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ワンコと一緒に異世界転生~親子で行く、ちょっと変わったチワワ連れ異世界道中記~  作者: 無呼吸三昧
元世界編

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第013話「スキル再確認と持ち物」

追加連投4話目です。


※手直し中


「いえ、卓さんたちとは違う遠い星のアメーバ生物ですよ。」


って、うん。

いや、生命の根源としては同じ……なのか?


「この世界にスキルが無い事は言いましたが、彼女は複数の天文学的な確率の偶然と、身に持った有り得ない程の強運で、なんとこの世界でスキルを発現させた最初で最後の生命体です。」


え? この世界、確率と運でスキルが発現すんの?


「この世界はスキルって概念自体がないんですよね?」


「無いですよ。

無いのに沸いたアメーバを良く見たらスキルを持ってたんです。

ですので、そのまま生命体として存在させるのに非常に問題がありましたし、私自身、非常に興味深くもありましたので、取り合えず創造神へと昇華させ、スキルが発現した原因を調査する事にしました。

今はその天文学的確率での発生も無いようにしてあります。」


既に修正パッチが当たってるわけか、残念……でもないか。

と言うか、取り合えずで創造神に昇華って所はどうなのよ?


「参考までに教えてほしいんですが、いったいどんなスキルだったのですか?」


「あ、ああ……アレはまさにチートスキルでしたね。

<想像具現>と言うスキルです。

何でも思った事を現実に出来るので、創造神の権能に匹敵、と言うか同等のスキルです。

本人? は使うのが大変と言ってましたがね。」


創造神の力と同じレベルのスキルとか、そりゃ確かに創造神にしちゃった方が早いよね。


「彼女も今は創造神として自分の世界を管理していますし、これから行くのは彼女の世界ですから、すぐに会う事になるので色々聞くといいでしょう。」


恵良えらさんか、アメーバだって話だけど彼女って事は女性なのかな?

アメーバって性別無いよね?


「女性なんですか?」


「んー? きっと美女ですよ? 外見は……ですが。

今は融合と増殖が可能になった事で種族が変わり、分類するならスライムですか。

種族的に見た目は好きに出来ますから……いや、そういう話ではないですよね。

性別については便宜上です。

恵良えらはある星の一番最初の生命体で、所謂マザー生命体となる最初の個体でした。

ですので、私としては彼女と認識してるだけです。

あと、スキルにあやかって彼女の呼び名は想神そうしんです。」


全ての母たる生命体だから彼女って事か、納得。

想神そうしんってのも、まぁ想像でなんでも出来る訳だからそのまんまだな。

色々と勉強? になったのかな。


「で、王慧おうけいさん、私のステータスですが文字化けは例のスキル? だとして、<異性誘引>ってただの悪質な嫌がらせですよね?」


「はい。

でも、もしかしたら例のスキルを蹴ってでもチーレムしたくなるかも知れないかと思いまして。」


余計なお世話だ。


「……消して貰えます? マジで。」


「はいはい、消しますよ。

はい! 消えました。」


ステータス……あ、本当だ、消えてる。


「消えたのは確認しました。

何故か一緒に消えた<賢者モード>ってのはどんなスキルだったのですか?」


「ああ、とても冷静になれるスキルです。」


その賢者モードならスキルである必要はない。


「常時有効なのでいつも冷静です。

女性に囲まれてお盛んになられ過ぎても困りますので、既存の効果が永続するよう、新たに創造して付与しておいたのですが、女性と関わらないならその心配もありませんので、こちらも併せて消去しておきました。」


賢者モード、冷静というか達観だね。

常に有効とか……常時無気力になりそうだから要りません!


「あと、ヒナタの<???>はやっぱり秘密ですか?」


「解ってて聞くのは野暮だと思います。」


やっぱりか。


「すみません……では優貴の<召喚抜刀>と私の<粘着帯操作テープコントロール>について教えてください。」


お、王慧おうけいさんの目が輝いたぞ?


「ふふふ、その二つこそが、私が自信をもってお勧めする新たに創造したスキルです!

まず一つ目の<抜刀召喚>ですが、これは鞘に納められている剣の抜刀と納刀が不要になる画期的なスキルです。

優貴君は背中に剣を背負うようでしたから? 格好良く戦闘準備が出来るように頑張って考えました。

鞘に戻す機能もあるので、急いでいる時でも安心です。」


うん、背中に剣を背負うならそれは便利だと思うけど、そういうのは剣や鞘の方の効果にすればいいんじゃないの?

確かに悪くないのだが、刀とかを腰に差して抜刀術を使う場合には要らないからなぁ。

そんなスキルは持ってないけど、なんにせよ使い方次第……ってことかな。


「もう一つのスキル、<粘着帯操作テープコントロール> は卓さんの荷物にあった道具を便利に使うためのスキルです。

使えば解るので割愛します。

適当に使えるようには考えてありますから大丈夫です。」


「適当にって……それに私の道具? だったら金属テープと布テープ、あとはハサミとデジイチセットですかね?」


「ええ、対象はスキル名の通り粘着テープ類です。

それと、カメラは持っていけないのでレンズ等も含めて持ち物からは除外しておきました。」


はぁ??

俺のカメラとレンズどこやったんだよ!

ふっざけんな!


「ちょ、除外って……あれ、高かったんですけど?」


くぅぅ……俺よ、冷静になれ。


「どうせ異世界では使えませんよ?

それに現実世界の卓さんは普通に使えてます。

あと、優貴君が持っていた卓さんの道着も持ってきてます。」


あー、あー、そっちは別にいらんよ……。


「卓さんの道着と優貴君のコスプレセット、後は幾つかの道具類ですが、それぞれの素材は異世界で実用的に使えるものに変換しておきましたし、特別な効果も付与してありますので、これはこれである種のチート装備になっています。

ぜひ、異世界に行ってから、確認してみてください。」


今は見ないで楽しみにしろと、そう言う事ですよね、そうしますね。


「はぁ、はい、助かります。」


そういえばポケットのスマホも無いし、電子機器はダメなんだろうな。


「あっ、そういえば<鑑定>については聞いてましたけど、私と優貴にも<無限収納>と<空間認識>が副アカみたいに付与されてるのですが、どういったものですか?」


「そういえば忘れてましたね。

<無限収納(副)>ですが、結果的にヒナタ君に<無限収納>を付与出来ましたので、おニ人にはそれを共有出来るようにしておきました。

無限収納ですので(副)でも容量等は無限に使えるのですが、ヒナタ君がアクセス制限をしている物をお二人が操作する事は出来ません。

当たり前ですが逆は可能です。

<空間認識>はマップ機能です。

ヒナタ君の感知系スキルで認識した物が反映され、お二人にはそれが視覚共有されます。」


おー、便利ですねー、チートですねー、ゲームですねー。


「そんな便利なスキル、貰って大丈夫なんですか?」


「良いと思いますよ。

こちらの都合にお二人の人生が掛っている訳ですから、この程度はサービスです。

お持ちだった現金ですが、現地で使えるお金に換金しておきましたので、こちらもすぐに困る事はないでしょう。」


当たり前だが異世界の通貨の概念が分からない……ので、王慧おうけいさんに確認する。


通貨単位:エル

1エル = 1円相当


解りやすい。


流通貨幣は硬貨のみで紙幣は無しとの事だ。

硬貨の種類についてはこんな感じらしい。


銭貨(1)、大銭貨(10)、銅貨(100)、白銅貨(1,000)、銀貨(10,000)、金貨(100,000)、聖銀貨(1,000,000)


硬貨の種類で桁が上がるだけで非常に簡単に見えるが、実際は素材の価値が影響するタイプらしく、時勢によりこの限りではないのだそうだ。

俺が貯めた500円玉貯金は283枚で141,500円だったが、所持金は283,214エルになっていた。

214エルは財布に残ってた端数だろう。

と言う事は、500円玉は白銅貨に変換して計算してくれたようだ。


500円玉はニッケル黄銅だった気がするけど突っ込まないでおこう……。


所持金は約2倍になったけど、子供と犬を連れて生活していくには心許ない。

向こうに行ったら仕事探さないとね。


「お父さんまだ~?」

『ここ、あきてきた~』


頭の中でお金の心配をしていたら、何時の間にか優貴とヒナタが横に来ていたようだ。


「じゃあ王慧おうけいさん、そろそろ……。」


「そう言えばそうですね。

少々お待ちください……。」


そう言うと同時に王慧おうけいさんは、何処か空を見つめるような感じに視線を上げた。

最初は優しそうな顔だった王慧おうけいさんだが、段々と眉根がより、今は額に青筋を立てている。

そしてちょっと疲れたような普通の表情に戻ったかと思うと、おもむろに話し始めた。


「お待たせしました。

恵良えらの方も丁度一区切りついたようでしたので、これから異世界にお送り致します。」


さて、この間に何があったのかな?

向こうに行ってから何かあっても困るので確認しておくか。


「なんか怒っているようでしたが、どうしたんですか?」


「ああ、恵良えらの無駄話が過ぎましてイライラしてしまいました……お見苦しい所をお見せしてしまいましたね。」


なるほど、それでか……。


「ね~、もう行こうよ~。」

『いこ~!』


「すみません王慧おうけいさん。お願いします。」


「分かりました。

最後に……これから行く異世界は魔力の存在が根本にある世界です。

そのため、転移時に皆さんの体を異世界に合った組成へと再構築して移送します。

向こうに着いた頃には、この世界での傷や痣、持病なんかも無くなっておりますので驚かないでくださいね。

例の肉と卵は<無限収納>《ストレージ》に入ってますよ。

それでは、行ってらっしゃ~い……。」


……


王慧おうけいさんの言葉の余韻とともに、俺の意識は暗闇へと落ちていった。

元世界編終了、あとは幕間2話程入れる予定です。

肉と卵の詳細は次の幕間で明らかに。

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