『赤ずきん 弐』
帰ってきた赤ずきん!今度は赤ずきんとおばあちゃんが一緒に異世界に転生しちゃうお話。
むかし、むかし、赤ずきんというとても可愛らしい女の子が住んでいました。
ある日、赤ずきんはお母さんから、森の奥に隠居しているおばあちゃんにお使いを頼まれました。
「おばあちゃんに焼き菓子と葡萄酒と生きのいいサソリを届けてくれるかい?」
お母さんはおばあちゃんの毒殺を企んでいるのでしょうか、大量のオブトサソリが赤ずきんに手を振っていました。
どす黒い嫁姑問題を垣間見た赤ずきんですが、お菓子と葡萄酒をカバンに入れ、大量のオブトサソリが蠢く虫カゴを片手におばあちゃんの家に出発です。
森の入り口に着いた赤ずきんの前に狼が現れました。
「やあやあ、可愛らし
「くらえ!サソリフェスティバル!!」
「あぐぁぁぁあああああ!!」
赤ずきんは大量のオブトサソリを躊躇なく狼へ向かってスローイング。
全身満遍なく刺された狼はあっという間に虫の息です。
「ふぅ、何て物騒な森かしら。早くおばあちゃんの家に行かないと」
赤ずきんは手早くオブトサソリを回収すると、おばあちゃんの家へ向かって歩き出しました。
一命を取り留めた狼は後遺症満載の体を何とか引きずりながらおばあちゃんの家に先回りし、よぼよぼのおばあちゃんを前菜だと言わんばかりの勢いでぺろりんちょ、あっという間に平らげてしまいました。
生死の境を彷徨った体に丸呑みは随分な負担です。狼は赤ずきんが来るまでおばあちゃんの家で眠る事にしました。
一方、赤ずきんはご自慢の方向音痴を遺憾なく発揮し、森の中で絶賛迷子中でした。
それから三日後、いいかげん森の中を迷い倒した赤ずきんはやっとこさおばあちゃんの家に到着しました。
「おばあちゃん、久しぶり!赤ずき
「ぐろぉぉぉぁぁぁあああああ!!」
がぶりんちょ☆
あの日の復讐を今ここに!!
狼は瞬く間に赤ずきんを頭から丸呑みにしてしまいました。
満腹になり、満足した狼は、そのままおばあちゃんの家の庭でぐっすり眠りました。
おしま・・・まだ終わりませんよ( ゜д゜)!?
さらに三日後、おばあちゃんの庭の前を一人の猟師が通り掛かりました。
猟師は庭で眠りこけている、お腹を大きく膨らませた狼を見つけました。
「むむ、この家に住むおばあさんを食べたな!」
察しの良過ぎる猟師は狼のお腹をバッサリ!と掻っ捌きます。
するとお腹の中から・・・
「ありがとうごさいマッソー!」
立派な筋肉が降臨!!何故か後光も射しています。
「とても感謝してマッソー!」
優雅なポージングを取りながら猟師へ爽やかな笑顔を見せる筋肉は、それはそれは異様な姿をしていました。
赤いずきんを被った顔はおばあちゃんのようにしわくちゃですが、その体は鋼のような筋肉に覆われており、尻から二本のサソリの尾、両腕はサソリのハサミで出来ており、脚は戦車のキャタピラでした。
「キルユー、クリーチャー!!」
混合獣赤ずきんは猟師に額を打たれてグッバイマイワールドしました。
ーーーーーーーーーー
数年後、異世界に転生した、混合獣赤ずきんは東の魔王四天王の一人として赤ずきんブートキャンプを持って、魔王軍を鍛え上げました。
おしまい
狼のお腹の中で混ざって生まれたクリーチャー!混合獣赤ずきんの筋肉要素は何処から来たのだろうか!?その謎は永遠の謎だ!!!!!
この作品は「ありがとうございマッソー」が書きたかっただけです。
ごめんなさい。




