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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 低殺傷兵器  作者: 橋本 直
第四十八章 誠は『漢』になったのか?
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第191話 覚醒の後の目覚めとどっきり

「……なんだか温かい……この柔らかい感触は?」 


 廃病院の中庭の仮設ベッドの上で誠は目を覚ました。時々誠の視界を赤い回転灯が照らす。すでに千要県警、司法局実働部隊警備部は到着しているようで捜査官や武装した警備部員が慌ただしく行き来するのが気配で感じられた。


「起きたかい……こちらも起きているようだね。立派だ……初めて見るが数多くの男のものを見てきた僕もこんな素敵なものは見たことが無い」 


 誠は頬に触れている柔らかく温かい感触がかえでの巨大すぎる胸であることに気付いて飛び上がった。そしてかえでにより脱がされたパンツを履き直しかえでの報に情けない視線を送った。


 そこには全裸のかえでとその様子をビデオで撮るリンの姿が有った。


「かえでさん!あんたはなんて格好してるんですか!」


 驚いた誠の言葉にかえでは妖艶な笑みで笑いかけた。


「誠君。君がついに『漢』になったと聞いてね……居てもたってもいられなくなった。僕の花弁も蜜が止まることなく君を待ち受けている。さあ、愛し合おう!」


 かえではそう言うと誠に向って覆いかぶさってきた。そのままかえでが強引に誠の顔に近づいて唇を奪おうとする。


「待ってください!このシートの隣には人が一杯いるんですよ!そんなところで!アンタは何をしようとしているんですか!」


 必死になって抵抗する誠だが、かえでは誠の人並外れた腕力を上回る力で誠を組み伏せた。


「いいじゃないか……僕達は美しい。僕達の愛し合う姿もまた美しい。人には美しいをもの見る権利がある。だったらすべての人々の祝福を浴びながら愛し合うのもまた悪くない」


 かえではそう言うとキスを諦めて誠の制服を脱がしにかかった。


「やめてくださいよ!これは強姦ですよ!」


 誠は欲望の赴くままにはだけた誠の乳首を吸って来るかえでに向けてそう叫んだ。


「誠様。ここはすべて男の欲望の赴くままにかえで様をむさぼられるのが一番かと」


 撮影を続けながらリンは静かにそうつぶやいた。


「……やめ……やめてください……」


 夢中になって誠の上半身を舐めあげるかえでに向けて誠は理性を保ち続ける限界と戦いながらそうつぶやいた。



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