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第011話「レベルとスキルと創造神」

追加連投3話目です。


「ご馳走様でした。」

「ごちそうさまです」

『ごちそうさまー』


俺と優貴は手を合わせてご馳走様をし、当たり前だがヒナタはそのまま言葉だけだ。


「お粗末様でした。スキルの方はどうでしたか?納得頂けましたでしょうか」


スキルの構成は食事の前に確認したが、今いち腑に落ちないというか、理解出来ない部分があった。

一応確認の為にもう一度見ておこう。


名前:水上 卓[スグル・ミズカミ]

レベル:84

状態:ふつう?

年齢:42歳

性別:男

種族:猿人族


固定スキル 10≪11≫/10≪11≫

 <言語理解(自動翻訳)><無限収納(副)><鑑定(副)><空間認識(副)><無詠唱><即死無効><粘着帯操作テープコントロール>

 <異性誘引><賢者モード><魔力消費軽減>≪@#5&!\*≫


成長スキル 15/15

 <身体強化 10/10(MAX)><格闘 9/10><交渉 7/10><武具作成 6/10><道具作成 7/10><危険察知 4/5><聖属性魔法 10/10(MAX)>

 <生活魔法 10/10(MAX) ><物理耐性 10/10(MAX)><魔法耐性 10/10(MAX)><炎熱耐性 6/10><冷気耐性 7/10><毒耐性 5/10>

 <精神耐性 8/10><塩山しおやま流空手 7/10>


レベルは結構高いんじゃないかな?基準はわからないけど。

状態がふつう?ってなに?しかもクエスチョンついてるし……

ハーレムも恋愛も禁止なのに、<異性誘引>とかって怪しいスキルは正直要らない。


絶対に外して貰わねばなりませんねこれわ。


さて、優貴もヒナタもお互い会話が出来るようになった事がうれしいのか、ずっと二人?で話をしているようだし、今のうちに俺が色々と確認しておくことにするか。


「あの、自分のレベル数やそれぞれスキルの数なんかは、何か考えや法則があっての物なのですか?」


王慧さんがこくりと頷いた。


「まず異世界人のレベルなのですが、物凄く頑張って生きている人で年齢の倍程のレベルに達します。突出した方だと3倍にも届く場合もありますが、人族であれば30歳位で成長が緩やかになる傾向が強いです。実際の異世界人の例としては兎人ビット族の男性42歳、住所不定無職の方ですと……」

「えーと、普通の農家や兵士、冒険者等がいればそのような人でお願いします」


住所不定無職の方は大して参考にならない……が、兎人族――ビット族――って言うのがいると言うのはわかった。


「ちなみに聞かれる前に言っておきます。人族の種類は多いのですが、それぞれの人族の寿命は人間と殆ど変わりません。あと、卓さん達は猿人パンジー族です」


俺の種族はステータスで見れたので知ってた。

読みがパンジーって、花じゃなくてチンパンジーなんだろうかね。

まあ猿っちゃ猿だわな。


「では……次の例としては猫人チャム族の42歳独身男性にします。職業はギルド職員さんで元冒険者の方ですね。」


ちょっと腕っぷしの強い感じで、怪我かなんかで冒険者を引退して職員になりましたってやつかな?


「元冒険者っていう事は、ちょっと腕に自信がある人の例ですかね?」

「そうですね。腕に自信はあると思いますよ。彼のレベルは121ですしね」

「高っ!レベル高くないですか?引退冒険者で121もあるんですねぇ……結構差がありますね……」

「辺境迷宮都市にある冒険者ギルドのギルドマスターです。元S級冒険者で迷宮踏破者です」


その凄い人を例にしてなんの比較をしろと?


「は、はあ……では普通の人はどうなんですか?」

「農業従事者や文官の方だとレベル65~75の間ですかね。普通の引退冒険者で卓さんと同じ位、大体レベル85前後です」


あー、良かった……


でもそれだと自分のレベルはあんまりチートって感じはしないよね?


「だとすると、私はそんなに強い方じゃないって事ですよね?」


王慧さん?またニヤリって笑ってますよね?


「卓さん、忘れてませんか?異世界に行く時には21歳の肉体に戻って貰うのですよ?もちろん、実年齢も21歳になります。その歳でレベル84なんて前人未到の領域ですよ」


あー……チートだチート。


「そういえばそうでしたね。ありがとう?ございます」

「ですが、レベルが高ければ強いという訳でもないので注意してください。」

「え?そうなんですか?」


「はい。実際の強さとしては成長スキルの方が参考になると思います。なるべく死なないようにとの事でしたので、頑張って色々付与しておきました。必須と思われるスキルのレベルはマックスにしてあります。あと、付与したスキルは特に法則等なく、頂いた要望の中から私の独断と偏見で必要そうなスキルを付与し、足りないと感じたスキルを足しました。レベルは私として問題ない範囲で設定しています」


――独断はいいけど偏見は余計じゃないですか?――


身体強化等、幾つかは確かにレベルマックスだが、なぜ全部最大にしなかったんだろう?


「幾つかのスキルレベルが最大なのは凄く助かりますよ。でも、レベルマックスにしなかったスキルには何か理由が?」

「伸び代です。頑張って鍛えてください」


ニッコリと微笑まれた。


あぁ、この辺りにも独断と偏見が含まれるのか……


「分かりました。頑張って精進します…そう言えば、異世界の方のスキルレベルってどんな感じなのですか?」

「そうですね、最大レベルが10の攻撃系スキルだと、レベル7もあれば王国騎士団長以上、レベル8や9だと人族最強クラスです。これから行く異世界の歴史で、過去に歴代最強と言われた剣聖が刀剣術のレベル9に達しましたね」


と言うことは、やりすぎじゃないか……


「じゃあ固定スキルと成長スキルの最大習得数も独断と偏見ですか?」

「卓さんと優貴君の最大習得スキル数の差……に関しては潜在能力の差です。が、最終的な最大数は初期値の倍としています。異世界の一般人のスキル習得最大数は、その半分以下ですので、これもチートの一つだと思ってください」


初期値ってなんだよ初期値って。

ちなみに優貴のステータスはこうだ。


名前:水上 優貴[ユウキ・ミズカミ]

レベル:28

状態:健康

年齢:10歳

性別:男

種族:猿人族


固定スキル 9/10

 <言語理解(自動翻訳)><無限収納(副)><鑑定(副)><空間認識(副)><魔力変換><無詠唱><即死無効>

 <召喚抜刀><虫よけ>


成長スキル 20/20

 <身体強化 10/10(MAX)><回避 10/10(MAX)><長剣 10/10(MAX)><小剣 10/10(MAX)><刀剣 10/10(MAX)>

 <ニ刀流 10/10 (MAX)><格闘 5/10><危険察知 3/5><火属性魔法 1/10><風属性魔法 3/10>

 <時空属性魔法 2/10><精神魔法 1/10><生活魔法 3/10><物理耐性 10/10(MAX)><魔法耐性 10/10(MAX)>

 <炎熱耐性 3/10><冷気耐性 3/10><毒耐性 6/10><精神耐性2/10> <塩山しおやま流空手 4/10>


このまま新たな剣聖になれる、かもね……


ステータス表示ですが、今後は殆ど出さない予定です。

部分的には文章での説明や抜粋にて利用するとは思いますが。

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