55 ランクAになったよ
いいね、ありがとうございます。
励みになります。
そう言えばチャリオットと約束した1か月はいい感じで過ぎている
ちょっと様子を見に行ってみようか
そう思い、冒険者ギルドへと顔を出し受付嬢に面会を頼んだ。
ほどなくして執務室へと通されると
満面の笑顔のチャリオットに出迎えられた。
傍にはもう一人知的イケメンが控えている。
ボブカットにされた濃紺のサラサラヘアー
キリリとした眉、意志の強そうな一重瞼で青紫の瞳
強く結ばれた様な口元が尚更に知的感を出していて
まさにインテリ様と言うのに相応しいイケメンだった。
「ああ、彼を紹介するね。」
私がマジマジと見つめ過ぎていたせいか
チャリオットがまずはと紹介してくれた。
「彼はエリック、ここのギルド長だよ。
エリックこちらは噂のアオイさんこれからよろしくしてね。」
「お初にお目に掛かりますエリックと申します。
あいにくと冒険者の経験は無いのですが、
出来る限りの事はしますのでこれからよろしくお願いします。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「もう~アオイさんったら、もう2・3日連絡が無かったら
ダンジョン内を探しに行こうかと思ってましたよ。
私の方はもう支度は出来ていますから
いつ旅立っても良いのですが、
その前にあの開拓地はどうしますか?」
「どうしますかって?」
「一日であんなに開拓出来るなんて思ってもみないですよ普通は
あれだけの土地となりますと税金も結構な額になりますし、
お留守の間管理を誰かに任せるとなるとその費用も掛かりますし
その辺のご相談をしない事にはなりませんよね。」
チャリオットはニコニコ笑いながら言ったが、
まさかそんな落とし穴があるとは思っていなかったよ。
だって、好きなだけ開拓して良いとしか言われなかったし、
まぁ考えてみれば当然の事なんだけど、
何だか罠にでも掛かった気分だよ。
「土地の広さと税金額ってちゃんとした基準があるの?」
「ええ、ございますよ。」エリックさんが答えた。
「じゃぁ、それに合わせて開拓し直してくるよ。」
私がそう言うと
「土地の用途や収益によっても税金が変わってくるのですが
宜しければその辺をご相談させて頂けないかと思ってます。」
エリックさんがニヤリと笑った様な気がした。
私は咄嗟に簡単に気を許しちゃいけないタイプの人だと思った。
その後チャリオットは最後の仕事として
特例扱いで私の冒険者レベルをAランクに上げてくれた。
そしてこの街に商人ギルドが出来る話をエリックさんにされ
唐突にアイテムボックスの制作を持ち掛けられた。
「もちろん代金はお支払いします。
あの開発された土地を拠点として考えて頂いて
この街に戻った時に少しばかりお力を貸して頂ければ
土地の税金や管理の事は
冒険者ギルドの方で責任を持って致します。」
「でもそれって、アイテムボックスを持った人だけが
どんどん優遇されてしまいますよね。
ましてやそう簡単には手に入れられない物ですし。
それでしたら、マジックバックを手に入れやすくした方が
冒険者たちも冒険しやすくなりますし、
小規模な商人も商いをしやすくなると思うのですが。」
「そうですね、では、
アイテムボックスの所有数に制限を掛けましょう
その上で購入しやすいマジックバックを普及させる
その様な方向でよろしいでしょうか?」
って、いつの間にか商談じゃなくて
決定で話が進んでいたよ。
この流れから言って後は幾つ作るかって話になるんだね。
やっぱりエリックさんって絶対に油断出来ない人だわ。
「それでいくつ位作って頂けるのでしょう?」
「そうですね以前他の国で頼まれた時は
200ℓの需要が一番多かったのですが、
そのサイズをちょっと頑張れば手に入れられる値段で
普及させると約束して頂けるのならご希望の数を用意します。」
「勿論です、作るアオイさんがそれで良いとおっしゃるのなら
私どもの方はまったく問題ございませんので
それじゃぁその分1000ℓサイズのアイテムボックスは
所有数制限を掛ける上でも少しお値段を調整いたしましょう。」
そうして話を詰め、200ℓのマジックバクを50個
500ℓのマジックバックを10個、アイテムボックスを10個
1000ℓのアイテムボックスを2個作ることになった。
そうして拠点に戻り、
税金額に則った広さできっちり四角に開拓し直し柵で囲った。
チャリオットはこれから一緒に行動するのだから
マジックバックの作成も手伝うと駄々をこね
手伝って貰う事などないと突っぱねたが
それじゃ料理でも掃除でもなんだもするからとさらにごねられ
ふと思い出した。
そうだゲルにチャリオットの部屋を作らなくちゃ。
仕方なくゲルを設置し中に空間を付け足し扉を付け部屋を作る。
部屋の中は自分で好きな様にしろと丸投げして
その間にマジックバックとアイテムボックスの制作を進めた。
そう言えば自分の部屋も作ったけど
ついでだから
拠点のベットに使ったマットレスを採用しようかと考えふと思いつく
スライムゼリーのシートでウォーターベットって作れないだろうか?
撥水効果はあるけど水圧による耐久ってどうなんだろう?
水温調整ってどうしたらいいんだ?
そんな事を考えながら作業していたので
何だか容量に多少のばらつきが出た気がするが
そこは仕方ないよね・・・・・
読んでくださりありがとうございます。




