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「こちらが冒険者カードになります」
受付嬢から冒険者の証を受け取る、思ってたよりも小さめなカードなんだな。
「それと、これから冒険者になる方々にはギルドからカードと共にコチラも渡しているんです」
そう言うと、受付嬢が一冊の魔法書をこちらに差し出してきた。
「これは?」
「こちらは魔法書になります。冒険者になったばかりの人達が
早死にしない様にギルドから一冊プレゼントしているんですよ」
ただ、覚えれるのは初級魔法で
尚且つ覚える魔法がランダムという代物だった。
ランダムなのが気がかりだが、タダで貰えるならありがたい。
早速中身を読んで魔法を覚えてみよう。
魔法書を開くと、頭の中に魔法の情報が流れ込んできた。
「・・・良い魔法は覚えられましたか?」
受付嬢からどんな魔法を覚えたか聞かれた。
「え、えぇ。まぁ・・・良い魔法なんじゃないですかね・・・?」
俺は引きつった笑顔を浮かべていた。
その後、受付嬢から冒険者ランクの事や依頼書の事等を聞いた。
冒険者ランクはE~Sまであり、現在の俺はEランク。初心者なので最下位なのだ。
決して肉体能力が低いとか、ベーコンだからとかそんな事ではない・・・はずだ。
依頼書はギルドの一画に掲示板として貼り出されている為
そこから自分に合った依頼を見繕って受付に渡すらしい。
勿論ランク以上の物は受けれないし
PTが必須なクエをソロでやるという行為も出来無い。
なので、俺はソロでも出来そうなクエストを探している。
「んー・・・出来そうなの薬草採取位か?」
Eランクでもモンスター討伐関係の依頼はあるが
いきなり戦闘はちょっと・・・ね?
なんたって前世の俺、ただの一般人だし。
受付に依頼書を出し、具体的な内容を確認する。
「薬草採取の際には、こちらの本をお持ちください」
貸してくれた本は薬草の見分け方等
色んな事が初心者でも分かるように書いてある本だった。
俺はその本の中身を一通り見た後、街を出て森へと向かった。




