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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 低殺傷兵器  作者: 橋本 直
第四十八章 誠は『漢』になったのか?
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第195話 この場に居ない功労者

『何がおかしいんだ?神前』 


 突然誠の右腕の携帯端末がしゃべりだした。そしてその声は明らかにかなめのものだった。


「西園寺さんですか?」 


 耳に付けられたままの感応通信機にかなめの声が響いた。


『他の誰が今の会話に突っ込みをいれるんだ?それとかえで、おめえまた神前のこと襲いやがったな……色情狂の妹を持つと苦労が絶えねえぜ』


 不機嫌そうなかなめの声に誠は頭を掻いた。それを見てアメリアはにやりと笑った。カウラは面倒に関わるのはごめんだと言うようにそのまま近くのパトロールカーの回りに群がる捜査関係者の方へと歩き出してしまった。


「身動きとれずにじっとしている気分はどう?」


 アメリアは心底面白いという表情でそう尋ねた。 


『アメリア……あさっては覚えてろよ』


 誠の端末から響く声に誠とアメリアは目を見合わせて笑っていた。


「とりあえず終わったんだ……」 


 事態の中途半端な収拾は腹に据えかねたがただとりあえずの決着を見たことに対する安心感が誠を包み込んでいた。そして睡魔が再び誠を静かな眠りへと導いた。



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