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第182話 困難に直面するサイボーグ

「恐らく日本刀の男と連れの法術師は『廃帝』ですね。それに司法局実働部隊……難しい任務です」 


 『廃帝』と言う水島の知らない言葉になんと返すべきか水島は悩んでいた。


「はあ」 


 淡々と話す大男の言葉を聞きながら水島は静かに四階の階段を下りきったところで身を伏せる大男に合わせてしゃがみこんだ。


「あなたはこういう任務には慣れているのですか?」


 不安を紛らわすには話をしているのが一番だ。水島が今考えているのはそれだけだった。


「法術師の相手となるとこれが初めてです。それ以前の任務に就いては回答を控えさせていただきます」


 大男の言葉には抑揚が無くあまりに機械的だった。


『こいつは普通の軍人じゃない……おそらく米軍自慢のサイボーグ兵士か……』


 水島はそんな事を考えながらゆっくりと前進する大男の背後について静かに廊下を進んだ。


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