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警備員歴30年の俺が転生したら勇者かよww異世界チョロ過ぎワロタw

30年間。



雨の日も、風の日も。

 


俺はこの日本で警備員として働き続け



ようやく人生を終えた…





気が付くと、真っ白な部屋。


受付らしき場所で、美しい女性が微笑んだ。


「長年のお勤め、お疲れさまでした」




「それでは、次の人生をご案内します」




女性は一枚の書類を見て、にっこり笑う。



「おめでとうございます」








「あなたは――勇者です」







周囲が一斉にざわつく


「勇者だって!」




「いいなぁ…」





「大当たりじゃないか!!」






胸が高鳴る!

(きたぁぁぁーーーっ!!)

 


(勇者だ! ついに俺が勇者だ!!)



(魔王をぶっ倒して世界を救えば、王様から金銀財宝がザックザク!)



(美女たちに「勇者様ぁ♡」なんて囲まれて……。)


(毎晩、最高級の酒! 最高級の肉!)


(豪華な城に住んで、左を向けば金髪美女! 右を向けばエルフ! 後ろには猫耳娘!)




(夢のハーレム生活だぁぁーーっ!!)


(30年警備員をやった俺にも、ようやく人生の春が来たぁぁぁ!!)




思わずガッツポーズが飛び出した!!



(世界中の酒を飲み尽くしてやる!)


(王様! 城を一つください!)

(いや二つ!)



(毎日ステーキ! 温泉付き!)



(伝説の剣? そんなもん振り回して「魔王ォーーッ!」って叫んでやる!)



(美女! 酒! 金! 名声!)


(これが勝ち組転生だぁぁぁぁ!!)






.







受付の女性が続ける

「では、仕事内容をご説明します」







俺は背筋を伸ばした







「あなたには、魔王討伐を終えた勇者様御一行が王都へ帰還される際の警備を担当していただきます」








え?








「沿道の整理、馬車周辺の警戒、群衆の誘導が主な業務です」



俺は聞き返した

「……勇者じゃないの?」



女性は首をかしげた

「ええ?」

「勇者様をお守りする警備員ですよ」




「あなたは30年の実績がありますので、即戦力です」





俺は天を見上げた





(……異世界でも警備員かよ)





受付の女性は優しく微笑んだ


「経験者は貴重なんです」






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