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海の家。

 日差しの熱さがどんどん強くなり、蝉の声もアブラゼミの声が多くなっていく時期・・・


学校では晶子も俺も無難に期末も赤点を出さずにクリアし終業式も過ぎ夏休みに入った・・・・


学生たちの夏本番の始まりだ。


青い海、白くはないが広い砂浜。そして燦燦と輝く太陽・・・


その下でカップルや親子連れがキャッキャウフフと楽しんでいる。


・・・・そんな中で俺と晶子はROSAがやっている海の家「ビーチハウスBluerose」でバイトをしている。


「はい、3番焼きそばあがったよー」「はい。」「7番生ビール2つと枝豆ねー」「はーい、」


「6番カレーとラーメン上がり、はい、かき氷のメロンとブルーハワイね。2つで700円。有難うございます。」


主に俺は調理の方と管理を担当。晶子は接客と配膳だ。


料理には経費が掛からない程度にひと手間加えた。


カレーは玉ねぎを細かく切った物を鍋で密閉し、無水カレーの要領でペーストを作り、最後にコーヒーとミルク、砂糖でコクと柔らかさを出し、種ごと擦った鷹の爪を入れて辛さにアクセントを加えた物にした。


焼きそばはソースを業務用のいつものを使い肉も豚のバラ肉を使うが何故かこれが美味く出来る。若干胡椒を聞かせ気味にして量を多すぎない形で焼く。


唐揚げは1回揚げて置きお客に出す前に2度揚げする。酢醤油のソースとタルタルも用意して南蛮っぽいメニューも入れた。こちらの定食も人気だ。


海の家の名前は洋風だが、メニューはあまり洋食感がない所がミソだな。


しかし、エアコンの無い暑い中に料理するのはまあ大変。衛生的な面もあり頭にタオルを撒いているのも余計に効いてくる・・・


配膳と清算は女性陣。貸し浮き輪、ボート、チエア、パラソルは男性陣の仕事。地味に貸し出しも少なくない。


1日男子3人、女子3人で大体11時から2時前までがピークでその時間だけ全員で動きあとは休憩を取ったり上手くローテを組んでいる。午後はやや暇になるので平日は2時上がりも2人いる。


「むっちゃん、海の家って忙しいんだね・・」「おー、やってみると違う目線で見えるからな、」


「まあ今日はうちらは2時で交代で2時からは遊びだな。」「ならむっちゃん、買った下着見せたげるね。」


「るらぽーと」で買った水着のお披露目です。


「まあ、この昼の地獄を過ぎてからだな。」「あー・・確かに地獄だねえ・・」


ビール、おつまみ、かき氷、ドリンク。そこに食事が入る。そして世間はそれなりに景気が良い為昼時は多忙を極める。


「はい、焼きそば4人前お願いします。」「はいよー、どんどん焼いちゃうわ。」「生ビール5番に2つ、あとヤッコも、」「はーい」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・


海の家はお天気仕事で雨の日が多ければ赤字確定のギャンブルな面があるのと海外旅行が一般化した為にお客の数が減っている。


その為、5年前と比較して陽光の海の家も5件あったものが2件になってしまったが逆に隠れた穴場的になっているためにここはお客も多いのだ。


逆に出店する数も減ったので権利も借りやすい。


ついでで言えばROSA関係なだけに人件費も安くお客もROSA絡みが来るので仕事もしやすいと言う。


これをはじめたのも「いさ君」であり、知り合い、先輩、地元の漁師とそれ系の人と上手くダックを組み商売化している。


「んじゃ休憩入るわー、何かあったら呼んでー、どうせ前の海にいっからw」「はいー」


前述の通りダックを組んでるだけにもめ事がほぼ0で、何かあっても「合法」な為に警察も呼べるは、地元の有力者も呼べるという素敵さ。平和なのですよ。


「むっちゃん着替えて来たー!どう?」「おー!可愛いじゃん、すっげえ似合ってる。」


こないだ買った黒のワンピースの水着は予想以上に似合っていた。


白い肌に黒ってのがまたいいんだな、これ。


ただ、この時期の流行のいわゆるハイレグ‥に近いカットだったりする。


「でも海の家には上掛けなきゃ行っちゃダメ!」


「なんで?」「お前の体は俺の物だからだよ。あいつらに見せるのも勿体ない!」


「むっちゃんも水着似合ってるよ。」「お前はいつも俺のトランクス姿見てるから見慣れてるだろ・・」


「お互い明るい所ではみないからねえw」「はははwんじゃいこっか、」


っと海の家のすごく大きい浮き輪を持って一緒に海へ行く。


そしてそこに罠がある訳で・・・・


「うわ、砂浜くそ熱い!!!!」


砂浜焼けてるのって・・あれ超熱いのよ・・・・そして波打ち際に行くと涼しくなるんだけど・・・


海の水温って意外と冷たい。


「うわ、つめた!!!!」「これ心臓止まる奴だわ・・」


・・・こうなる。最初プールに入るときのあれ・・あれなのだ。


晶子なんかマジ切れ。俺が水を掛けると・・「ちょ!やめなさいよ!!」と怒る位。


まあそれが過ぎるとキャッキャウフフなんですけど、


大きい浮き輪にに晶子を入れてぷかぷか・・・俺は晶子の浮き輪に手を掛けてバタバタ・・


波がたまに俺らに掛かり気持ち良い。


「あー、夏だなあ・・・・晶子去年まで夏って何してた?」「溝口家とか友達んちにたまってた・・・むっちゃんは?」「バイトとバイク」「あー・・・・」


「夏っぽい事してるのって久々なんだな、お互い。」「だねえ、」


「それにしても水着の晶子は可愛いなあ・・・」「お客さん、手を出しちゃダメですよ?」「ふふふ」


「あ、晶子、日焼け止め塗ったか?」「え?私焼きたいんだけど?」


「焼くと年食ってシミになって消えなくなるんだよ・・ついでで皮膚がんの原因にもなる。」「まじっすか」「まじまじ」


「で、日に焼けた後にセッ〇スするとヒリヒリしてそれどころじゃなくなるらしいからな・・・」


「まず風呂で地獄見るって・・・トシが。」


トシごめん、これ俺の体験談なんだわ・・・


「じゃダメじゃん」「気を付けた方がいいよ。」っとぷかぷか。


「むっちゃん、色々な女の人の水着見れて嬉しいでしょ?」「いや料理作りでそれどころじゃないな、」


「今は晶子の水着姿見てるのが仕事だw」


「ねね、そいえばあたし”毛”はみ出ててない?」「お前さ、ムードないねえ・・・」「際は剃って来たんだけどね、」


じっくり見るが・・「大丈夫だよ。」


「んじゃ海の家へ戻ろうか、」「了解、最後に毛のチェックお願いされるとは思わなかったけどな」


「むっちゃんだからねwいいんだよ。」「何がいいんだよw」


「お前のハミ毛とか他に見せちゃだめだよ、」「見られたら恥ずかしいねえw」


海の家で晶子は他の子に「水着似合ってるね」「いいね」とか言われてた。毛ははみ出てなかった様だw


男の方は俺がガード&ガンつけといたのでガン見とかは大丈夫だった・・・と思う。


戻ったらいさ君達&彼女ーズが顔を出しに来ていた。


「おー、石沢、頑張ってんなー」と来たので「一応結構出てんだけど・・・・これが今日のお勧め定食ですぜ!」と鳥南蛮定食を皆に出した。


「お!うめーじゃん!」っと絶賛された・・が、「なーんか海の家っぽくはねーなーw」とも言われた。


新メニュー作りはまだ続きそうだ・・・・


「晶子ー、ビール出しといて?」「はーい」「お通し代わりに奴も小さめで人数分ねー」


「・・・で、南蛮はねー、つまみにもなるのですよ・・」「ビールとヤッコお待たせです」


「んで、これはこないだ言ってた蛤の酒蒸し。作ってみたから試食で、」


「おー、ビールに合うな。」「でしょ?ちょっと洋食っぽくなった。」


晶子も同席してちょっとした酒盛りになった。


「なんか豪勢になったなー」「原価抑えてるから利益はかなり出てるよー」「おーすげえな、そういえば若葉の祭りお前らこねーの?」



あー、そういえば夏祭りの季節でもあるのよね。


「んじゃ夜駅で合流すっか。」「晶子一緒に行く?」「行く行く」


「げへへ、、おめーら夜もイクイクいってんだべw」「「・・・・」」


「いやいや、皆夏だけにこれから夜の蛤食ったりフランクしゃぶるんだべ?w」「・・むっちゃん下品!」「「「どわっはっはっはw」」」「このはまぐり潮吹いたわ!!てかw」


嫌ですねえ、酒の席はw・・・




・・てな訳で祭りに参加する事になった・・・・


















お蔭さまで10000PV行きました。


稚拙な文章をご覧いただき有難うございます。


この時代、「ヤンキー」とは言えフツーに恋愛はしていた訳で、なんかそっち系になって来てますねー。


よく考えれば恋愛ネタはヤンキー漫画でも定番っちゃ定番なんですけどね・・・



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