ウマ娘イナリワソも勝った東京大祭典!
取り敢えず太田7R「年忘れ特別。」
転生前の俺は物忘れが・・・・あ、これは違う、年忘れ・・・ね、
レースは7頭立てでちょっと寂しい。
パドックでは電光掲示板などと言う物はなく、手書きで馬の名前、騎手、馬体重が書いてある。
それを見て前走からの体重の変化、状態を見る。
1番人気は西船競馬の多部騎手の馬だ。
パドックでは雰囲気も良く見え、競馬新聞の印も多いので「まあ2着までには来るだろ」と思った。
買いは1枠から上手い騎手への3点流し、1-2,1-3,1-6を500円づつ購入。
「おばちゃーん、1-2,1-3,1ー6」「あいよー!」
この時代は口頭で馬券が買えたのであった。
地方競馬は結構ぐるぐるの一番人気は崩れる事は少ないのだが、今回は違った。
太田競馬場は前に付けるほど勝つ「先行有利型競馬場」なのだが多部の馬は先手を取れなかった。
「うわあ、多部、なにやってるんだ!!」
俺は酔っ払いたちに交じりヤジを飛ばす・・・・
「あれ?これストレス減ってない?w」どうも、ヤジはそういう効果があるようだ。
結果は3-5で決まり、多部は6着であった。
8レースは「千両特別」アラブ系のレースで8頭立て。アラブ・・って言う馬のレースだ。
サラブレッドより体が強いがタイムはサラより出ないため、レース数を確保したい地方はこのレースがまだ残っていた。
そして、たまにこのアラブ種からサラブレッドを負かす馬が出るのがマニアに受ける所なのだ、
牝馬(女の子の)の「アラブの魔女」イナリトウザイなどは呼び名も格好いいw
ここは2番人気で西船競馬の有力騎手で後にGRAの騎手たちからも「あの人は上手い」と言われる西崎騎手の馬から行く事にする。
調教師も栗原調教師であり、太田の有力調教師。5-7,6-7、7-8を500円づつ購入。
「これは大丈夫だろw」
結果、西崎騎手も先行できず、撃沈・・・・
「あ、これやっちゃダメな奴だ・・・・」3000円が消え、予定通りにメインのみの勝負にした。
賭け事はねー、負けてるとなーんかそれが続く気がしちゃう・・・・
その時は・・・・焼きそばです。
祭りの時も言いましたが、ソースの焼ける匂いは最強です。
そして祭りに負けず、競馬場の焼きそばの旨いこと旨い事。
前世の俺は地方競馬にドはまりしており、北の日高競馬、小山競馬場、前橋競馬場、西宮競馬場、大牟田競馬場と日本全国回っていました。
その競馬場のほとんどの焼きそばは美味でした。
行楽園の場外馬券売り場の焼きそばなんてさー、あれ反則だよ?あれw
「大盛り」ばかすか売れるんだもんw
今は無き「小山競馬場」なんか最終レース前に1皿100円になって入場も無料になるから近所の人買いに来てたしねw
(ところで、競馬場名ぼかす必要あるのか気になったがしておくw)
と、言う事で焼きそば食ってます。めっちゃうめー!!
2レース負けて、1レースが見・・・お金を掛けないで見るだけします。
「ああ、酒が切れて来た・・・」「おばちゃーん、モツ焼きカツ串とビール」
・・おっさん化が進んでます。
・・という事でとうとうメインレースの「第32回 東京大祭典」になりました。
パドックは人、人、人です。
俺は、ここだけは記憶を持っていました・・・・・
「大田の鉄人 的田 邦夫騎手の一番思い出に残る馬・・・カウンドダウン」
確か、記憶だとこのレースを勝っている「はず」で、この先の「河崎記念」では3連勝するはず。
それ以外の記憶はないです。前世競馬はじめたの23で的田の件なんかよっぽど昔だからねー。
他の馬が地元のいぶし銀騎手堀川の乗る1番人気太田の3冠馬 「ハナレオー」と 騎手で世界記録を持つ(中央でもそんなのいないのです)鉄人 佐々盛 武夫 と地方ながらGRAの馬とも芝で戦える2番人気「コウテツノホウコウ」と言う有力馬がいました。
コウテツノホウコウなど、GRAの「日本杯」で”コウテイルドルフ”の2着に入る実力を持つ西船の「ロックンサーベル」を負かしたこともある様な有力馬です。
「カウントダウン」は4番人気で8.6倍でした。
「4番人気かあ・・・これ、本当大丈夫なんかなー?」
それもそうですが、問題がもう1つありました。
外見はあどけなさの残る俺だけに、馬券売り場で単勝10万1点買いは買う時も払い戻しを考慮してもあまり良い物ではありません、
だって対面販売なんだもの。目立つよ?当時の11万1点買いなんて・・・
なので売り場を替え替え、1万づつ11枚買いました。
酒代負け金、残りの電車代考えて残金1万円って所です。
しかし、勝てば約100万、分散する事で高額払い戻し者の為の払い戻し所を回避する事も出来ます。
レースの時間が近づいてきました・・・
バドックから本馬場へ馬たちが出ていきます。ろくでなし達の希望を込めて。
「西崎!負けたらころ・すぞ!」とか「堀川ー、お前来ないとオケラだぞ、俺」とか「的田ーお前は来るなよ」とか優しい声援が飛びます。
俺はろくでなし達のあふれる競馬への愛をみて思わず涙しました・・・・
「ああはなりたくないなあ・・・・・」と・・・
そして、その10分ほど過ぎた時、なんか昔っぽい「謎のファンファーレ」が鳴ってレースが始まりました。
「スタートしました!ほぼ揃ったスタート」・・息を飲むろくでなしや酔っ払い達、
馬場は良馬場。まだ昔ながらの綺麗じゃない砂はパサパサで馬の蹄で砂ぼこりが舞います。
多くのろくでなしや酔っ払いどもの前を馬たちが通り過ぎます。大迫力です。馬もそうですがヤジもです。
東京大祭典はダートの3000メートルのレースで日本では最長のダートレースです。
ウマ娘で言えば「イナリワソ」何かが勝ってて「イナリワソ」は荒馬記念も勝っていて両グランプリを勝っている唯一の馬だったりします。
先行馬鹿一代と言われる的田騎手は「カウントダウン」を前に出しハナを切ります。それを見るように「ハナレオー」・・いい位置です。中団に「コウテツノホウコウ」がいます。これ以外には3番人気「ウメオドリ」がいて、それも先行体制です。
太田3000はコースを2周回ります。馬は淡々とコースを回り、また、ろくでなしに「砂ぼこりを掛ける」様に前を通り過ぎます。。
ろくでなし達は淡々とヤジを飛ばしながらそれを見ます。
「ああ、俺はなんて言う人たちに紛れ込んで競馬してるんだろう・・・」
所々が酒臭いです。ちょっと小便の匂いもします。酒飲みすぎで漏らしたんでしょう・・・・そしてコースからはちょっと馬のUN・KOの匂いが・・・
こんな所とても晶子を連れては来れません・・・
レースは3コーナー手前から動きます。
中団からどんどん進出して前を伺う「コウテツノホノウ」前まで4馬身ってとこでしょうか?
先行体制から「カウントダウン」に並びかけるように進む1番人気「バナレオー」・・・
4コーナーを過ぎて最後の直線です。
先頭は依然「カウントダウン」ですが、「ハナレオー」もどんどん接近してきます。
太田の直線は386メートル。結構長いのです。荒馬の仲山より・・・・
的田に鞭を入れられ突き放そうとする「カウントダウン」徐々に近づく「ハナレオー」・・・・
「コウテツノホノウ」は足色が悪く、この2頭の一騎打ちです。
「堀田くんな!堀田くんな!堀田くんな!」俺は呪文の様に唱えます。
そこで的田が必死に追い「カウントダウン」が「ハナレオー」を突き放しました。
「おおおおおおおおおお!まーーーーーとーだーーーーーーーー!!!!!!」
拍手歓声と怒号が鳴り響きます・・・・
「堀田ーし・ねー」「金かえせー」・・とかねw
結果、的田騎乗の「カウントダウン」に勝利の女神が微笑みました。そして俺にも・・・・・
「うおおおおおおおおおおお!!!」おもわず雄たけびが出ます。
酔っ払いが俺に声を掛けます「兄ちゃんいくら勝ったんだ?」「単勝1100円分です」ここで本当のこと言っちゃ駄目です。実際は約100万戻りですから・・・
「うっひょー、これで車代と教習所代でるな・・・」「あと河崎記念も何とか大丈夫だな、これ・・・」
残念ですが、後の脳内の記憶はオグリキャップまであまりありません、
ま、何にせよ結果俺は95万と言う大金を手に入れる事が出来ました。
これ大人の記憶あるからいいけどさ、高校生で95万もってたら怖いだろねーw
窓口閉まる前に速攻でキャッシュカードに入れときました。
「良かった、転生がここまで影響なくって・・・」
普通列車乗り継いで来た俺は、見事帰りは特急のグリーン車で帰ってきました。
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次の日、
終業式の日にクラスで千恵や和樹に、
「むっちゃん酒臭い・・・なんかおっさん臭いな(ね)」と言われまくった。
なので晶子迎えに行く前にコロンばんばん付けたのは晶子には内緒だ・・・
ついでに銀行口座から郵便貯金の6カ月物にいくらか移した。だって定期で3%利子付くんだもん・・・・
2ep続いて競馬ネタでした。
実は、ROSA幹部連はGRAの競馬が大好きでしてね?当時はGRAも電話投票もない時代で馬券売り場もない。
でも、何故か競馬新聞は売っているのです。じゃあ、どこで馬券買うの?と言えば、「非合法の買う場所」がどこの町にもあったりしたのです。
町々の「非合法の方々」が取り仕切って「レースの販売」を行っていたのです。
ちなみに、掛け金は後払いでちゃんと取られましたが、払い戻しを渋る・・とかそう言う問題があった事はありませんでした。
その業界も何だかんだ信用第一なのです。
時代が変わり、ソフト面では電話投票が出来、ネット投票で気軽に投票が出来てハード面では「馬連」「馬単」「3連単」等を作った為にどんどんその「販売」は衰退していきます・・・
ある意味「資金源潰し」なのでしょう。
後、調べたら金利・・めっちゃ高いです。




