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50話達成記念特別童話!?『もう勘弁してよ!頑張れ・三休さん』

みんな大好き、○休さんを、自問自答しながらアレンジしてシェイクしてニード!!

何事にも全力投球の小坊主が、とにかく頑張るぜ!


はてさて、そろそろ異世界に転生していだだけませんかしら・・・

ある日、三休さんは以前、屏風の虎を捕まえろと無理難題をのたまったお殿様に呼ばれました。


「三休よ、よく来たな」


「いえいえ、お殿様のお呼びとあれば何度でも。本日はどのようなご用件でしょうか?」


三休さんは警戒心マックスでお殿様に尋ねました。

ですが、お殿様は和かに微笑むと家来に合図を送りました。

すると、三休さんの目の前に色とりどりの豪華な食事が用意されました。

デジャヴと人差し指からの謎の痛みに三休さんは顔を顰めます。


「そう警戒するでないわ。以前に凄いものを見せてもらったからのう。その礼の代わりにこのご馳走を用意したのじゃ。遠慮せず、食べなさい」


お殿様がそう言うと、けろっと信じる三休さんの将来は不安でいっぱいです。

三休さんはがつがつと豪華な食事を食べ始めました。

とても良い食べっぷりの三休さんを見て、お殿様は感心しながら言いました。


「本当によう食べるのう。何でも通る喉じゃなあ」


すると三休さんは口の中にいろいろ入れたまま答えます。


「ふぁい、私の喉に通らないものは、げふぅ、ありません」


ご飯粒や何やらを飛ばしながら、げっぷまでした三休さんを力いっぱい張り倒したい衝動に駆られたお殿様ですが、ぐっと堪えます。

そして、ニヤリと厭らしい笑みを浮かべるお殿様はおもむろに腰に差していた刀を抜き放ちました。


「何でも通るとな。では、この刀も通るであろう。飲み込んでみせい!何でも通ると言ったのはそなたじゃ!」


お殿様は抜き身の刀を三休さんへ差し出しました。


「それとな、そなたの咳を止めて、関所と同じで『せき』が止まると何者も通れないというのはなしじゃぞ!昨日、○休という者からそのようなとんちを仕掛けられての」


お殿様は昨日、またしても、とある小坊主から煮え湯を飲まされていました。

その八つ当たりの標的になったのが、またもや不安寺であり、またもや和尚さんに売られたのが三休さんでした。

不憫!再び!!


「え?わたしの事ですか?」


「だから似ておるが、貴様ではないわ!」


お約束は必ず守る、律儀な三休さんでした。



「では、その刀を飲み込んでみせましょう」


あっけらかんと頷き、刀を手に取った三休さんに嫌な予感しかしないお殿様。


「ん゛ん゛んっ・・・では参ります」


お殿様は青ざめながら、参らないで!と上を向いて刀を逆さまに構える三休さんに心の中で叫びました。


「あー・・・あーー・・・」


ずるずると三休さんの大きく開かれた口に飲み込まれていく抜き身の刀。

さながら、中国のびっくり人間のようです。

さすがのお殿様もこれには文字通りびっくり!

固唾を呑んで見守ります。


「あーーー・・・」


刀は7割程も三休さんのか細い喉に飲み込まれていきます。

このまま全て入ってしまうのか、既にお殿様は目が離せなくなっていました。



しかし!



次の瞬間!




「あーーーー・・・あぶしゅっ!!」


三休さんはクシャミを一発!

刀と体が大きくブレます。


ぶっしゃぁぁぁぁぁあ!


「あぐらばらおろぁぁぁぁぁあ!!」


三休さんの口から真っ赤な噴水が噴き出しました。

お殿様は、やっぱりやりやがった!!と思うやいなや、真っ赤な噴水を頭からばしゃーん。

三休さんは口から刀を生やしたままのたうち回ります。

お殿様は目の前の惨劇にただただ震えるばかり。


「あ、あばびるどぉぁあ、だ、だず、げでぃばぁぁぁぁぁあ!」


三休さんはばしゃばしゃ、口から真っ赤な液体を吐き出しながらお殿様に助けを求め、手を伸ばします。

お殿様は腕を掴まれた所で、衝撃の臨界点を突破し、気を失ってしまいました。

三休さんは今際の際に、頑張ってもできない事はたくさんあるんだなぁと悟りました。



ーーーーーーーーーー



数年後、異世界に転生した三休さんは大量の特殊技能を身につけ、「世紀のびっくり人間」として、世界中に名を馳せました。


おしまい

やったぜ!ついに異世界転生だ!!

最後は自ら終止符を打つ、三休さんの勇気ある行いにしびれるあこがれるぅ!!!!!


・・・こんなんが記念企画で、本当にマジでごめんなさい。


今まで読んで頂いた皆さまに感謝を込めてお贈り致しました。

まだまだ『異世界転生童話集』は続きます。

続けますので、今まで通り生温かい目で見守って下さいませ。

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