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エピローグ


狼の月十九日


とうとう昨日で亜空間鎧装スキルの修得期間は終わったらしい。


今朝目覚めてもあの五キロの負荷を表す重い感じが全然しない。


そうか私は上限の筋発達を遂げたんだ


。最大疑似体重=最大防御結界二百十キロ、最大合成筋力三百二十キロの剛力無双になったのだ。


そしてこの疑似体重に関しては割と自在に変化させることができるみたいだ。


もし疑似体重を一キロくらいに減らして筋力を最大にすればロケットのように高く跳び上がることができるということだ。


でも私は気づいたことがある。


前世で私は北海道に住んでいた。


沖縄とか韓国やマレーシアに旅行したけれど、道内旅行はあまりしていないのだ。


それはしようと思えばいつでもできるという安心感というか油断というかそんなものだ。


私は今自分の基本体重をもとの五十キロにしている。


筋力も十キロに。


何故かって?


あれだけパワーを渇望してたのはそれを持っていなかったからだ。


でも持ってしまった今となっては、別に十階層までで十分収入はあるし、あくせくする必要はないなって思ってる。


まだ十日以上教会の掃除を続ける必要があるが、私は宿をここに定めて収入の一部を教会に入れながら子供たちやシスターと暮らして行こうと思ってる。


力を発揮するのはいつでもできるが平穏な暮らしは今でしかできない。


そんな気がしたからだ。


それと、伝え聞いた話だが、レノン村で私が子供たちを助けた話をあの騎士爵様が王宮に報告したらしく、私を討伐するという計画は中止になったとか。


けれども第三王子はその代わりフルール村の上流で新しくダンジョンを見つけたらしくそっちの方の攻略に忙しいらしい。


先日大雨が降って王都とレノン村を繋ぐ街道が落石で塞がったそうだが、行ってみると重さ二三百キロの大岩がゴロゴロ落ちていた。


誰も見てない時に全部避けておいてやったから道は開通したと思う。


またこんなことがあったらなるべくひけらかさないようにこっそり協力しようとは思ってる。


それと先日領内で火事があって、子供が逃げ遅れていたのをこっそり助けておいた。


しっかり抱きしめるとその子も亜空間鎧装に包まれるから煙や炎から守られるのだ。


私はもちろん火の中も涼しく着ていた服も全然焦げなかったって話だ。










という訳でこの私の話はこの辺で終わろうと思う。チェリーでした♪

ご愛読ありがとうございました。またどこかで♪

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