第九十六話 フラッグ
「向こうはどうやら二人で来るみたいですね」
金パの仲間がいった。
「せっかくお友達をケガさせたのに、懲りずに出てくるなんて呆れて物も言えないわ」
周りの仲間も一緒に笑っていた。
「アンナさん、作戦は例の通りで?」
「ええ。フラッグなんかとらないくていいわ。二人を痛めつけることだけを考えればいいの。わかった?」
「はい」
金パたちは五人全員が相手陣地に向かって走っていった。
一方モモコとサラは二人人組で行動していた。
「いい、こっちは私とサラの二人だけ。だからサラは私から決して離れないで」
「うん」
木々の間を歩いていく。
まだ金パと遭遇する気配はない。
「向こうは何人がフラッグを狙いに来ると思う?」
サラが質問してきた。
「果たしてフラッグを狙うだろうか」
「それどういう意味?」
「だからーーーー」
とその時、周りの木々が揺れた。
「来る!」
木々の茂みの間から突然二人が出てきて奇襲をかけてきた。
「くらえ!ファイヤーボール!」
寸前のところで私たちは避ける。
「サラ大丈夫?」
「大丈夫」
私たちは敵と睨み合う。
「やっと見つけた」
そういって敵の一人が空に向かって魔法を放った。
するとすぐに金パを含めた残りの三人もやってきた。
「モモコ・・・」
「どうやら本当にフラッグを回収つもりはないみたいだ」




