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第六十三話 ナザリアという女

その日ブックの家に行くと見知らぬ女性がそこにいた。

四十代前半くらいの長髪で黒髪だ。


「あなたがモモコさんね?」

「はいそうですが・・・どちら様ですか?」


「私はブックのお父さんの知り合いのナザリアよ。話によるとあなた、今日でここの家庭教師はやめるそうね」

「はい」


「実は私の娘が今年、グリモワール学院を受験するの。でも今のままじゃあ合格は不可能。だからあなたに家庭教師になって娘を合格させてほしいの」


「ですが、試験日まではあと一週間です。娘さんがどれくらい勉強できるかは知りませんが、私には出来ません。他を当たって下さい」


なんとも面倒くさいことに巻き込まれた。


「報酬なら弾むわ。それにもし娘を合格させたら私があなたの後ろ盾になってあげる。私が後ろ盾に付くってことはつまりバラガン様が後ろ盾につくってことよ?」


バラガン!?!?

このナザリアはバラガンとつながっていたのか。


これなら話が変わった。


今ここで恩を売っておくのも悪くない。


「わかりました。では引き受けます」

「良かった。でももし娘が不合格だったらその時はわかっているわね?」

「そのようなことは起きませんので、ご心配なく」


その日から一週間、試験日まで私はナザリアの娘の家庭教師になることになった。







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