高額商品を売りつけていたり、月額会費を請求していましたね。
僕は実際に買いには行っていないのですが、その団体のUPしている動画を見て参考までに彼らがどんな論理展開をしていたかを具体名は伏せますが紹介しますね。
初めに自分に正当性を持たせるための何かの立場を主張します(これは嘘でも構わない)。その団体の代表は元ご皇室の付き人のような立場だったと名乗っていました。
次に都市伝説や陰謀論を振りかざし、事実と事実を自分の都合のいいように展開します。そして政府やご皇室が自分たちを訴えているのは「都合の悪いことを隠しているのだ」と主張します。
もちろん、付き人だったことがそもそも嘘ですから訴えてくるのは当たり前です。
質問者:えぇ……なんですかそれは。
筆者:ちなみに、その団体に所属してお金を払っていると“特別な情報“とやらが手に入るそうです。
“特別な情報”はあらゆる検索エンジンでは引っかからず、“真実は私だけが持っている“と豪語していましたね。そういう謳い文句で会員を集めていたのです。
後は、信頼を補強するためのそれっぽい画像や資料をポンポン出していましたが、見る人が見れば“フォトショップ”などで加工した画像であることはすぐに分かるでしょう。
質問者:こんな団体に引っかかる人がいるんですか?
筆者:そう思いますよねぇ(笑)。こんな風に分析して一見すると失笑するような論理展開ですが、引っかかってしまう人は一定数いるようなんですね。
正確な人数は分かりませんでしたが、100人から200人ぐらい規模がその団体もあった感じです。
勿論、彼らの団体を詐欺だと断定するサイトも多くありましたが、彼らからすれば“本当の秘密を知っているのだから弾圧されて当然”と洗脳されているのでお構いなしでしょう。
ある意味信じていることが幸せなので良いのかもしれませんがね(笑)。
悪い事が起きても“弾圧されている”と思えるのはかなりのポジティブシンキングです(笑)
僕に問い合わせてきた人も“これは本当なのか?”と半ば信じているような感じでしたから、これは100%詐欺団体だと注意しておきましたね。
質問者:結構信じてしまう人もいらっしゃるんですね……。
筆者:これを“ビジネス陰謀論”と呼んだりもします。
こういうこともありますから“都市伝説は胡散臭い”という話にもなってくるんだと思います。
正直な話、都市伝説を知ったことで“特別な商品”を購入する必要や“特別な団体”
に入る必要は全くありません。そう言う人たちは99%詐欺まがいの活動をしています。
買うとしても市販の汎用性の高い商品で問題ないですし、もっと言うのなら精神的準備だけをすればいいのです。
狂信的な思想は宗教とほとんどは同じといえます。
上手い詐欺師と言うのは真実と嘘を上手く融合させ、洗脳や自分への利益誘導をしてきます。そう言ったところでも思考停止しないことが大事かなと思います。
質問者:そう言った団体にはどういう特徴があるのですか?
筆者:すぐにお金を要求してきたり、クローズドなオンラインサロンに勧誘してくる人、“秘密の情報”をプッシュしてくる人に対しては簡単には信頼しないことが大事です。
無料のコンテンツで基本的にはほとんど全て賄えますからね。
僕の感覚としては97%は検索で手に入る情報だと思うので、探せていないだけだと思います。
ちょっとの検索ワードの差でも検索結果は結構変わりますからね。
また、こういった情報を面白半分で拡散してしまうとデマを広げた一翼を担ってしまうので注意しましょう。
質問者:はい。以前のお話にもありましたがTwitterなどのリンク先を確認するんですよね?
筆者:そういうことです。基本的には家族や仲のいい友人や関係が切れたら困るような人に“説明しても良いかどうか”で信頼度を考えると良いと思います。
そう言う仲のいい人たちに説明できないほどに根拠が薄いときは、エンタメ程度に受け止めて自分の心の中にとどめておくべきだと思います。
質問者:それこそ以前お話にあったような“生活に影響に出ない情報なら意味がない”ということでしょうか。
筆者:そうですね。基本的には都市伝説を知ったところで日々の生活には影響は出ないでしょう。
ただ、僕が以前書いたような『迫りくる食糧危機――経済制裁で倒れるロシアとどちらが先か!?』https://ncode.syosetu.com/n3513hp/
にあるように実際に少しでも動いた(食料貯蔵など)方が良い場合や注目に値する項目もあります。
質問者:なるほど、“都市伝説の取り扱い”は自分の意思決定にも影響する可能性があるんですね?
筆者:そうですね。未来に向けてどのような世界システムや構造、文化体系になっていくのか? と言ったことも関係していくと思うのでその点ではとても重要になっていると思うんですね。
今回はロマン度5段階評価、そして信頼度を5段階評価をしてその理由も述べていこうと思います。
質問者:ロマン度は何となく分かる気がするのですが、信頼度というのは具体的にどんな感じになりそうなんですか?
筆者:大体こんな感じですかね。
信頼度S 近い将来確実に起きる。いつ起きてもおかしくはない。若しくは今進行中である
信頼度A かなりあり得そうではあるが、すぐ起きるかは分からない。少し違った形かもしれない
信頼度B 眉唾物ではあるのだが、あったら興味深い
信頼度C 少しは可能性があるかもしれないが。現実性に欠ける。
信頼度D ちょっと個人的にはあり得ないと思えるレベル
どちらかというと、信頼度に沿ったモノより皆さんが興味がありそうな項目から順番に取り上げていこうと思います。
また地域で起きた小さな出来事というより、社会全体に影響を及ぼすような事項について優先的に触れていこうと思います。
質問者:なるほど、“小さな出来事”というと“口裂け女”みたいな怪談っぽい話でしょうか。
筆者:そうですね。そんな感じの内容はちょっと優先度が下がります。
後は、古代のこと(例えばピラミッドや神話について)も学者では無いので正直信憑性を判断することがかなり難しいのであまり取り上げるつもりは無いです。
これらは多分、取り上げても信頼度低くなりそうなので……。ということで、基本的には現代のことで連載していこうと思います。
質問者:この「信頼度のランク」というのはどういったことで変動していくのでしょうか?
筆者:やはり、公的文章や公の会議や証言としてとして発表されたりして広く周知されている場合においてはランクが高くなります。
逆に憶測ばかりの項目はランクが下がっていきます。
報道機関などで小さく報道されていることでも実際はかなり大事なことというのもあるので、そう言ったことも注目していきたいと思います。
どの道100%断言はできないので社会的な状況とネットで言われていることとどれぐらい整合性が取れているかそこに焦点を当てていきたいと思います。
まぁこれらは実際に僕が検証している段階で“こういうことなのか”と何となくは分かっていただけると思いますので実際に見て行きましょう。