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後編:課題

文字数が前編の倍くらいになっております。あらかじめ御承知おきくださいませ。

*****


2人の教師と4人の生徒は、とある部屋にやって来た。部屋の中には、バスケットゴールと、花も草もない土が剥き出しの花壇がある。


「さ、これが1つ目の課題です」


「1つ目?」


トムが首を傾げると、マリアが説明を始めた。


「課題は全部で4つある。地・水・火・風のいずれかの属性魔法を使って、指定された時間内に課題をクリアしなければならない」


「魔法を使った課題ですか」


ウォルフはこれなら楽勝とばかりに辺りを見渡した。ちなみに魔法のトップ成績は、ウォルフとリカルドが相譲らず競っている。


「そうです。地・水・火・風全てを揃えています。君達は4つともクリアしなければなりません」


「で、1か月以内に4つ全てクリアできれば、出席日数が優遇されるんですね?」


エミリーに対し、マリアが肯定した。


「そうだ。他に質問は?」


「課題に取り組む時は1人でなければなりませんか?」


リカルドからの具体的な質問にアインが答えた。


「可能な限り1人で取り組んで、1人でクリアしてください。手助けしたり手助けを受けることは構いませんが、その時点で互いの出席日数優遇条件が消えます」


つまり複数で課題をクリアした場合、課題はクリアしたことになるが、出席日数優遇条件はなくなる、ということだ。


これは是非とも頑張らねば!こんなおいしい話は滅多にあるものではない。


4人は俄然気合いが入ってきた。やる気まんまんの生徒達に、アインはにっこり笑った。


「さて、ここの地の属性魔法の課題は、誰から取り組みますか?」






*****


じゃんけんで決めた結果、地の属性魔法の課題は、負けたトムが最初にすることとなった。


「で、先生。どうやるの?」


「まず、そこの花壇の土を使って、バスケットボールを魔法で作ってください」


アインの指示に従い、トムは花壇に近寄り、土でバスケットボール大の球を作った。魔法で固めるのは難しい土だったが、いつもより4倍くらい集中すると上手くできた。


「できた。これをどうするの?」


アインはバスケットゴールを指差した。


「それを使って、スリーポイントシュートをしてください」


「……………は?」


驚いたのはトムだけでない。他の3人の目も丸くなった。


「いいからやれ。真面目にやるんだぞ」


マリアがトムを促す。


真面目にやれったって、これのどこが課題になるのかさっぱり分からない。確かにボールを作った時は難しくて、これが課題であることを感じたけれど。

まあ、いいや。

トムは無造作にスリーポイントシュートを放った。


結果は、失敗だった。




「トム。真面目にしてください、とマリア先生が言ったのを聞いていなかったのですか?あ、エミリー、そこから離れてください」


アインが困った顔でトムをたしなめた。

だって、とトムが反論しようとしたとき、部屋のどこかで大きな金属音が響いた。続いて壁の中で作動音が発生した。


ジャキジャキーン!!


直後、4面ある壁のうちの1面から、剣が一斉に出現した。

一番近い場所にいたエミリーはアインの忠告と壁の異変に気付きすぐに離れたので、好運なことにかすり傷一つ負わなかった。


「うわ、何だ?!」


トムの顔から血の気が引いた。


「10分以内に、スリーポイントシュートを100本決めろ。それを6セット繰り返せば課題クリアだ。ちなみに、1セット達成できない都度、この剣が生えた壁が押し迫ってくる。万が一6セット全て達成できなかった場合は、この剣山壁に挟まれて串刺しになる。ああ、スリーポイントシュートのラインの内側には入れないようになっているから、逃げ場もないしズルもできんぞ」


マリアの説明に他の3人も顔面蒼白になった。トムは既に目を潤ませている。


「む、無理っ!?」


「大丈夫です。セットとセットの間は、一時停止ボタンを押せば休憩できる仕組みになっています。万が一怪我をしても、マリア先生か私が治癒魔法をかけますから、安心して課題に取り組んでください」


アインとマリアは治癒魔法のエキスパートでもあるから、確かに命を失う危険は少ないのかもしれない。だが、痛いのや恐怖は、ハッキリいってお断りだ。

というより、命がけの課題だ。


「さて、次の課題の説明をしますので移動します。マリア先生は、しばらくトムのサポートをお願いします」


いきなりトムを放置することがなかったことに3人は安堵した。

しかし。

3人の胸には、とてつもなくイヤな予感がひしひしと迫ってきていた。






*****


アインと3人の生徒が次に訪れたのは、化学実験室だった。


「ちょっとここで待っていてください」


アインはそう言うと、化学実験室と化学教師室を繋ぐ扉をノックした。


「ヤン先生。連れて来ましたよ」


3人は、イヤな予感が当たったことに肝を冷やした。

化学教師のヤン。人呼んでイケメンマッドサイエンティスト。扉を開ける音が、罪状を告げる裁判官の槌の音に聞こえた。


「おお、待っていたよ〜。さ、こっちだこっちだ」


白衣を着たイケメンマッドサイエンティストが、化学実験室の一隅にアインと3人の生徒を先導した。


「ではヤン先生。課題の説明をお願いします」


「りょ〜か〜い。では生徒諸君、こちらに注目!」


ヤンが示したのは、真っ黒な液体、それに試験管・フラスコ・ビーカーを組み合わせたものだった。


「実はね医師の友人に頼まれて、純粋な水、つまりH2Oを作っているところなんだよ。ただ、条件があってね」


ヤンの指が示した先は、真っ黒な液体だった。


「この液体から純粋な水を分離させて、それを核に30立方メートルの水を、魔法ででもいいから作ってほしい、と言われている」


試しにピンポン玉くらいの核を作ってみて、とヤンに促された3人は、顔を見合わせたあと。


「「「じゃんけんぽん!」」」


勝負は一瞬で決まった。ウォルフの負けである。


ウォルフは渋々と黒い液体から水を分離させるべく魔法を使った。

液体の粘度は高く、不純物がかなり多い。いつもより3倍くらいの時間をかけてウォルフは水の核を作った。水でできたピンポン玉を掌のやや上で維持させる。


「おお、さすがに魔法だと純度が高いっ!で、その核を元に水を作って。あ、水はひとまずビーカーの中に入れて」


ウォルフは核を媒体に水の魔法を発動させた。

が、なかなか上手くいかない。何かに遮られて水を作れない。呼ぶこともできない。


「〜〜〜っ!?」


やがて水のピンポン玉は形を崩し、集中力が切れたウォルフの掌にかかり皮膚を濡らした。


「やっぱりココがネックかぁ」


ヤンは後頭部を掻いた。


「物理上の実験でも上手くいかないのですか?」


「そうなんだよ、アイン先生。おまけにこの液体から作った核は、何故か10分過ぎると黒い液体に戻ってしまう。物理実験で作れた水は5立方メートルが最大だ。だから魔法での実験に切り替えたくて助手を頼んでみたんだけど、この分じゃ物理実験に戻した方がいいかな」


「いえいえ。どうぞどうぞ、ウォルフを存分にこき使ってやってください。魔法では一・ニを争う生徒です。期待に応えてくれますよ。こちらの実験の助手が無理と分かったら、開発中の新薬の人体実験にでも使ってください」


アインは爽やかに穏やかでないことを言い放った。


「アイン先生?!これ、難度高すぎです!」


ウォルフの訴えをアインは笑顔で退けた。


「私はできないコトを生徒にさせるつもりはありませんよ。ああ、ヤン先生は、毎日この時間帯の1時間だけが御都合が良いので、この時間帯に来て30立方メートルの水を作ることにトライしてくださいね」


「くそぉっ、じゃんけんなんて大嫌いだっ!!」


ウォルフの罵声を背に、アインと2人の生徒は化学実験室をあとにした。






*****


アインと残る2人は、学園の温室にやって来た。緑と花に覆われた、生徒にも教師にも人気の高い、癒され和む、憩いの場である。


「見かけ穏やかだけれど、油断しない方がいいわね」


「そうだな」


エミリーとリカルドが連帯感を強めている間に、とある花壇に到着した。


「ここは風の属性魔法の課題場所です。まずは、花壇を見てください。青い小さな花をつけた草が見えますか?」


見ると、青く小さい可憐な花をつけた草が花壇のあちこちに散在している。


「この草は長年雑草扱いされていたのですが、最近になって実に薬効があることが発見されたんです。で、ここからが課題なのですが…どちらがやりますか?」


アインは2人を見比べた。エミリーとリカルドは視線を合わせたあと同時に頷き、じゃんけんした。エミリーの負けだった。


エミリーはこの世の終わりのような顔でアインの傍に寄った。


「この草は、人の手で受粉させないと実がつきにくいのです。なので、風の属性魔法を使って、上手く受粉させてください」


意外に簡単そうな課題で、エミリーは拍子抜けした。


「ただし、受粉に失敗すると、ちょっとしたハプニングが起こります」


やはりそうは問屋がおろさなかった。アインはリカルドに、火の属性魔法をいつでも放てる準備をするよう命じた。


「よく見ていてくださいね」


アインが風を起こした。くだんの草がさらさらと揺れ動いた。

その直後。

エミリーの体が宙に浮き、一気に天井付近まで上昇した。

エミリーの胴の辺りを、緑色の大きなものが咥えている。エミリーの胴から足に、粘ついた液が幾筋も流れた。


「きゃ…きゃあああああっ?!」


エミリーの悲鳴で我に返ったリカルドが、手に火球を生じさせ、緑色のものへ投げつけた。緑色のものはまだエミリーを離さない。続けて2発目。エミリーの体の高度がガクンと下がったが、緑色のものはエミリーを離さない。4、5発と連続して命中させていくと、ようやくエミリーの体は自由になった。頭から落ちそうになったところを、咄嗟に受身をとったのはエミリーならではだった。


「せ、センセイ…あれは、なんだったタノデスカ」


エミリーはぜいぜい息をつき、地面に座り込んだままアインに尋ねた。


「あれは食人植物です。ちなみに名前はまだありません。あの青い小さな花に特定の花粉を受粉させると、あの食人植物になります」


「…アイン先生…先に言っておいてほしかったです」


あれのどこがちょっとしたハプニングだ!危うくおいしく食べられるところだった!エミリーの抗議に対し、アインは肩をすくめただけだった。


「百聞は一見にしかずです。で、あの青い小さな花は、同種の他の花の花粉でないと実を結びません。そして、あの青い小さな花に、あの黄色、橙色、桃色、白い花の花粉を受粉させると食人植物に変化します」


エミリーはざっと花壇を眺めた。

黄、橙、黄、桃、青、白、橙、桃、黄、橙、白………。

青い小さな花より、黄色、橙色、桃色、白い花の数が圧倒的に多い。

そんな危険な花粉を持った草花を侍らしたままにしておく学園の気がしれない。


「なぜこれらを引っこ抜いていないのですか?」


エミリーの心中をリカルドが代弁すると、アインは苦笑しながら顎鬚を撫でた。


「この環境の中でしか実が育たないらしいのですよ。まあ、これからの研究に期待しましょう」


さあ行きましょう、とアインがリカルドを促す。

エミリーはまだ大事なことを聞いていなかったことに気付いた。


「あ、先生。きちんと受粉したかどうかは、どうやって判断したらいいのですか?」


「花が受粉後すぐに大きくなり、ハート型の実を結びます。それで判断できますよ。それと、受粉させる青い小さな花は、この花壇だけでなく温室のあちこちにあります。頑張ってできるだけ多く受粉させてくださいね。クリア条件の量は、実を100個です」


繊細なコントロールが必要な課題のようだ。


リカルドは、自分もいずれクリアしなればならないこの課題に戦々恐々とした。







*****


学園の転送用魔法陣を使ってアインとリカルドがやって来た場所は、吹雪が荒れ狂う雪山だった。


「ここが、火の属性魔法の課題場所です。あそこ、ここ、あちこちに民家があるのが見えますか?」


アインが山の麓を指差した。確かに、民家が点在しているように見える。


「麓の村には、21戸の民家があります。火の属性魔法を使って、30分以内に、全ての民家の暖炉に火を灯してください。これが課題です。範囲魔法が一切使えませんので、地道に足を使って地道に移動し、地道に火を灯してくださいね」


このあときっと、"ただし"という接続詞が続くに違いない。リカルドはヤサグレながら予想した。残念な事に、予想はやはり当たった。


「ただし雪男がやって来て暖炉の火を消したり君の進行を妨げたりします」


「分かりました」


どうやら雪男に備えて、攻撃態勢を維持しながら火を灯していかなければならないらしい。気合いを入れるため、リカルドは自分の頬を掌で甲高く打った。


「雪男は1人とは限りませんから、くれぐれも気をつけてください」


「………」


「それと、火を灯していくのは、1時間30分のうちの2回チャンスがあります。挑戦時間の30分間のうち、1秒でもいいので、21戸全ての民家の暖炉に火を灯している状況を作ってください。もしクリアできなければ、寒さで怒り狂った村長によって凍った湖へ寒中水泳に連行されます」


「………」


こうなると、地の属性魔法の課題が一番マシだったような気がする。


「頑張って全ての課題をクリアしてくださいね。マリア先生も私も、皆さんの力を信じていますよ」


己のじゃんけんの強さを嘆いているリカルドに向かって、アインはにっこり微笑んだ。






*****


課題開始から3日後。


「アイン先生。雪国の村長から電話がありました。今日も課題未達成のため、速やかに暖炉の火を灯してくださいとの事です」


「分かりました、3時間後に向かうと伝えてください」


「アイン先生。ヤン先生が、新薬の人体実験の許可を、念のためアイン先生とマリア先生の両方からもらいたいそうです。どう返事しますか」


「明日返事しますと伝えてください」


「アイン先生、温室管理委員会から苦情です。焦げ臭い匂いがずっと続いているので、消臭してほしいとの事です」


「自分達で何とかしてくださいと伝えてください」


「アイン先生、トムが腕に筋肉痛を起こし怪我をした。治癒魔法をかけたが、本調子に戻らない」


「マリア先生の魔法ででも、ですか。ちょっとダメージが大きいようですね。私もこれからトムに魔法をかけましょう。今彼はどこですか」


授業終了後の貴重な時間を使って、アインは次々と仕事を片付けていった。






*****


陽が沈み、夜空に星が瞬く時分。4人はトボトボと帰途についていた。


「はあ……シュートのしすぎで腕が痛い……」


トムが腕をブラブラさせると、ウォルフは嘆息した。


「トムはまだ良い方だぞ。俺は明日から新薬の実験台にされる……」


エミリーも俯いた。


「わたしは受粉の失敗回数が減らなくて。食人植物に食べられそうになるのも、火で攻撃していやな匂い嗅ぐのも、もうウンザリ……」


リカルドは大きなくしゃみをした。


「私ももう、雪男にタコ殴りされたり寒中水泳するのはゴメンだな…」




「このままじゃ、課題がいつになってもクリアできないな。バイトできなくなる」


ウォルフが溜息をつくと、エミリーも同意した。


「そうなのよね…あ〜あ、わたしがあと1人いたらなあ」


「私もだ。くそっ、雪男達がいまいましい」


特に今日は、あと1軒というところで雪男達に阻まれ、タイムオーバーとなった。リカルドはかなり悔しかった。


「ああ、核を維持している間に誰か水を作ってくれたらなぁ」


ウォルフはたそがれた目で星空を見上げた。




エミリーは俯いて考えに没頭していたが、やがて意を決した。


「ねえ、ウォルフ。出席日数優遇は惜しいけど。協力し合わない?」


ウォルフはポカンとした。美少年てどんな表情もさまになるのね、と場違いなことを感じながらエミリーは続けた。


「1人でクリアするのは難しいわ。課題が1つだけならともかく、4つでしょう?命がいくつあっても足りないし、バイトを続けられなくなるかも。クリア時期の見込みがたたないんだもの」


「……確かに」


ウォルフが口元に手を当てた。リカルドも首肯する。


「そうだな。優遇条件にこだわるより、早急に課題の全クリアする方が現実的だな」


「僕、もう少しで課題クリアできそうなんだよ。1人で頑張れる」


トムの反論に、リカルドが再反論した。


「課題が1つだけならいいけど、4つで、しかも全属性だ。このまま1人でやろうとするよりは、皆で協力して課題クリアする方がいい。貴重なバイトの時間や家族の世話が減る一方だ」


属性魔法は、人によって得手不得手の差が大きい。例えば、リカルドは土の属性魔法は得意だが、風の属性魔法は苦手だった。トムは火の属性魔法を得意とし、土の属性魔法を苦手としているから、リカルドのいわんとする事が十分に理解できた。


「出席日数優遇は魅力的だけれど、そこにこだわっていたら俺達にとってマイナスになる」


「そうね、じゃあ、明日、先生達に相談しましょうか」


「うん。あ〜あ、今日も家庭教師のバイトに行けなかったな。クビにならなきゃいいけど」


「学問のトップ成績者で引く手あまたのトムが何を言ってる。家庭教師のバイトには、私も少し期待しているんだ、頼りにしているぞ」


はじけるような笑い声。4人は以前よりまた少し仲良くなって、それぞれ自宅に足を向けた。







【国立第5魔法学園第132期生:Bクラス生徒に関する秋期レポート(抜粋)】


3.リカルド、トム、エミリー、ウォルフの4名について


(経緯)

上記4名は家庭の経済的理由により、当学園の奨学金制度を利用し登校している。

その他、家計の足しにしようとバイトをしているため、成績は非常に優秀であるものの、出席日数が不足しがちである。

また、クラスの生徒に打ち解けておらず、4人だけで行動している。

なお、個々の能力は非常に高く学園中でもトップクラス。ただし団体戦においては、4人とも中の下の成績であった(各生徒の個人・団体成績については、資料3.Aを参照)。

このように、個人と団体つまり組織行動との成果には大きな差がある。


(適用カリキュラム)

10月事件、貴族院特別裁判、体育部規則改正、教職員の人事異動について、上記4名が当初「加害者」として関わっていたため、これらに対する処分に代えて、カリキュラムαを実施した(各事件の詳細は、資料3.Bを参照)。

カリキュラムαは、コミュニケーション力の改善を主目的として開発されたプログラムである。


(結果)

カリキュラムαを実施した結果、次の3点において効果があった。

・冬期団体戦でいずれも優秀な成績をおさめた。特に魔法団体戦の成績は、4人が属するグループは賞の獲得数が抜きん出ていた。

・魔法戦における状況判断力が向上した。特に、臨機応変の行動を必要とする授業において顕著な向上がみられた。

・出席日数が増加し、クラス内の向学心の上昇に寄与した。互いに学び、教えられて、全体の底力がアップした。


(今後の課題)

・怒るとすぐ手が出る傾向にある。これに関しては、冬期に主担任又は副担任による個人面談により改善予定。

・改善の目処がたたない場合は、カリキュラムβを適用する予定。


(所感)

・カリキュラムαは、難度の高さ、生命の危険の高さから、実力の高い生徒にしか適用できないのがデメリットである。実力の高低に応じたカリキュラム開発を望む。



※報告者※

主担任:アイン・ダイク

副担任:マリア・イワーノヴァ




《完》







最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

お楽しみいただけましたら幸いです。

御感想お待ちしております。


( ´ ▽ ` )ノ



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